ＣＩＢ事件

昨晩はＪＯＢ本年二回目のライブ
一日違っていたら台風で中止どころか
完全に雨男に成りきるところであったが、
おかげさまで天気の影響は無く開催。



名古屋は金山にあるこのライブハウス。
今回で私は二回目のステージとなったが、
交通の便は良い代わりに我々にはやや狭い。

まぁ、素人が贅沢など言ってられず、
こんな一等地で開催できることに感謝。
私はあまり集客に協力できていないが、
レアサウンズからも応援に駆けつけてくれた
二人のメンバーには大変感謝なのであります。

そのメンバーの一人が今回の事件の解決者。
いうなれば救世主となったとは後ほど。



私がこの場で偉そうには言いにくいが、
メンバーの皆さんの努力でほぼ満席の図。
いつもながら大勢のお客様の前だと、
思わず張り切ってしまうのは誰も同じか？
メンバーそれぞれ大変良いテンションで
本番がスタートしたように感じました。

レアサウンズでは選曲に当然意見をしますが
ここでは完全に指示通りの曲を吹く私。
好き嫌いはほぼ関係ないので、
ある意味色々な曲が経験できます。

どうしても派手な曲はラッパがしんどいのですが、
オープニングから、がんがんいくそれは、
勢いをつけるのには良い感じでしたかね。
お客様にはどのように聞こえたのでしょうか？？


無難に一部を終え（勝手に無難にしてますが）
三十分ほどの休憩を挟み二部開始。

全てがテンポが速かったと何方かが言っていたが、
私にとってはもたれるよりよっぽど良く、
食いついて吹くそれは結構快感であったりして・・・
特段二部の一曲目はぐいぐいといった表現が
妥当なほどに良い感じで吹くことが出来ました。

二部も華やかにボーカルが入ります。
レアサウンズには無い事なのでいつもこの辺りは新鮮。
が、表題の事件はこのときに勃発したのであります。


隣でトランペットを吹くＳ君がおかしい。
なにやら譜面を見ながらごそごそしている。
どうしたのかと演奏最中に聞いてみると、
アンコールを含み後半二曲の譜面が無い！と。

尚且つ、アンコールはその彼が完全にソロを取る
A CHAILD IS BORNと言うスローナンバー。
略して、そう、ＣＩＢ！

暗譜しているから良いとは言うものの、
ラストナンバーの譜面も無いわけであって、
これはまずいんじゃないのか！？

思わず客席にいる知人女性にメールをして
持ってきてもらったらと私が提案すると、
演奏中にもかかわらず！？お客様に分からぬよう
メールを打つＳ君。ちょっと滑稽だったりして。。


と、ところが、メールを打っても
客席にいるその知人女性全く気が付かない！

Ｓ君いわく、携帯かばんの中かも・・・・。

うーん、それはまずいんじゃないのか・・・と
わたしも瞬間思案をした挙句にとった行動は、
その知人女性も良く知ってくれている
お客様であるレアサウンズのメンバーデビル氏に
私から電話をして彼女にメールを見るよう
伝えてもらうしかない！と。

ちなみにこの行為全て演奏中の出来事であります。
(お客様には分からぬようしゃがんでかけましたよ！)

デビル氏に電話をするとすぐに出てくれたが
「演奏中になにぃ～」と不可解な声。

そりゃ確かにおかしな電話には違いない。
かくかくしかじかと、こちら演奏中、
あちら鑑賞中のありえぬ状態で会話の後
でびる氏しっかり理解下さり知人女性へ伝言。
数分後、無事譜面は手元に届き、
ラストナンバーはもちろん、
彼のフューチャーされるアンコールの曲も
演奏することが出来たのであります。



上の写真は、そのソロ演奏中の模様。

もちろん、
打ち上げでこの事は見事酒の肴となり、
題してチャイルド・イズ・ボーン事件と命名され、
なんとなんと打上げの費用の端数を
チャイルド・イズ・ボーン罰金として
彼が負担してくれたのでありました。

いずれにせよ、音楽は楽しい！

ご来場いただきましたお客様、
ご一緒いただきましたメンバーの皆さん、
ありがとうございました！