青空エクスプ レス

日本ではオンリーワンの手書き地域雑誌『あおぞら』の編集発行人を経て、室戸市の政治を監視する改革派議員三期目。

クライマックス・シリーズ制度は廃止すべき

2016-09-18 | 文化・芸術・スポーツ
 (セ・リーグの1位の広島と2位の巨人の差が16.5ゲーム差、3位の横浜との差が20.5ゲーム差となったが、この2位と3位はまるで最下位のチームと言ってもよいぐらい勝率の低いチームです。もしこのようなチームが広島に勝ち日本シリーズに出ることになれば、一年間1位となるために頑張ってきた広島カープが救われません。
 このような理由から私は、日本野球連盟が制度化したこのクライマックス・シリーズには大反対ですので、数日前に書いた記事を再度掲載します。地方政治改革だけでなく、プロ野球の制度改革にまで口を挟ませていただこうと思う。「ダメなことはダメなものです」)


 セ・リーグも広島カープが優勝して、一段落しましたね。

 小生、小学3年生の頃からのジャイアンツ・ファンですので、昨日の試合なんか、腹が立ちっぱなしでした。

 戦犯は、まず不安定なピッティングだったマイコラス、そして6回のチャンスに打てない村田、8回のチャンスに打てなかったギャレット、守備も打力も二軍レベルの辻。それと、5月からずっと岡本が一軍に上がってきて活躍することを待ち望んでいるが、二軍で活躍している岡本だけは一軍に上げない高橋監督の采配も首を傾げっぱなしです。

 一見、“知将”のようにみえるが、腕組みをして黙って“観戦”をしていたら知将ということではない。

 4月から9月までベンチで腕組みをしたままでベンチ内の選手を鼓舞するような姿勢がない高橋くんは撃たれてベンチに帰ってきた党首やチャンスに三振してベンチに帰ってきた打者を横目でチラ見する光景など見ると「打てないのや投手が打たれて成績が悪いのは選手のせい」と考えている節があるが、私は「チームの成績が上がってこないことや勝てないことの半分は監督のあんたに責任がある」と言ってやりたい時がこれまで何十回もあった。

 打順を毎日コロコロと変えた昨年の原監督のやっていることは明らかに「迷い」であり、今年の打順を変えない高橋監督の考え方は正しい。

 であるが、組織の長とは、組織に属する人間たちの先頭に立ち、指揮・指導し、そのものたちの職務を鼓舞する役目も担っているものだ。試合時間の3時間から4時間、ベンチの後方で組織の長がずっと押し黙っていては野球にならない。況してや、スポーツだ。役所の仕事ではない。ベンチにいる全員がやる気やファイトを表に出さなくてどうするんだ。その役目がトップの仕事だろう。

 地方議員は「たかが議員、されど議員活動」だ。野球も「たかが野球、されど野球」。腕組みをして哲学的に苦悩しながら戦うものではなかろう。組織に属している人員の一人が成績が上がらなければ、試合中であっても、一言言葉をかけるだけでも肩の力が抜けて、次の回から持ち直したり、次の打席でホームランを打てることもある。

 2位でありながら首位と15ゲーム差という、シーズンによれば首位と最下位とのゲーム差となってしまった今シーズンの巨人軍の不成績は、明らかに高橋監督の「暗さ」からきている。シーズン当初からマスコミへの対応がいかにも面倒くさそうで冷たいことから“慶応ボーイのおぼっちゃん”と書かれることもあるが、周りから見るとこのマスコミへの冷たさが勝利への情熱の希薄さとみられても仕方がないと思う。

 巨人ファンである私にとっては、あの8月24日の勝っていた試合を菅野が6回に広島に4点を取られて逆転負けした試合と、翌日25日にこれも勝っていた試合を9回に出てきたいつも不安な投球をする澤村が3点を取られて負けた試合、この二つのだらしない負け試合で優勝はないと悟った。

 そうして、セ・リーグは昨日、広島が二位の巨人との差を15ゲーム差をつけ、独走状態で優勝しました。

 巨人ベンチの暗さと比較するとあの広島ベンチの溌剌さや元気さや負けじ魂というものは、他の5チームにない素晴らしさで、これらのチームは広島から学ばなければならない。

 
 さあ、そこで、本日の記事です。

 議会が開会したところですが、今日は小休止して、3年前に異議を唱えたプロ野球のクライマックス・シリーズ(CS)について、もう一度書いておきたい。


 これからは日本シリーズの前に行われるクライマックス・シリーズ(CS)に注目が集まってきますが、毎年この時期になるとこの制度には首をかしげる。

 セリーグとパリーグがそれぞれの1位と2位と3位の中から1位を決めてそれをリーグの1位とし、セリーグとパリーグで日本シリーズを戦う。

 だが、セとパのシーズンの日程が全て終わって日本シリーズまで半月ぐらい両チームの選手が実践から離れてしまいゲーム感が鈍るという理由と、シーズンが終わってから日本シリーズまでの空いた期間も興行収入を得たいという理由から、日本野球機構は利害が共通するプロ野球選手会の協力を得て2007年のシーズンから制度を開始した。

 私が「おかしいぞ」と思うのは、CSシリーズ全体ではなくて、今年のように2位のチームが1位のチームと15ゲームも離されている場合や、3位のチームが1位のチームと20ゲームも離されていながら、わずか5試合や10試合のトーナメント戦(CSシリーズのこと)に勝ち残るとリーグの1位チームとして日本シリーズに出場して戦うことです。

 本当にこれほど不可解な制度は日本広しと言えど、他にはないだろう。

 
 ウイキペディアには、CSシリーズ導入までの経過を次のように記してある。

≪クライマックス・シリーズ(CS)導入の経緯

 元々はリーグ優勝・日本選手権シリーズ進出決定後の消化試合を出来る限り減らすことを目的に、2004年から2006年の3シーズンの間、パシフィック・リーグではシーズン上位3球団によるトーナメント方式のプレーオフ制度が実施されていた。

 これが興行的に成功を収め、さらに2004年・2005年の2シーズンはいずれもプレーオフを勝ち上がったパ・リーグの球団が日本選手権シリーズを制したことなどから、2006年にセントラル・リーグでも導入に対する待望論が浮上し、議論が進められた。

 そして同年9月4日のプロ野球実行委員会で、翌2007年シーズンからセ・リーグでも導入されることが決定され、これに伴って両リーグで実施方式や名称を統一することになった。

 これに合わせてファンからネーミング案を一般公募し、1948通から寄せられた候補を元に検討した結果、名称を「クライマックスシリーズ」とすることが11月14日に決定。また、リーグ別の呼称も併せて発表され、セ・リーグが「クライマックス セ」、パ・リーグが「クライマックス パ」と決まった。

 開始当初はリーグ2位球団対3位球団の対戦を「第1ステージ」(一般のトーナメント戦でいう準決勝・あるいは3位決定戦相当)、リーグ優勝球団対第1ステージ勝利球団の対戦を「第2ステージ」(同決勝戦相当)と称していたが、2010年シーズンから第1ステージを「ファーストステージ」、第2ステージを「ファイナルステージ」にそれぞれ名称変更することになった。

 これは、まずセ・リーグが同年8月2日のプロ野球実行委員会で改称を報告したもので、これを受けて同じく改称を検討していたパ・リーグもセに同調し、8月16日に改称を発表した。≫


 私は制度ができた最初からずっと、おかしいと思ってきました。私は巨人ファンですが、あえて言う。

 今のセリーグでCSシリーズに出場権があるのは、巨人と横浜です。その巨人と首位広島とは15.0ゲームも離されているんです。理由は、首位よりも戦力が足らないなどのために、ずっと弱いから。しかし、このままシーズン終了まで3位から転落しなかったら、理不尽にも、弱い巨人というチームはCSシリーズに出場できます。

 おかしいでしょ。

 とにかく、私はこの制度はおかしな制度だと2007年のシリーズの時からずっと思いながらプロ野球を見てきた。

 何がおかしいかというと、CSシリーズ出場にゲーム差(「勝率」と言い換えてもよいが)規定がないことです。

 例えば今年を例にとって説明します。

 昨日のゲームが終わって、まずセ・リーグの順位と各チームそれぞれの勝率及びゲーム差を手書きの図で示します。

      

 ひと眼見てお分かりでしょう。

 セ・リーグにおいて、CSシリーズに出場権があるという巨人か横浜がCSシリーズを制しシーズンで優勝した広島をも破り日本シリーズに出場するかもしれない、現在の制度が如何に不公正で不公平なルールであるかが。  

 だから、私はこの今のCSシリーズ制度は改革すべきだと強く思っています。

 そこで、その改革案を示す。

プロ野球CSシリーズ改革案(CSシリーズ出場三要件)

シーズンを終了した時点に
①勝率が5割以上であること
②首位とのゲーム差が10.0ゲーム以内であること
③順位が3位までに入っていること

 以上の三つの条件をすべてクリアしているチームのみがCSシリーズに出場する権利を有する。


 だから、この制度によると、現在9月10日時点のセ・リーグの勝率やゲーム差がシーズン終了時の数字だ仮定すると、首位広島と10ゲーム以上のゲーム差を付けられている5チームはCSシリーズへの出場権が無くなり、今シーズンは1位の広島だけが日本シリーズに出場する。巨人は勝率が5割以上ですが、ゲーム差が最下位と見間違いするような15ゲーム差では、CSシリーズに出るなんて恥ずかしくて言えない。

 つまり、半年間戦って5割も勝てないチームに日本シリーズに出る資格はない、ということだ。

 パリーグのことは推して知るべし。

   

 シーズンの全試合が終わった時点で上のような勝率でゲーム差だと仮定すると、パ・リーグのCSシリーズに出場できるチームは、日本ハムと、ソフトバンクだけ。ロッテは首位と10.5ゲーム差で勝率も5割以上だが、制度通りに判断し、こういう「もう少し」という場合でも例外を作ってはならないので、ルール通りにロッテは出場できないことになり、パリーグは日本ハムとソフトバンクが戦い、その勝者が日本シリーズに出るということとなる。


 私の思いは、CSシリーズはすべてやめて、リーグで優勝したチームだけが日本シリーズに出場できる、昔の形に戻すことです。

 どのチームも半年間、リーグで懸命になって優勝することを目標に闘っている。それが、“別に優勝しなくてもよい、首位と20ゲーム差がついていても救助策があって、それに乗っかかってうまくいけばリーグ優勝したことになり、日本シリーズでも勝てば、日本一にもなれる”なんてルール、馬鹿げた制度であることに間違いない。

 この制度を創設した会議に参加したメンバーの顔が見てみたいもんだ。

 どこかにその大バカ者たちの名前を表記した資料は無いか、いまネットを検索して探しています。

 とにかく、私がいう制度に改革しなければ、チームに力が無いために首位と20ゲームも25ゲームも離された弱いチームが、わずか10試合ぐらいに全戦力を投入してセ・リーグの覇者になってしまう、頑張らなかったチームや選手が日本一になる。

 そんなバカなことは絶対にあってはならない。

 「これじゃ、あの長い6か月間の俺たちの頑張りはいったい何だったのだろう」と選手や監督、コーチが考えるような制度はあってはならない。

 毎年のことですが、今年は特に首位広島と15ゲームも離されている2位の巨人や19.5ゲームも離されている3位の横浜が日本シリーズへの出場権を得るかもしれないとあって、記事にしました。

 もう一度申しますが、私は9歳の時からの巨人ファンです。それでも、こういう打てない弱いチームがもしかしたら日本一になるかもしれない制度には大反対です。

 その理由は「頑張らなかった人が高く評価されるルールは間違っている」、「弱いチームが高く評価される制度は間違っている」と考えるからです。

 ま、四国の室戸岬から全国にこうやって日本野球機構に向かって厳しく批判したとて何も変わらず、詮ない話かもしれませんが。

 情けないのは、プロ野球選手会だ。CSシリーズ出場すれば年俸以外にシリーズ出場の報酬が入るからといって、反対しないのは明々白々。「最終的に広島に負けたっていいんだ。CSシリーズに出て負けても、おれたちには報酬が入る」。そう思っているから、こういう不公平で不公正なCSシリーズの制度に選手会は異論も出ないし反対するチームもない。

 地方自治法や条例に違反(これは同時に憲法違反となる)する不正な事業を計画して議会に提出する室戸市長。市長と利害を持ちその不正な議案に賛成してしまう市会議員。利害さえ一致すれば、世間では通用しない不公正な事業であろうが不公平な事業であろうがすべて「まーいいか」と賛成して通してしまう点から言って、プロ野球機構とプロ野球選手会もこれとよく似ている。

 【ならぬことに「ならぬ」と言えない人間の情けなさ】


 もし、日本野球機構の方々が「いまのCSシリーズは公正で公平な制度だ」、「まるで最下位のようなゲーム差の弱いチームが日本シリーズに出て何が悪い」と言われるなら、当方にちゃんと筋の通る回答(この記事にコメント)を頂きたい。勿論、匿名ではなく、実名で。頂いたコメントは当電子情報誌で世界中に公開し、私の指摘と日本野球機構の考え方のどちらが正論かを世界中の方々に判断して頂こうと思います。

 とにかく、今年のクライマックス・シリーズに巨人と横浜が出られることは間違っています。そして、パ・リーグはゲーム差がこのままならば、日本ハムとソフトバンクがCSシリーズを戦って、その勝者が広島と日本シリーズを戦う。ロッテの場合は、最終試合で首位と10ゲーム以内に入ればCSに参加できることにする。

 これが正しいプロ野球の一シーズンです。

 日本野球機構及びプロ野球実行委員会は早く制度を改革していただきたい。

 (追記)

 この記事を書いた二日後の12日(月)の朝の日テレの番組「スッキリ!」に出演した読売新聞論説委員の橋本五郎氏が私と同じように「クライマックス・シリーズは間違っている」と熱弁をふるっていたのを聞いて、大変うれしく思いました。

 「やっぱり政治に関する法令順守や社会の一般常識をよく理解した頭のいい人は違うなあ」と思ったことでした。

 これからは橋本氏とともにこの「クライマックス・シリーズ廃止運動」を開始します。(?)



※電子情報誌「青空エクスプレス」のアクセス数は、9月20日(火)付けGooブログランキング(2601384ブログ)中、2010位でした。
ジャンル:
ウェブログ
コメント (3)   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 「旧椎名小学校改修及び整備... | トップ | 議会のチェック機能が不能で... »

3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
反論の余地なし (たこやき)
2017-03-08 12:08:27
記事に完全同意すると共に、おかしな制度を改革すべくご尽力されていることに敬意を表します。
明らかに日本のプレーオフ制度は不公平であり、一年間なんのために順位を争っていたのかが全くわからなくなる意味不明の代物です。
要するにこんな制度が成立してしまう時点で、民度がわかるというもの。絶対に欧米なら異論が出てつぶされます。
それはアンフェアだからという理由につきます。
この制度を擁護しているすべての人々は不平等を良しとするちょっとずれている人達です。
ご賛同、ありがとう (あおぞら)
2017-03-09 05:59:03
たこやきさん、

 小生の意見にご賛同いただき、感謝します。誠にありがたいコメントでした。
 でも、多分、変わらないんですよね、これが。
 これを開催する理由とこれを止めない理由は、解っています。
 クライマックス・シリーズを開催して入場料収入を上げることを目的として開催していますから、筋が通らないルールであっても多分、このまま続けるでしょうね。
 ですが、セリーグの最下位ぐらいの勝率でも3位以内に入れば、あわよくば日本シリーズに進出して日本一になってしまう、そんなことはどう考えても理不尽でしょう。
Unknown (プロ野球を愛する男)
2017-10-21 06:53:29
このクライマックスシリーズは絶対におかしいです。2003年まではプロ野球は盛り上がっていたしシーズン後半のリーグ優勝争いに目が離せなかったのを思い出す。特に1989年の西武と近鉄の優勝争いでゲーム差無しで同率首位、しかもロッテが絡んでのダブルヘッダー戦で僅差の近鉄優勝。1994年の巨人中日戦でこれもゲーム差無しの同率首位世に言う「10.8決戦」と1996年長嶋監督の「メイクドラマ」が流行語さえなった首位広島とのゲーム差12をひっくり返しての優勝で中日も絡んで来て面白かった。プロ野球の価値はやはり90年代までだろうし、ライバルスポーツ「サッカーJリーグ」の台頭で野球の危機感があったと思う。

21世紀に入るとパリーグに変な制度と言われる「クライマックスシリーズ」の導入でプロ野球の価値が落ちたし交流戦の導入も相まってオールスターゲームや日本シリーズが面白くなく価値が半減したと思う。とにかく三位内に入ればタナぼたで日本シリーズに出られ日本一になれる可能性すらあるのだ。従ってシーズン中の選手の真剣身がなくなり手抜きプレーすら見られる。このクライマックスシリーズは反社会的組織にとって歓迎している野球賭博が面白くなりどのチームが勝ち上がるか分からない状態で掛金が変動するからだ。下手したら八百長の温床になりかねないのだ。賭博に絡んだ選手がクライマックスシリーズに出れば八百長を示唆する事が出来、業と打ちやすい球を投げたり、業と三振したりと反社会的組織にとってやり易いのではないかと思う。

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

文化・芸術・スポーツ」カテゴリの最新記事

関連するみんなの記事