青空エクスプ レス

日本ではオンリーワンの手書き地域雑誌『あおぞら』の編集発行人を経て、室戸市の政治を監視する改革派議員三期目。絵馬修復師。

元行政職員の議員だって、不正に賛成しなきゃ応援しよう

2017-08-08 | 政治家のあり方
 地方議会の話です。

 その議員選においては最低限、善悪の区別ができる優秀な人物を出し当選させないと、まちは徐々に廃れていきます。それは、市長が提出する不正な議案に議会の三分の二の議員が賛成して通してしまう不公正な室戸市議会をご覧いただければお分かり頂けるだろう。

 地方議会の議員選挙においては、悪いことはわるいと判断でき、正しいことは正しいと判断できる有能な人物を立候補させるよう住民が動いたり、またはそんな人が自発的に勇気を以って立候補すること。そして、住民はそういう見識と品格と自分を捨てて住民のために働ける人を議員や首長に推し、当選させることです。

 そうすれば、人口減少やまちの衰退にブレーキはかからなくても、間違いなく不正な政治は行われなくなります。

 ではなく、室戸市では立候補した人に首長や議員として働くだけの能力がないことが解っているのに、「あいつには義理がある」とか、「親戚だから」とか、「友達だから」とか、「友達が頼みにきたから」とか、「メジカを持ってきたから」とか、「米をくれたから」とか、「飲み食いさせてくれたからとか」、中には「お金をくれたから」と言う例もあるが、住民がそんな程度の低い候補だと知っていながら投票し市長や議員などにさせてしまうから、いつまで経ってもこの土地がよくならないのです。

 もっと端的に言うと、自分の得ばかり考えている議員として相応しくない人間だと分かっておりながら義理立てして応援なんかするから、被害を受けるということです。

 そんな時、市民はよく「元市職員ばかりで、いいのか」と言っている。私も二期目の22、23年ごろまでは不正な議案に賛成する元市職員の議員が目立ち、そう思っていた。

 でも今任期はその考え方を変えた。元市職員の議員が市長の不正や無駄な大型公共工事の事業案に反対姿勢を見せているからです。本会議や委員会において議案に反対するには勇気がいるが、ちゃんと反対しています。特に、昨年の室戸市議会9月定例会の総務文教委員会において無駄な公共工事としか言えない事業案を批判し採決で反対した議員が3名いて、委員長の私の裁決権を持って否決した時には、そう強く感じたものです。

 結果は残念ながら、閉会日においては、市長が出してきた議案はすべて賛成すると決意(?)している議員らによって賛成多数で可決してしまいましたが、傍聴席に事業賛成派の住民が約60人ほど押し寄せ睨みを利かせていた中で私と共に反対した元市職員の議員の態度は実に立派だと感じました。

 現在、室戸市議会には元行政職員の議員が7名います。その中に正しいものの見方と賛否をなかんずく正しく判断できると思っている議員はいます。ですがその残り半分の議員は、行政が違法や不正を行っていても改めさせようとせず逆に市長が行うその不正な議案を批判もできず応援している議員。又、先ほども言ったように、定数13名の議会全体でいいますと、不正な議案などに賛成している議員は三分の二います。それについては、その議員の皆さんがよく理解されているでしょう。

 その議員らには公正な判断力と決断力がないのか、それとも「議案に反対なんかすると後で悩まんといかん、全議案に賛成したら面倒くさくない」と考え無批判で賛成しているのか、「寄らば大樹の陰」と議会に議案が提出される前から方向を決めています。そこに“沈思黙考”などない。いわば議案の中身は関係なしに、恥も外聞もなく“無条件降伏”している。

 勿論、こんなだから、住民から負託された職務責任なんかこれっぽっちも果たしていません。なんたって、地方自治法に違反している議案や「国保料は値上げしません」という市長よる公約に違反した議案にも何一つ市長を批判するでもなく全てに賛成してきたんだから、そう指摘されても仕方がない。

 かつて私は「元行政職員が議員になっても違法や不正に賛成するだけだ」と考えていて、元市職員が議員になることに反対でした。でも、最近になって、不正に反対できる議員が出てきたことを見て、元市職員が議員であってもいいと思い始めています。悪いことではないと思っている。法令を正当に順守し、併せ、何が正しいか何が正しくないかの道徳的観念を以ってまちの政治に関わればの話で、行政が行っていることに逐一、チェックを入れ、誤りや時代に合わない事業や運営があれば指摘し、改めさせるべく働く。それが出来れば、元行政職員が議員になったって、何も悪いことではない。

 それを忘れ、議会において元いた組織である行政(市長や職員)を庇い立てなんかするから、「あいつら元市職員の議員は住民のために働かない、悪い議員だ」と言われてしまうのです。それが、市民から「市職員が議員になるのは天下りだ」と言われる所以です。

 つまり、地方議会の議員になる人は元市職員の議員だって、一般社会で働いていた議員だっていいんです。彼らだって議場にいる口の悪い議員から「お前ら、元いた役所の仕事を批判できるのか。自分たちがやってきたことじゃないか」と批判され、役所が行う不正に対し厳しく言えないことも多々あろう。そういう質の悪い議員には「立場変われば品変わるという言葉を知らんのか。行政のチェックを頼まれたからその責任を俺は果たしているだけだ。文句があるか!」ぐらい言ってやればいいんだ。でも、そうやって圧力を受けてそこで折れてしまったら、議員の仕事もお仕舞い。その壁を勇気を持って乗り越えてこそ、市民から評価される議員となる。そこが境目です。「不正はいかん」「不正は許さん」と思い発言し決断できるようになったら、私は元市職員が市会議員になってもよいと今は思っています。

 一つ付け加えておきたいが、選挙で選ばれたことを指してよく「民意」とか言います。元市職員が選ばれることも「民意」ではある。でも勘違いしてはいけない。「民意」とは、選挙で選ばれたことが「民意」ではなく、有権者は「これから四年間懸命に働いてほしい」と願い投票しています。このことを考えれば、これこそが「民意」。もうかなり前になるが、一度、当選した議員が不正や違法な議案に賛成していることを見て記事で「それでいいのか」と批判した時、私のブログに「元市職員の当選も民意だ」と匿名の投稿があった。私は即刻、その匿名の男に向けて「民意とは当選して怠けていていいということではない。四年間懸命に働いてほしいというのが民意だ」と叱りつけてやった。その後、何も言ってこないところを見ると、ようやく民意の意味が解ったようだった。

 「民意」とはそういうもの。だから、元市職員の議員であろうと一般社会で働いていて議員になった人であろうとみんな、「住民の意志」「「住民の願い」である「民意」を大事にしながら議員の職を勤めてほしいものです。

 このことについての結論です。

 全国の皆さん、元行政職員の議員だって、不正に賛成しなきゃ応援しようじゃないですか。


 議員が持っていなければならない精神についても書き添えておきたい。

 全国の地方議会には「自分にとって何が得か」で動く地方議員は掃いて捨てるほどいるが、元々、そういう人間は議員になんぞなる資格はない。地方議員として一番大事なのは、「法令順守」と「道徳的観念」を以って住民から負託された職務を休まず忠実に遂行すること。この二つの精神に欠ける人は議員になってはならない。

 「道徳的観念」というと難しいから「道徳心」と言い変えよう。

 政治における「道徳心」とは、①何が正しいか正しくないかを判断し決意できること、②発言や行いが正直で誠実であること、③人間味を以って住民のために尽くそうとすることをいいいます。

 論語にある。

「不義にして富み且つ貴(たっと)きは、我に於いては浮雲の如し」(※「正しくないことをして儲けたり出世したりするのは、私にとっては空に浮かぶ雲のようなもので、どうでもよいことだ」の意)の心境に至らねば、正しい政治など解るものではない。 

 繰り返すが、この「法令順守」と「道徳心」を以って誠実な政治活動をしていれば、元行政職員の地方議員であっても、それを“天下り”とは言いません。少なくても私は。ですが、この「法令順守」と「道徳心」の二つを無視して違法な議案でもなんでも賛成などしているから、「元市職員だったあいつは、天下りだ」と住民に後ろ指をさされることになります。 

 但し、これもそんな議員が悪いんじゃなくて、全ては住民が悪い。そんな不正な事業に賛成しかできない無能な人を選挙で議員に選んでしまった有権者がね。

 全国の皆さん、メディアが報道していることもそうですが、地方行政と地方議会が行っていることのすべてをそのまま信用するのもやめましょう。市長村長や市町村議員の中には裏で住民をだますようなことを平気でやっている人がいることを知っておいてください。


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