青空エクスプ レス

日本ではオンリーワンの手書き地域雑誌『あおぞら』の編集発行人を経て、室戸市の政治を監視する改革派議員三期目。絵馬修復師。

地域雑誌『あおぞら』の「土佐捕鯨砲手列伝」特集号

2017-05-17 | 青空編集室
 私たち室戸市議会の産業厚生委員会の委員6名が、改修が終わった「鯨館」や新施設が完成した「火葬場」などに視察に行ってきたことは先ごろ、ご報告しました。

 今日の午前中、私が平成2年10月から平成10年1月まで出版した、全国どこを探しても無いオンリーワンの手書きの地域雑誌だった『あおぞら』のバックナンバーを整理しました。

 それも、先の管内視察に先立ち、「鯨館」が十数年前に開館した時にご厚意で市に資料を提供されたある市民から「先ごろ、改修をした時に市に提供した資料がなくなっている」との電話をいただいたことから、視察のまとめの会議でその点を指摘したこともあって、かつて私が出版した特集『土佐捕鯨砲手列伝』の本が残っていないかを探したもの。

 でも、残念ながら、その63号は発売した1995年(平成7年)12月当時に市内外の皆さんに非常に好評で、出版した1000部が完売していて、1冊も残っていませんでした。

 あるのは、各一冊づつ残してきた保存用のバックナンバーだけ。

 その中からですが、写真で室戸市出身の捕鯨砲手をご紹介する。くれぐれもお断りしておきますが、この本は1冊も残っていませんので、その点はご了解下さい。

    

  

 ●山地土佐太郎

    

  

 室戸岬町津呂の善導寺の上の墓地に明治25年ごろに埋葬してあった土佐太郎の父・享吉、母・牟女壽、次男・次郎、三男・三郎の遺骨を、長男・土佐太郎が大正6年12月に高知市は潮江山に移葬。この「追慕の碑」もそのころに土佐太郎が計画し、建立したもの。撰文は後に「太平洋海運株式会社」の所長となる四男の四郎のもの。

 誰も室戸市の鯨の歴史を知らないまま「皆さん、来てください」と叫んでも、それは無理というもの。このような誇れる先人が建立した碑が津呂の町にあることも市関係者は知らないが、この歴史などもパネル化し「鯨館」に入場された観光客の皆さんに知っていただく努力をすべきです。

 人に訴えかける場合は、まず自分がそれについての知識や情報をおよそすべて習得し、観光客が見てすぐに理解できるようにその知識を系統的にまとめ、資料化し、パネルにもして展示すること。自分が知らないのに、ただ形だけで「来てください」とPRしても人は来ません。

 捕鯨に関する歴史と知識を豊富に持っている専門員を一人置くこと。まずそこから始めなければなりません。

 「鯨館」改修後に一度一人で見に行ってはみたが、あのような入場者を小手先でごまかすような映像なんかにお金をかけること自体、愚の骨。あんなもので納得している市長や担当課職員の気が知れない。「使う予算はどうせ俺の金じゃないんだ」なんて思っているんだろうが、それに使った金が自分の金だとしたら、あの程度のもので納得できるかだ。腹は立たないか。施設に来られた観光客の皆さんに「なんな、こりゃ」と馬鹿にされ笑われてしまっても、腹は立たないのか。

 “ガッカリ名所”でいいのか。

 あれで鯨の歴史や長年捕鯨の世界で頑張って働いてこられた砲手たちのことが解るのかと言いたい。

 とにかく、自治体は知恵のないコンサルタント会社の言いなりになって仕事をしてはいけない。内容のない設計計画を見せられた時には、「これじゃダメです」と没にし、「観光客が何を求めてその観光施設に来るのか」「どうすれば喜んで帰ってくれるのか」と自分たち職員が集まって知恵を絞り、“お客本位”の施設を作り上げることに尽きる。

 コンサル頼りの行政ではいつまでたっても職員に知恵も技能もつかないことを早く悟ることだ。

 ●泉井守一 
  

 右ページの砲手一覧表でお分かりのように、高知県出身の捕鯨砲手は19名いますが、そのうち15名が室戸出身者。この方々を改修が終わった室戸市の「鯨館」で紹介しないのはなぜなんでしょう? 

 「鯨館」とは、「鯨歴史博物館」の略名ではないのか。私はこの施設開館以来ずっとそう思ってきたが、どうやら室戸市長や市職員はそう思っていないらしい。「鯨資料館」ぐらいに思っているのであろう。 

 「維新博があるからクジラに関する資料を撤去した」と市長と担当職員は言うが、たくさんの人に来ていただきたいイベントなら、尚更こういう高知県内には他にいなかった捕鯨砲手の歴史を自慢しないでいて、室戸市は他に何をいったい自慢することがあるのか。

 今の室戸市政には「歴史に残る誇るべき遠洋漁業という産業、近海捕鯨や南氷洋での捕鯨に関わった先人の功績を顕彰する」という考えがないことが“捕鯨に関係した資料を倉庫に入れてしまう”という行政処置に歴然と現れており、実に情けないし頼りないと思っている。

 ●小栗隆安
  

 ●小松菊一郎
  

 ●千代岡吉信
  

 ●松本昇二郎
  
 
 (続きは明日に)


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