青空エクスプ レス

日本ではオンリーワンの手書き地域雑誌『あおぞら』の編集発行人を経て、室戸市の政治を監視する改革派議員三期目。絵馬修復師。

大型公共工事の途中に追加工事を提案する癖がある室戸市

2017-06-22 | トップのあり方
 毎度毎度、大型公共工事の途中に追加工事を議会に提案する特異な体質の行政運営を行うのが、室戸市。

 ほんとうに呆れていますし、議員控室では野党的立場にいる友人議員(3氏)だけでなく、他の与党議員までもが「ほんまに追加工事が多いなあ」と呆れ顔。

 一年ぐらい前だったか、こんなことがあった。

 大型公共工事を行っている途中にまたもや追加工事が議会に提案されたもんで、議会の大綱質疑で厳しく問うた。閉会後、釈然としないまま三階に降りてくると廊下で副市長を見たので、ちょっと声を掛け、この点をどう考えておられるのか聞いてみた。

 私「室戸市が中学校や小学校の改修工事を行ったり新しく公共施設を建設するなど、億単位の大型公共工事を行う時、その工事の中頃が来ると必ず5000万円前後の『工事請負契約の変更』と銘打った議案が議会に提案されていることは知っての通りですが、あれらは全て『追加工事』よね。

 だが、それらの追加工事を行う個所の大半は、当初の工事計画の中に含めて入札して議会に提案すべきもので、新たに工事個所を見つけて追加工事を行うこと自体、室戸市の計画性のなさと無能ぶりをさらけ出すようなものよ。

 室戸市はなぜこのように大型公共工事を行うたびに毎度毎度、追加工事が議会に出てくるのか。なぜ、その追加工事分も含めて当初計画として入札し、議会に提案しないんだ」。


 このように問い質しました。

 副市長は何かと言い繕った後、最後にこう漏らした。

 「そういう追加工事はどこの市町村でもやっていることです」。

 副市長は忘れてはいないでしょう。間違いなく、最後にそう言った。

 そんな考え方は容認できないと思い、私はこう言ったはず。

 「こんな不適正な事業運営をどこの市町村でもやっているわけがなかろう。それに、例えどこの市町村もがやっていることとしても、室戸市は室戸市だ。他の市町村がやっていても、不適正なことであるのは間違いないんだから、うちはうち。『他の市町村は大型公共工事のたびに追加工事を計画して議会に提案しているが、うちの室戸市はそういう不適正なことはやらん』とすべきではないか」。

 私から厳しい指摘を受けた副市長は、いかにも「しつこいなあ。いっつもやりようことやきん、えいやないか」という顔をし、踵を返して副市長室に入っていった。

 私はその後姿を見ながら、「これまで違法であろうが不正であろうが強引に事業や行政運営を進めてきた市長や副市長にいくら物事の道理を教えても無理か」と思いました。


 そして又、今議会も旧椎名小学校改修工事等に関係する工事の2200万円余りが追加提案された。

 私は昨年9月議会に提案された同公共事業計画案には反対したが、今回のウミガメ等の飼育用プールに使う海水ろ過機械室の改修等工事費(1413万円)と、施設に付随した周辺整備の域を出ない施設への進入路工事費(795万円)、東屋新設工事費(1930万円)の提案には、許容範囲の周辺工事であることと、施設本体の工事がすでに進んでいることを考え、疑義を持ちながらでしたが賛成しました。

 今後においても、グラウンドを駐車場に整備する工事費や施設内部の設備備品等々が議会に提案され、この旧椎名小学校改修事業の工事費総額は5億5000万円を超え、6億円に余ると考えています。

 建設業者と大阪の団体のために計画立案した十年もすれば破たんするこの事業に反対しているからといって、私は椎名地区住民に対して何もするなと言ってきたわけではありません。

 最終的には総額が6億円を超すだろうこの計画は、建設業者と大阪の日本ウミガメ協議会のために行うもので、私たち4名の議員はその点に反対しています。ですが、そうするのではなく、椎名地区住民のために総額3億円ぐらいで、一つは消防屯所の高台移転として「防災コミュニティーセンター」を、もう一つは集会所移転の意味で「集落活動センター」を新たに建設すること。それに関連して廃校となっている旧椎名小学校の校舎は全て取り壊し、グラウンドの土地は地権者にすべて返還すべき。そう訴えてきた。

 そうすれば、これも巨額にはなるが4億~5億円もあれば周辺の整備はすべて終わり、地権者に何十年と払い続けてきた学校敷地に対する借地料支払いも終了し、将来的に展望すれば室戸市の負担は軽くなるのは明白だ。

 しかし、室戸市長は、その道を選びませんでした。

 自分は近く室戸市との関係を終え一般市民に戻れば責任は免れることを見越し、地権者に借地料を支払い続ける道を選んだのです。つまり、市内各地に施設をたくさん作って在職中の自分の成果を一つでも多くすることを優先させ、退職を見越し、“後は野となれ山となれ”と考え、室戸市が将来抱え続ける財政負担の軽減から目を背けたといえます。

 我々公務員の立場にある人間らは、よく考えなくてはならない。

 今年4月現在で12300人の室戸市の人口は、国勢調査のたびに1700人づつ減少しています。だから、5年後の2012年には10600人、10年後の2027年には8900人、15年後には7200人、20年後の2037年には5500人と減少の一途をたどります。間違いなく。

 そう減少し続け、わずか20年後で5500人の町となるのに、室戸市はやがて“不良債権化”する土地や建物に一つ一つ“ケリ”を付けていく知恵も才覚も無いまま、地権者への借地料を今後も払い続ける道を選んだということです。

 (地権者は市から賃貸料をもらい続けたいから、市に何とか借り続けてもらえるよう手練手管の策を講じるのは当たり前の話で、市は「そんな無駄な公共施設はいらん」という多くの市民の声を聴かず、その人たちの話の方を選択しました)

 だから、経営感覚の乏しい人が組織のトップになんかなると、こうなるという証拠。何の将来展望も無いまま、「いまさえよければえい」とばかりに市長職を勤めていますが、こういう「5年後の室戸市はこうなる」、「10年後に8900人の町になったときは市の財政はこうなるから、今からこうしておこう」という展望がない人が市長では、ダメ。

 もし市長が「俺には将来展望があるが」と言われるなら、こういうやがて市民の税金を垂れ流すことになる無駄な公共事業は、建設業者やその業者と深くつながった議員からどのような圧力を受けてもハッキリと拒絶し、やらないことだ。

 命を取られてもいいじゃないか。どうせみんないつかは死ぬ命だ。

 私のようにいつも正義の道を歩んでいれば、死んだ時に金は残らずとも、名誉だけは残るぞ。


 唯、私がこの施設改修工事に対して反対の気持ちが強いのは、無駄な公共施設改修工事としか見ていないこの事業においてだけでなく、平成18年12月に小松氏が室戸市長に就任して10年5か月になるが、室戸市はその間ずっと、大型公共工事を行っている途中に5000万円~1億円と巨額の追加工事を議会に提案していること。数件の小学校改修、数件の中学校改修、火葬場新築に絡めて。

 やっていることがすべてなし崩しに市民の税金を無駄な公共工事に投じていて、顔はいつも市民の方ではなく建設業者の顔色ばかり見て市政運営を行っている。そういわれても仕方がなかろう。

 そこで、今議会も疑わしいし、当初計画にそれら追加分の工事計画を含める知恵や判断力の無さを誰かが厳しく指摘しておく必要があると考え、常任委員会での議案審議の時、担当課長に質疑を行った。

 私「この工事だけでなく、室戸市は大型の公共工事を行うたびに、その途中でこのように追加工事を計画し、議会に追加工事の議案が提案されます。この追加工事も新たに入札をするでもなく、本体工事を行っている業者に丸投げをする形だが、その行為はどのような法的根拠があって行えるのか。その方的根拠を示していただきたい。「本体工事が行われている場合、途中で追加工事があっても、新たに入札を行う必要はなく、工事を行っている業者に継続的に工事を行わせることができる」などという法律があれば示してほしい」。

 担当課職員は契約書の内容を述べたが、私は「契約書は業者と市との取り決めでしかなく、その契約書は何かの法律を基に書かれていると思うので、その法律を探してきて、「第何条を根拠にして」と示してほしい。いま答弁できなかったら、この後の議案の審議中に調べて、最後に再度委員会に来て答えるようにしてください」と求めた。

 そして、約1時間後、観光ジオパーク課の職員3名が再度入室、課長から「地方自治法第167条2第1項第6号を根拠に随意契約を行い同じ建設業者に工事を請け負わせることとしています」と答弁があった。

 私も、毎回のように追加工事が議会に出てくるのは不適正だとの考えは変わらないが、それに関し法律的根拠があるとなれば致し方ない、答弁を了とし、この議案に賛成することにした。

 で、その法律的根拠です。地方自治法第167条2第1項第6号について。(随意契約できる場合の定義)(1号~5号、7号~9号は省く)

 第6号・「競争入札に付することが不利と認められるとき

●同一構内において(隣接地は含まない)工事を施工中、当初想定していない事由により他の工事を必要とするに至った場合などで、これを同一請負人に施工させることが有利であると認められる場合。


(※注:これを「法的根拠」として答弁した課長でしたが二日後、この内容を公共事業に詳しい議員に話したところ、「その答弁は間違っている。契約変更は随意契約にはならない」と指摘を受けたことから、私からこのことを課長に伝えた。課長はそれを認め、議長と委員長に答弁が間違っていたことを伝え、30日の閉会日の開会前に再度、産業厚生委を開いてくれるよう要請。そこで課長は上記の答弁を全て撤回、新たに「変更契約に係る契約書の第19条を根拠とします」と答弁を行い、無事に閉会日の本会議を迎えることとなった)

 「この法律があるから」といって、室戸市は大型公共工事のたび、途中で追加工事を計画市議会に提案しています。

 市民の皆さん、そして全国の地方政治に関心が深い方々はこれらの話を記事で見て「全うな方法だ」とお考えか、それとも「不適正だよなあ」とお考えか。私は「如何に法律が容認していようとも、不適正だ」と明言できます。なぜなら、国が決めたこの条項は、本来は“常とう手段”とすべきものではなく、“緊急避難的”に活用すべき条項だと私は理解します。

 つまり、100か所の工事を当初に計画すべきものを、市長や市職員やコンサル(設計業者)の知恵足らずや判断力の欠如があるからこそ、当初計画では70か所の工事しか入札に掛けず、それで工事が始まると“後で気が付くなんとやら”で、「こりゃいかん、あと30か所の工事箇所が出てきた」と気付いたものだ、と批判されている。

 だから、国の法律は室戸市の不適正や不手際を庇ってくれたとしても、市民感覚からすると「お前ら何やっているんだ。毎度毎度、途中で追加工事を行っているが、おかしいじゃないか」と批判されても仕方がないし、批判されて当たり前だ。

 ま、室戸市民の皆さんは私のブログで市長が不正な選挙や違法な施設建設工事を行ったと知っても腹を立てない人ばかりだから、市長にすれば安心でしょうが、私だけは絶対に許すつもりはない。不正な政治が続く限り、戦い続けると決めている。


 最後に。

 副市長は私に対し、「そういう追加工事はどこの市町村でもやっていることです」と言ったので、今日、高知県東部の議員さんにちょっと聞いてみた、本当にそうなのかと。

 安芸市議会議員曰く、「安芸市は時に大型公共工事の時、追加工事が行われることもあるが、室戸市のように毎回毎回、工事の途中に追加工事を計画して工事費が議会に出てくるなんてことは無いですよ。室戸市は、いつもそうか?」。

 そして、北川村の親しい村議に聞くと、「うちの北川村じゃ、そんな追加工事なんか、ないぞ」と言います。

 だったら、「どこの市町村でもやっていることです」と私に言った副市長の弁は、単なる言い逃れのウソだったということになる。どこの市や町や村が工事の途中に追加工事を計画しているのか、もう一度、副市長に確認する必要がある。

 室戸市議会では、録音を取っている議場でも市長や執行部は平気でウソをついているから、議場外ともなると、更にウソをついていることは大いに考えられる。

 私は思うに、安芸市や北川村の首長や職員は工事計画を立案する際、工事個所の事前のチェックと判断が厳密に行われているが、室戸市はその事前のチェックが甘いのだと理解した。工事計画が決定した後も、市長が「この外壁は内部に本当にクラックは入っていないといえるのか」、「この機械室は改修せずに使えるのか」等々、市長が最終チェックを行い、ゴーを出すぐらいの判断力と首長としての責任感が必要だ。

 市長にそういう責任感が欠落しているから、このように毎度毎度、何の臆面もなしに、公共工事の追加工事案が議会に出てくるといえます。

 これら、今の室戸市政の状況を見ていますと、来年11月の室戸市長選には新しい市長候補を立てて、公正・公平な、法律と市の条例を良く守って正しい政治を「ふつうに」行ってくれる市長を選ばなくては、今のままではほんの十年もすれば市民みんなの生活が破綻してしまいます。

 室戸市で選挙に出たことのある人で「市長になってほしい」と希望する人はいませんので、候補の基本は、これまで一度も選挙に出たことのない人物。

 そして、国の法律と室戸市の条例や規則を良く守り、公正で公平な、適正で道徳的な政治をしてくれる、そんな当たり前の政治ができる人を市長に選びましょう。

 以上が、私のささやかな願いです。


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