青空エクスプ レス

日本ではオンリーワンの手書き地域雑誌『あおぞら』の編集発行人を経て、室戸市の政治を監視する改革派議員三期目。絵馬修復師。

国の法律も指針も無視する室戸市は間違っている

2016-06-22 | 議員活動
 17日に開会した室戸市議会6月定例会も昨日で一般質問は終わり、今日は議案審議をする「大綱質疑」。

 5月に臨時議会を開会し5議案を審議したこともあり今議会に上程されている議案は9議案と少ないことと、質疑の少ないことで有名な室戸市議会ゆえ、もしかしたら審議は昼過ぎには終了するかとも思っている。

 20日(月)に行った私の一般質問を傍聴してくださった方はご存知でしょうが、室戸市においては法律や国の方針など全く無いがごとしの政治運営であるとお分かりいただけたのではないか。

 私は3月議会において「室戸岬に来られる観光客の皆さんから『この室戸岬には土産物店がないですね』という声を聞く。その土産物店を整備する考えはないか」と質問。それに対して市長の答弁を代読した観光ジオパーク課長は「室戸岬は国定公園の規制があるから施設建設は困難だ」と答弁した。

 これについては、私がかつて発行していた地域雑誌『あおぞら』の平成7年6月に「荒ぶる土佐の室戸崎」の特集を組むにあたり県自然保護課に行き自然公園法の規制について取材したことがある。

 「自然公園法では国定公園内においても公益上必要と認められる建築物であって、当該地域以外の地域においてはその目的を達成することができないと認められるものの新築、改築若しくは増築にあってはこの限りではないと規定されています」。

 県の職員からこうお教えいただいたことを記事にした。

 平成7年だから、今から21年も前に私はこの自然公園法について記事にして出版、少なくても高知県東部地域全体に情報公開していました。

 であるが、3月議会では、私が21年前に発行したこの本で「新築も可能」と情報公開したことを知らない小松市長と観光ジオパーク課長は、この環境省の自然公園法とそれに関する審査指針でこのように示されていることも全く知らずに、単なる知ったかぶりで「自然公園法で国定公園の特別保護地区には新築はできません」と答弁した。

 市長が室戸岬に重点投資する気がないこともあって、室戸岬に土産物店を整備する考えがないのは市長の裁量であり、それは致し方ないとは思っている。

 であるが、法律や国の指針を知らない行政関係者をこのまま放置していたら更に法令を無視した政治がこれからも室戸市に住む人がいなくなるまで続くと考えた私は、6月の今議会において、この室戸岬への土産物店などの公共施設建設が可能か不可能かについて問いただすべく、今回、質問を用意した。

 質問の概要はこうだ。

 「3月議会で私は『室戸岬に土産物店がないとの観光客の皆さんの声をよく聞く。民営か市営かは問わない。土産物店を整備してはどうか』と市長に問うた。それを課長が代わって、『国定公園内だから新たに建物を立てることは困難だ』と答弁した。困難だということは例外もあるということだが、本当に新築はできないのか」。

 こう事業決定権を持つ市長に対して質問した。

 するとまた、事業決定権のない課長が出てきて、「自然公園法があって建築はできない」と答弁した。

 そこで私は再質問を行う前に、「自然公園法の審査指針によると新築も可能」とした法律の資料を市長に渡したうえで、再質問を行った。その資料が次の記事、地域雑誌『あおぞら』の平成7年7月に発行した8月号(№58)です。(記事の中の1ページですが)

  

 平成7年6月に地域雑誌に掲載した県職員からお聞きした自然公園法の環境省の審査指針をとうとうと解説した後、「これでも室戸岬に土産物店は建設できないのでしょうか」と市長に答弁を求めた。

 市長はひとこと、「私は室戸岬に土産物店を作る考えはありません」と答弁した。

 市長はこのように室戸岬に土産物店などを新築できる法律を議場で初めて知って内心驚いたであろうが、その上でこう判断し、政治方針を決定した。このことから言えることは、小松室戸市長は室戸岬に重点投資することよりも、7キロも遠くの廃校を改修工事することや9キロ先の廃校を改修工事することのほうが室戸市の観光振興には効果的だと思っているということです。

 ま、これはこれで室戸市長の方針だから致し方ないと認めるが、室戸市としては愚かな方針であることは否定できない。室戸市の観光のメッカである室戸岬に重点投資せず、建設業者の仕事を作ってやるためだとか県外の団体のためだとか言って7キロや9キロ離れた場所に市民の税金を浪費することが如何に無益であるかが解っていない。

 これでは、室戸岬の観光、引いては室戸市の観光に効果が上がってくるわけがない。一言で言って、まちのリーダーの判断としては、愚かです。

 併せて、室戸市長を見ていると“反面教師”として、

 政治家は頭脳もそうだが、徳や信頼も大切なのだと痛感させられる。

 (※「徳」とは、品性、善や正義を貫く人格的能力のこと。法令を遵守しない政治家はこれに欠ける)

 自分を市長選に引き上げてくれた恩人との約束を反故にし、市長になっても何度も違法や公約違反、不適正な事業運営を行うなど市民をも裏切っており、すでにまちのリーダーとしての信用は皆無の状態だ。ある宗教関係者はこの人をまた次の市長選に引っ張り出そうとしているそうだが、いったい何を考えているのやら。


 次に答弁した課長の答弁はこうでした。

 「増築と改築はできますが、室戸岬に新たに建物を建てることは不可能です」

 3月議会では「困難」と答え、6月議会では「不可能」と答えた。「困難」の意味は「難しいが出来ないことはない」という意味だが、これが「不可能」となると「絶対にできない」となり、意味為す点が違ってくる。

 この答弁の違いを比較してみると、観光ジオパーク課長はこの違いが理解できないまま適当に答弁していることが解る。

 しかも、この答弁は市長の許しを得て行ったものではなく、「法律なんか関係ない」と思って発した、いわゆる「持論」。こういう法律を無視した発言を市長が黙認したことになる。これが今の室戸市の市政運営である。正しいか、間違っているかは市民の皆さんだけでなく、このブログを読んでおられる世界中の皆さんがお分かりだろう。 

 観光ジオパーク課長のこの答弁は議会閉会後、課長らの中でも問題視している声があった。

 「環境省の自然公園法の審査指針では可能と規定されているものをたかが小さな自治体の課長が不可能なんて言うのは間違っている」と。

 賢明なる市職員の皆さん、その通りです。彼の態度は明らかに不遜であり、地方公務員として間違っています。

 余談になるが、Y議員の発言をめぐって紛糾し休憩になっていた時、何を思ったのかこの課長が私の議席のところにやってきたので、一喝してやった。「審査指針の内容を知ってたかのように答弁したが、それならなぜ3月議会でそのことを答弁しなかったのか。とにかくおまえの言うことは信用ならん!」と。

 ま、平成27年1月のこと、市議選に出ようと考えていた市民のブログに脅迫のコメントを送った(地方公務員法違反で懲戒免職になるべき事案)ぐらいの市職員だから、誰が何を教えてやってもわかる御仁じゃないことは確かで、心を入れ替えて誠実な仕事をするように改めなければ、そのうち痛い目を見ることだけは間違いなさそうだ。


※電子情報誌「青空エクスプレス」のアクセス数は、6月22日(水)付けGooブログランキング(2534095ブログ)中、2401位でした。
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1 コメント

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お話を伺いたい。 (田舎ライター)
2017-03-14 12:05:18
初めまして。田舎ライター(ペンネーム)と申します。高知県在住のフリーランスのライター・記者です。昨日室戸ジオパークを取材する機会があり、ガイドの方から室戸市の行政に関する不満を聞く機会があり、室戸市の行政上の問題点について調べていたところ、貴サイトを拝見しました。私も最近、ブログで始めて、いろいろと情報発信していこうと考えているところでして、一度お会いして、お話を伺いたいと考えています。大変不躾ではありますが、ご都合を伺えれば幸いです。

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