NHK大河ドラマ「天地人」の前半の山場は、謙信が死んだ後に、後継者をめぐり争った御館の乱(おたてのらん)である。 (上越市五智)
謙信の四人の養子の中の、若い二人が争うことになるが、謙信の姉(妹とも言われる)の子の上杉景勝と、相模の北条からきた上杉景虎の、二人の養子が、越後の有力武将を二分して戦った。
謙信が後継を決めないで亡くなったことが、争いのもとになったが、謙信は景勝を越後守護職に、一つ年長の景虎に関東管領職を継がせようと考えていたと思われる。
御館は、北条に追われて越後に逃げた関東管領職上杉憲政のために、謙信が造営した館で、関東管領職を譲られてからは、謙信もここで政務を行った。
二重の堀に囲まれた東西120m、南北150mの規模で、現在は六分の一が御館公園として残っている。
御館の乱については、最後から2枚目の画像を拡大してほしい。
御館公園の一角には、赤いツツジ(躑躅)が咲いていた。