青空エクスプ レス

日本ではオンリーワンの手書き地域雑誌『あおぞら』の編集発行人を経て、室戸市の政治を監視する改革派議員三期目。絵馬修復師。

地方議員と行政職員は『新・観光立国論』を読んで学ぼう

2017-04-21 | 地方のあり方
 長くなるからそうしなかったが、本当はタイトルを「地方議員と観光事業に携わる行政職員は『新・観光立国論』を買って熟読せよ」と単刀直入に書きたかった。

 以前にも一度、ご紹介した。「最近、稀にみる上質な観光政策論に感心しています」

 それだけこの本は日本の観光、自分のまちの「観光」について教えてくれている。

 本のタイトルは、『新・観光立国論』。 著者はデービッド・アトキンソン、発行は東洋経済新報社。価格は、1500円+税。

 昨年の5月に買って読んだが、これほど微に入り際に亘り丁寧に「観光」について教えてくれる本は、これまでお目にかかったことがない。

 だから、今また読み返して知識を深めている。

 一つのことについて作者の思いや考えを綴ったときに、詳細に説明しながら、「こう書けば多分、読者にはこんな疑問が沸いてくるだろう」と先読みし、その想定する疑問の一つ一つについて説明を加えながら読者を納得させ、先に書き進んでいる。

 私にそう考えさせる程、実に配慮にとんだ観光論だと感じている。

 それほど上質な“教本”、観光事業に関する参考書となっている。

 内容については、書かない。

 ともかく買って読んでほしい。アマゾンで注文すれば、ほんの4、5日で送られてきます。

 そしてご自分が携わっている「観光」に関する仕事に一つでも生かしてほしいと思う。携わっていなくても読んでほしい。

 ●読むべき対象者は、全国で「観光」に関する仕事をしておられる人たち、全員。会社員、空港関係者、ホテルや旅館業に関わっている人たち、旅行業者や列車やバスを経営する業者、観光客向けの製品を作ったり販売したりしている人たち、観光地で働く人たちなど、対象となる人たちは多岐にわたるのでお察しいただきたい。

 ●全国の市町村においては、まず真っ先に市町村長は必ずお読みください。まちのトップが「観光」についての感覚がぼけていたら、そのまちは他県から人がやって来ない町になり、世間から忘れられてしまいます。

 ●地方自治に関わる仕事をしておられる人たち全員。なぜ「全員」なのかもお察しください。人口減少している市町村の政治を持ち直すにはもうこの「観光」政策しか残っておらず、「観光」業務に携わっていてもいなくても役所職員は全員がこの本を買って読み、自分のまちが生き残っていく方策を頭に入れておくべきだと思います。

 ●地方議会の議員、全員。当然ですが、議員は政務調査費などで買わず、自分の報酬を使って買い読んでほしい。もし自分のまちの政治を立て直す唯一の策である「観光」振興に関心がない地方議員は即刻、辞職したほうが良い。理由は、自分のまちの将来を心配していないから。

 今の市町村は、「観光」を除外しては成り立ちません。まずは「観光」です。「観光」についての知識を豊富に持っているかいないかで、それぞれの市町村の差が出てきます。ならば、学ぶことです。そして、本で学んだことを活かすことです。

 地方の小さな市町村が生き残る手は、「観光」しかありません。だから、もし「観光」に関心がない首長や行政職員や議員がいたら、その人たちは“いないと一緒”と言っても過言ではない。

 地方が生き残るには「観光」に重きを置くしか他に方法はありません。

 悪い事例です。

 どこかのまちの市長は建設業者に投資することを最重点課題にして行政運営をしています。でも、建設業者は自分と社員を助けることしか考えておらず、市民を助ける気などない。これでいいのかです。

 政治がまちを救えるかどうかは、「観光」に冴えを見せた政策がとれるか否かにかかっている。それには、首長が「観光」に関する知識、企画力、行動力、そして営業力を持っているか、そしてそれを如何に発揮できるかに懸かっている。

 思うに、よく政治にかかわっている人たちは知ったかぶりをします。「そんなことは解っている」なんて。解ってもいないし知りもしないのにだ。

 どこかの市長も、市長選に初めて出ると決めたその半年ぐらい前に「首長の心得」を詳しく書いた本を「これを読んで下さい。市長になったらこうあらねばなりませんよ」と渡したところ、一か月ぐらいたって「本はどうでしたか」と読後感を伺ったところ、何の感謝の言葉も無いまま「私が解っていることばかりだった」とシラッと答えが返ってきた時には、がっかりした。「この人は知ったかぶりをするな」と思いました。そして、思った通り、その人は市長当選後、公正な政治に背を向け、その本に書いてあることと真逆の不正な運営を続けている。

 つまり、知ったかぶりだったのです。まちのトップの知ったかぶり。ということは、どういうことか。「その人は謙虚ではない」と解る。

 このように、自分が解りもしないことや自分ができもしないことに対し、「解らない」「できない」と言えば謙虚な姿勢が評価もされるだろうに、「能力がないと思われたくない」という心が働いて、「解っている」「出来る」と言い、全く学ぼうとしない人間がいます。こういう人間はてがわない方が良い。(※「てがう」とは土佐弁で、「からかう」。これが転じて、「てがわない」とは「親しくお付き合いをしない(方が良い)」の意)

 このような人は除外し、真摯な気持ちで謙虚に学ぼうとする真面目な方々は、ぜひこの本を買ってお読みいただきたい。

 それは誰のためでもなく、今の自分のため、自分の将来のためです。

 谷口はウソは申しません。知ったかぶりもしません。私だけ読んで学ぶだけでなく、読者の皆さんにもより良い人生を送っていただきたいので、お薦めします。

 騙されたと思って、買って読んでみてください。

 「これほど買えと言うんだから、出版社か著者から某か貰っているんじゃないか」なんてことを考えず、とにかく読んでみましょう。(笑)

 でも、勿論、ただ読むだけじゃダメですよ。熟読して、書いてある文章から作者の意図や要点を把握しながら読み進めなきゃね。


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