青空エクスプ レス

日本ではオンリーワンの手書き地域雑誌『あおぞら』の編集発行人を経て、室戸市の政治を監視する改革派議員三期目。絵馬修復師。

いつまでもケジメをつけられず、往生際が悪い“小池一派”

2016-12-08 | 政治家のあり方
 しかし、余りのすったもんだに、四国の端っこの町で私は呆れています。

 「自民党から出るといった」、「いや、出るとは言ってない」だなんて論争、恥ずかしくはないのか。

 こんなわずか13000人しかいなくなった小さな町の議員だってわかることを、なんで大都会東京の区議が理解できないんだろう。

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 本当に私だけじゃなくて、全国の議員がそれを見聞きして、きっと、いや、間違いなく「もういい加減にけじめをつけて党を出ろ」って思っているんじゃないでしょうか。

 で、結局、自民党東京都連から処分が下りた。当たり前の流れだ。何も可笑しな行いではなかろう。

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 「組織に逆らって行動を起こした」。だったら、この程度の結果は子供でも分かる。

 それを未練がましく、9名全員が離党しない。

  産経ニュースから ←(クリック)

 言っておきたいが、あなたは自民党東京都連の議員に対して「大きな黒い頭のネズミがいっぱいいる」と小ばかにしていたので、虚勢を張るのが玉に瑕の“小さな頭の子ネズミちゃん”の小池さんに言わせていただくが、若狭議員と区議7名まで混乱に巻き込んだあなたが一番悪い。

 まず、自民党に承諾も得ず、東京都知事選に出馬宣言したことが悪い。

 あなたは仮にも自民党という組織の一員だった。そして、「自民党にいても私が注目を浴びる機会は来ない」と踏んだあなたは、知事選出馬を決意した。ここまではあなたも政治家のはしくれだ、出馬は悪いことではない。でも、そこからの考え方に誤りがある。

 いきなり記者会見で、「東京都議会にはドンがいる」だとか「ブラックボックスだ」と、東京都議会の自民党都連の議員全員に喧嘩を売った。自分では「あたしってカッコいい」と思っての発言だったんでしょうが、あの発言も子供じみていたし、ちょっと少女じみてもいた。

 まずは自民党の国会議員だから、政治家なら政治家らしく、自民党の首脳陣に「知事選に出馬したい」と申し出る必要がある。安倍首相なり、総理に向かって言う勇気がなかったら菅官房長官に承諾を得る、それが叶わなければ幹事長なりに申し出るなどし、ちゃんとした手続きを踏むべきだった。

 それを踏まず、唐突に記者会見を開いて表明した。だから、その時点で、自民党本部の反感を買ったし、それは自民党が悪いのではなく、あなた、小池氏が全面的に悪い。

 また、知事選に党と自民党東京都連が増田氏を擁立すると決まっていて、それでもなお自分が知事選に出たいとならば、その時点で自民党から離党し、出馬会見を開くべきだった。意気地がないのか今後の目論見があるのか、いまだに離党出来ないでいる。

 繰り返すが、その会見での言いぐさも悪かった。「東京都議会のドン」だとか、「ブラックボックス」だとか言っていたが、それぐらい自民党や東京都連に対して腹が立っているなら、離党して出馬すべきだった。それが、知事になった今も自民党を離党しないままだ。

 自民党本部の考え方に対しても、東京都連の考え方に対しても、腹が立っているのか仲良くしたいのかが、どうもわからない。

 ある解説では「東京都知事を辞めた後に自民党に帰って総理大臣を狙っているのではないか」なんて話があったが、ふざけてはいけない。自民党に背を向け自民党推薦の候補がいるのに逆らうように立候補した身だ。小池氏が自民党に帰っても総理どころか、座るイスすらない。いや、自民党は離党勧告を下し、終生、入党させてはならない。

 豊洲新市場についても東京五輪についても同じで、「自分が方向を変えた」とか「自分がお金を削減させた」とか「自分が組織を変えた」などという成果を全国の人たちに見せたいがために右往左往しているだけのように見え、はた目から見ると「もうそのくらいでいいんじゃないの? 」とみんなが思っている。

 半面、自分の思ったように事が運ばず、状況はみんなが「こうなるだろうな」というところへ落ち着き始めている。昨日、一昨日の発言はその焦りが表に出た場面だった。

 発言も歌舞伎ではないが、“向こう受けする台詞回し”を強く意識したものばかりで、まるで芝居を見ているようだ。

 昨日の記者会見では、知事就任後に考えたような流れになっていかないから、記者の「大山鳴動して鼠一匹ではないか」との厳しい突っ込みの一言に「それは失礼じゃないの」と顔は作り笑いをして余裕がありげに装っていたが、イラッとしていた。

 記者が突っ込みの質問を投げかけるのは当たり前のことで、首長の至らなさを厳しく突くのが議員やマスコミの立場であることを考えると、何も失礼なことではない。

 あの程度の質問に「失礼だ」と言うなんて、政治家としての経験が足らないんじゃないか。私が知事なら、「はい、私も少しそう思っていて、ちょっと悔しい気はしていますが」ぐらいの受け答えをしてやり過ごす。

 でも、このところは自分が思ったように事が進まないので、「自分のやっていることが何かとうまくいかない。全国民から大山鳴動して鼠一匹じゃないかと思われているだろうな」と頭にあった時、記者から突然、的を得た指摘を受けたため、「痛いところを突かれた」と思いカチンときて、「それはちょっと失礼じゃないの」と反論したということになる。

 顔は笑っては見せたが、心に笑うほどの余裕はもうなくなっている。

 ついでだ、このことも明かしておこう。

 皆さんはお気づきではないと思うが、小池知事は会議を全部、公開にしている理由を「都民や国民に“会議を見える化”するためだ」とか言っていますが、あれは全部、ウソ。知事の本心を明かせば、自分が会議で孤立しないがための作戦である。

 会議を公開にすれば、自分が会見でその会議の内容を伝えることもないという理由はあるが、大半の理由は、東京都における自分が出席する会議を公開しておけば、その会議において女性である自分がたくさんの男性議員や職員から厳しく批判されることもなくなるし、東京五輪に関する会議においても公開にしておけば、森さんやIOCの役員などから厳しく言われて自分が会議で孤立することもない。そう考えてのことだ。

 相手の考え方は、その人の身になって考えれば、その人の考えのおよそのことは分かる。

 だから、小池知事が会議を公開している理由は、自分の身を守るため、自分が会議で孤立しないようにするがための対策と思ってよい。

 だから、小池さんが出席する会議が公開になったからと言っても、それを取材に行くマスコミが利用されているということにもなる。ま、そんなことはマスコミも解ってはいないでしょうが、結局はテレビや新聞などマスコミが利用されているということです。

 小池女史はかつてはアナウンサー。テレビや新聞の情報発信力は熟知しており、それを彼女はこれまで選挙や政治的な動きに利用してきたし、都知事選出馬の段階から今まで利用してきたし、マスコミ側は利用されてきたということになる。

 ま、これも持ちつ持たれつで、知事はマスコミを利用し、マスコミも知事を利用してきたということだ。

 この辺で小池知事については終わるとして、小池氏の知事選立候補から選挙を応援してきた若狭議員と区議7名についてです。若狭氏についてはテレビでコメンテーターになったときから議員になることを願っていて、自民党の議員になれたことを喜んでいたのに、こういう行動を起こし、がっかりしている。

 小池氏が自民党を離党しないことは筋が通らないとは最初に書いたが、この若狭氏にしても離党しないのは意気地がなさすぎる。自民党本部のおかげで衆院議員になっておりながら小池氏出馬に加担した行動は明らかに反党行為であり、自民党に迷惑をかけたことは否めない。だったら四の五の言ってないで離党すべき。その一言だ。

 そして、同じように小池候補を応援した区議7名について。自民党東京都連が「小池候補を支援したら処分する」とお触れを出していたんだから、選挙が済めば全員が自ら離党すべきだった。それが「あーだ、こーだ」と言い、離党しない。結局、自民党東京都連は決定通り、昨日処分を下した。

 これは当たり前の話で、これを処分もせず無罪放免なんかにすれば、組織としてのけじめがつかなくなる。その前に、なぜこの7名の区議は離党しなかったかだ。自民党に「処分」を出させたら世間は「自民党東京都連は悪いやつらだ」「区議7名はかわいそうに」などと世間が自分たちをかばってくれるんじゃないか。そんな思惑があるから自民党を離党しなかったということになる。

 相手の考え方は、その人の身になって考えれば、その人の考えのおよそのことは分かるものだ。

 逆に言えば、相手の考え方を、その人の身になって考えることができない人は、その人の考えはいつまでたっても分からない。ということになる。


 最後にもう一度、言っておきたい。

 小池知事、若狭議員、そして区議7名の皆さん、一日も早く自民党を離党すべき。往生際が悪すぎます。

 そういう優柔不断な政治姿勢が政治家としての信用や信頼を失うことになる。

 室戸市の市長や市会議員を見てわかるように、政治家の行動は筋が通っていなかったら、その不信感から、有権者の支持を失うものです。

 そんな市長や議員でも有権者の中に不正を悪いことだと思わない誤った考え方を持った人たちがいるために当選はしてくるが、一度失った信頼はなかなか元には戻って来ず、陰で「あいつは不正な事業を計画している」、「あいつは不正な事業に賛成している」と馬鹿にされながら政治家を続けることになるということだ。

 信頼される政治家になるか、不信感を持たれながら政治家を続けるか。だったら、有権者から「あいつは公正な議員で、議会でも不正や不適正や無駄な事業に関してはパンパン批判できるから、信頼できる。頑張れよ」と言って下さる政治家になった方が自信を持って政治活動を行えるだけ、心穏やかではなかろうか。

 私のように、だ。

 政治家は不正やでたらめな政治状況に対し果敢に攻撃をかけることと、自分の立ち位置は明確にして筋の通る言動を続けること。この二つはよく認識しておく必要がある。

 政治家は正しくけじめをつけられるか、つけられないか。そこが境目になる。


※電子情報誌「青空エクスプレス」のアクセス数は、12月8日(木)付けGooブログランキング(2640363ブログ)中、1767位でした。
12月9日(金)付けGooブログランキング(2640874ブログ)中、1891位でした。
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