まわりで起こっていること

since2004.12「糠漬け初心者」

先生のことは、一生、忘れません

2016年11月07日 | Weblog

と手を合わせ、まるで、仏様に向かうかのように。

というのが、主治医の先生の来訪の折、わが母親の、とても神妙な態度。

というわけだけど。

しばらくすると、例えば、妹に、先生は一度も来てくれないんだよ、と嘆き節をつぶやく。

それを知ってかしらずか、くだんの先生も、母親の冒頭の言葉に。

どうせ忘れちゃうんでしょ、と返すんだけど、たぶん、彼女は、そんな言葉も物ともせず、合唱、礼拝。

の儀をとりおこなう、という光景なんだろうね。

昨日の日曜日は、妹に加え、長男坊夫婦も来訪、もちろん、孫娘も、ということで。

初めての外出、といっても、敷地内をでないでくださいね、の中、玄関前の陽だまりで。

あれやこれやの談笑とあいなり、また、新しい展開になったのでした。

なにせ、足が痛い、動かせない、となった、あの土曜日から数えて、どうだろう、ひと月近くか。

病院のベッドの上、小さな風景の中での暮らしを余儀なくされ、なんで、あたしだけがこんな目にあわなきゃならないの。

の恨み節も、ネガティヴモードに入ると、繰り返され。

というのも、自分がどこにどうなって、というのが、全く、不分明のまま、というのは、そりゃ、宜なるかな。

とね。

昨日は、病院そのものを外から眺め、自分の立ち位置、置かれた環境の理解への一助にもなったのかも、あくまでも。

かも、ですが。

いずれにしても、笑いに包まれた時間は、なにごとかへの道筋で、この週末には転院し、新たな環境へ向かう。

という母親にとっては、いい日曜日だったはずだ。

その後、県立美術館前の広場、ロダンマルシェと銘打たれたイベントへ、妻とともに。

そこでは、取引先の旧知の御仁と遭遇、彼、ワインをひと瓶開けていたな。

こちらは、白ワイン、ワングラス、昔の焼き鳥屋の「金の字」での、おばあちゃんについでもらった、お酒一合、っての。

思い出すような、最後だからサービスしますよ、とグラスになみなみと注がれ、その一言が、僕を幸せにするんだよ。

とこちらも応じ、イタリアンなのかスパニッシュなのか、カタカナ文字の並ぶ食材を。

いくつかオーダーし、暖かな陽のさす中、しばしの時間を満喫したのでした。

もともと、玄米酵母液がらみのカフェ369さんへ行こうか、ということだったんだけど、彼女のところのカレンダーを見たら。

ロダンマルシェへ参加につきお休み、ということだったんでね。

ところで、日経新聞の日曜版には、読書コーナーがあって、今週から、文学者のような生物学者、福岡伸一さんがコラムを書いていて。

脳研究者の池谷さんという方の「進化しすぎた脳」という本が紹介されていた。

彼、というのは、福岡さんなんだけど、文章うまいから、思わず読みたくなっちゃったんだけど。

《進化の歴史を振り返ってみると長い期間、生命は能など必要とせず平気で生きてきた》と。

脳を縦横無尽に駆使しているかに見える彼からの言葉、ってことも含めて眺めると、快哉をさけびたくなるような。

そんなコメントに続き、

《脳ができたのは抹消が必要としたから》ときた。

《脳は抹消の奴隷である》とも。

でしょ。

いい感じ。

このあたりのフレーズは、そこかしこで使えそうなものなんだけど、昨日のコラムには、もう一つ、刺激的なものがあって。

それは、童門冬二さんという作家さん、彼、東京都の誰だったか、都知事のスピーチライターだったそうだけどね。

中江藤樹についての小説なのか、その本を、日経の記者さんが、現地取材して書評を書いていた。

藤樹さんの村、というのが、琵琶湖近くの上小川地区、っていうんだそうで、そこへ行きたくなったよ。

村人から慕われ、尊敬され、というのはいいんだけど、ご本人がなくなって何十年、100年越えか、にもかかわらず。

未だに、というね。

江戸時代初期、というから、400年以上前の人か。

現在67歳の女性がお嫁に来るとき、藤樹さんのお膝元なら悪いことはされないよ、と言われて来た。

そんな逸話が、現代にも残っている、藤樹さんって、いったい、どんな方ですか。

って気になるよね。

近江商人は有名だけど、それをもじったわけでもないんだろうけど、近江聖人と称えられたそうで。

私塾跡の藤樹書院というのがあって、そこの世話をする有志の方々は、「藤樹さんのことに関わりたい」ということで。

お掃除や草取りをしている、というんだね。

驚きです。

なので、近いうちに、上小川地区に行ってきます、と告知して、本日のブログ、終了します。

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