青空エクスプ レス

日本ではオンリーワンの手書き地域雑誌『あおぞら』の編集発行人を経て、室戸市の政治を監視する改革派議員三期目。

「民進党」から「希望の党」に行くのは、変節の極み

2017-10-17 | 政治家のあり方
 大和大学政治経済学部講師の岩田温氏は、こう指摘する。

 <希望の党の候補者を眺めてみると、まことに不思議な思いがする。「排除」が悪いのではなく、むしろ「排除」が足りないのではないかと思えるのだ。

 昨日まで集団的自衛権の行使容認に反対し、護憲派として議論を展開していた人々が、今日は、安全保障関連法に賛成し、憲法改正を支持するというのだ。

 無論、生き残るためだろうが、あまりに醜悪だ。希望どころか絶望の念が込み上げてくる。>


 私もそう思う。

 昨日の産経新聞ニュースにはこういうのもある。←(クリック)

 こういう小川純也候補などはいわば“造反組”で、天に唾を吐いているようなもの。民進党時代は「憲法改正に反対、安保関連法案にも反対」と言っていたのに、当選しやすそうだと考え「希望の党」にお願いして公認をもらった。その時には自身の信念を変え、「憲法改正に賛成、安保関連法案にも賛成」とする誓約書に判を押して立候補した。それが、大人気でまたブームが起こり「希望の党」が圧勝すると思っていたのに立憲民主党ができたことなどもあり人気がなくなって自分の当選も危うくなると、また「憲法改正に反対、安保関連法案にも反対」と叫んでいる。

 愚かな男だ。自分に先を見る力が無いがために今の状況があるんじゃないか。そんなに云うんだったら、なぜ無所属か立憲民主党に行かなかったんだ。そのほうがもっと人間として筋が通っているだろう。自業自得だ。希望の党で当選しても、多分、選挙後の野党再編の動きに乗って離党し、立憲民主党に行くんだろう。


 高知県の小選挙区高知1区にも「民進党」から「希望の党」に移った、大石宗候補がいます。

 高知県議会の民進党県議を務め衆院選に二度出馬したが、残念ながら二回とも落選した。

 その後、平成27年4月の立候補者17名の室戸市議選において、大石氏はH候補(落選)を積極的に支援。市内の四国銀行前で行ったH候補の街頭演説に応援弁士として参加して、「(他の候補には投票せず)H候補に投票してください!」と連呼したことが市議選後に発覚。選挙後、その市議選に立候補していた私だけでなく、他の当選議員からも大石氏は反感を買っている。

 そして、今回の三回目の衆院選出馬は「今度こそ何とか国会議員になりたい」と考えたのか、民進党に所属してこれまで長く訴えてきた安保法案反対や憲法改正反対など左寄りの主義主張をかなぐり捨て、保守政党の「希望の党」に公認申請を出し、同党から出馬しています。

 岩田氏が指摘するように、大石候補はこれまで「集団的自衛権の行使容認に反対し、護憲派として議論を展開していた」。それが、希望の党に行った途端、街頭では「安全保障関連法に賛成し、憲法改正を支持する」と発言しないと反党行為になるから、そう演説をしているのでしょう。

 それとも、小池代表と交わした誓約書の内容を無視し、自党の「希望の党」の政策を無視し、安保関連法案のことと憲法改正のことについては一切口にせず、当たり障りのないお茶を濁すような演説で聴衆をけむに巻いているのか。

 又、こうも思う。

 比例区で当選すれば「私は最初から憲法改正と安保関連法案には賛成でした」なんてごまかしはつき、それを終生貫き通せばそれはそれで世間から受け入れられるであろう。だが、もし落選したらその後はどの政党に入りどのような主張を繰り返すのだろうか。今度はかつての民進党と同じ政策と主張をしている立憲民主党に入り、「集団的自衛権の行使容認には反対で、以前から憲法改正にも反対でした」と、またもや前言を翻すのだろうか。

 私は今回、左派の「民進党」から保守の「希望の党」に移った候補についてはこのように見ているが、全国の有権者の皆さんも私と同じように見ているのではないか。「あいつら信用ならない」と。

 岩田氏はこういう状況を「醜悪」と指摘するが、私は一言、「節操がない」と思いながら見ている。


 人間は揺らぎない心と揺らぎない精神を持たねばならない。

 それが「信念」だが、男は一本筋が通った行動をしなければ人から馬鹿にされます。

 政治家は特にそうだ。この前まで「左」と言っていたのに少し状況が変われば今度は「右」と言うようでは、有権者は信用しないし、それまでの信用も台無しにしてしまう。

 民進党の議員や新人ら左翼志向を持った者たちは、今回の衆院選では小池人気にあやかろうと保守政党の希望の党に鞍替えして立候補しているが、実に節操がない。誰が見ても愚かしく、軽々しい。だから、戦況を見ての通り、そういう候補には国民の人気が集まらず、「左」を貫き通している立憲民主党の人気が高いが、それは政治家になろうとする者たちの「信念」が問われている証だといってよい。立憲民主党のような「左」でこの国を守れるかと言うとそうではないが・・。

 橋下徹前大阪府知事はこのような候補に対し、次のように厳しく指摘する。

 ライブドア・ニュースから ←(クリック)

 <(前略) 当選するためだけに希望の党に来たチョロネズミが、小選挙区では落選しながら比例復活したらややこしい。こういう連中は自分に実力がないにもかかわらず、議員バッジを付けたとたん、偉そうないっぱしのことをほざく。おそらくこういう連中が党の結束を乱し、希望の党の勢いが弱いと見れば、まずは小池さんの看板のすげ替え、代表の交代を目論む。それでもダメなら、どこの党にいるのが一番当選しやすいかを考えて、党の移籍を目論む。比例復活議員は簡単に移籍はできないので、残存民進党参議院議員や立憲民主党と合わさる新党結成を考えるのか。ここまで来たらもう茶番だけど、これがチョロネズミ議員の実態で、こういう連中が野党にいる限り強い野党は誕生しない。

 こういう連中を小池さんにはズバッと斬って欲しかった。(後略)>


 手厳しいが、橋下氏がおっしゃっていることは至極当然のことで、私も同感だ。

 政治を目指す人間には「信念」が必要。この「信念」があれば、あっちへ行ったりこっちへ来たりはしないものだ。そういう政治家になろうとしている人間を橋下氏は「チョロネズミ」と言っているが、当人さんたちには腹立たしいかもしれないが、的を得ている。

 「物事を得か損かで判断して動く奴に碌な人間はいない」の教えもある。

 人生は若い時から夢を持つことは大事だ。だが、自分に基本となるものが備わっていないのに、分不相応に「国会議員になりたい」「代議士という偉い人になりたい」なんて夢を手に入れようとしてもなかなか実現しないし、知人と親戚以外には共感が得られないだろう。

 苦労もしないで大層なことを考えるから他人の痛みが理解できないんだから、政治を目指す前にもっと一般社会の中で色んな人生経験を積み、人生を学び、大いに揉まれることが大事。楽に世渡りしようとせず、つらい仕事に従事し没頭する。こう指摘すれば先の市議選後に私に一喝されたときのようにまた言い訳ばかり言い募り抗弁するだろうが、衆院選後はそこが自らの欠点と認めることから始めなくてはならない。

 そのような下積みがあってこそ、他人の痛みや辛さが少しづつ理解できてくるものだ。
 
 政治家になる前に、苦労して働きながら一般社会のルールや礼儀を学ぶこと。

 政治に口を出すのはそれからでも遅くはない。人の世(日本の現状)と人の心(人心)を知ってからでも遅くはない。

 そして、左志向で議員になろうと思っても、この日本の政治は成り立たないことを知る必要がある。左志向の政治家ではいつまで経っても国民の心、県民の心をつかむ(支持される)ことができない。この国は何十年たっても保守政党を軸に動いていくことを身をもって知ることだ。


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