高尾山などの「寅太の山野草」

中越地震で被災した小千谷市と長岡市にある戊辰史跡の復興を応援しています。
山野草を中心にしたブログです。

クマシデの果実

2009-09-22 06:34:28 | 山野草
高尾にはビールの原料になるホップ(セイヨウカラハナソウ:西洋唐花草)の変種のカラハナソウ(唐花草)があるというので、川沿いの道を注意深く見ながら歩いた。似た植物があるのでちか寄って見ると、なんとクマシデ(熊四手)の果実である。
シデにはアカシデ(赤四手)、イヌシデ(犬四手)などがあるが、果実が立派なのはこのクマシデである。
四手は神社の注連縄(しめなわ)などから下る紙垂(しで)が語源で、大相撲の横綱の綱に、数本ぶら下がっているのも紙垂である。
きょうはこれから友人と高尾であるが、いつものコースと少し違うので、カラハナソウなどの新しい発見があるかもしれないので楽しみにしている。

熊四手/カバノキ科/クマシデ属。
山地帯や谷沿いに生える落葉高木。雌雄同株。
葉は単葉で互生し、葉身は狭卵形または卵状楕円形で葉縁に重鋸歯がある。花は葉の展開と同時に咲き、雄花序は前年枝に、雌花序は本年枝の先端か短枝に垂れ下がる。
名前の由来:花穂の垂れ下がる様子が連縄(しめなわ)などに使われる紙垂(しで)に似て、全体が大きいことから熊が付いた。
花期:4~5月。
(南高尾)
【山野草の索引(樹木)へ】
コメント (7)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする