2016年10月31日 今年の上海マラソンから感じたこと

　　昨日は上海マラソンでした。今年で上海は3回目。42歳でフルマラソンを始め、一時期は

　3時間16分まで到達し、3時間を切る！なんて言う時もありましたが、おととしは4時間

　45分、去年は4時間30分と、最近はすっかり意気消沈状態です、、、汗。それでも

　自分との闘いのため、そして上海にかけるビジネスの意気込みをこちらの人たちに感じて

　もらうために、これからも体が続く限り参加したいと思っています♪








　　しかし今年については、本当に言い訳ではなくマラソンに備えた練習は、2週間前の土日

　に10㎞程度を2回走っただけ、、、。マジやばいです（汗）！前日の受付では、いつに

　無く健康状態のチェックを厳しく受けました。直近の健康診断書を持参しないといけないの

　ですが、例年は見もしないこともあるのに、今年は特に血圧・心拍数について、本当に規定に

　合っているかじっくりと見られ、そして最後にそれが嘘ではないという署名もさせられま

　した。


　　ところで今回も、日本から高校時代からの親友がこのマラソンに一緒に参加するために

　来てくれました！彼は未だに4時間以内をキープしています！




　　そしていよいよスタート！意外や意外、走り出すと体も足も結構いける感じです。26㎞

　地点までは、自分でもびっくりするくらい軽やか。ハーフでのタイムも2時間を十分切って

　いました。「おっ、再びサブ４狙えるかな！？」なんて気持ちも出ていましたが、ところが

　やっぱり練習もせず、接待漬けの毎日でこのフルマラソンが簡単に通用するはずはありません。

　26㎞を過ぎると、途端に腰から下が地獄の苦しみに、、、。もう、痛いなんて言葉では

　語れないくらいの痛み、、、。やめよう。本当に初めてそう思うくらい辛い状態になり

　ました。殆んど歩くのと変わらない状態が続き、これでは制限時間6時間もクリアー出来ない

　だろう、、、。でも、リタイアはやっぱり出来ない、強制的に時間切れとなるまで、足を

　ひきづってでも続けることに。


　　結局、今回は5時間かかって完走という結果になりました。





　　マラソンを楽しんでいるわけでもない、途中からは殆んど歩くような状態、ただの苦痛の

　ガマン大会みたいになり、こうしてブログを打っている今も、朝会社に行くのも辛かった

　ような状況。果たしてこんなマラソンでも、続ける意味があるのだろうか、、、、。


　　しかし上海の知人や取引先の方々は、それでもフルマラソンをこうして完走したことに

　ついて本当に称賛の言葉をくださいます。こんなことをやっている人間なら、悪人ではない

　だろうとも思ってくれます（笑）。そして何より、自分自身がやりきったということで、

　また新たに強い心が継続されます。今回、一緒に参加した友人が言いました。「こうして

　海外でのフルマラソンに出れるだけで、自分に感謝しないとね。健康状態もしかり、また

　こんな時間を取れる自分の仕事にしかり。」正にその通りですね。


　　５時間も走り続けて（歩き続けて）、よくリタイアせず頑張った「自分」に改めて

　金メダルを上げたいと思います！