今回は、津軽・西海岸方面へ「あおもり満喫スタンプラリーの旅」に出かけてみました
存分に自然を満喫できる、ウッディな旅です
この建物は、鰺ヶ沢町の黒森地区にある「くろもり館」。
すぐ脇には、タンポポの群生が鮮やかな草原風景が広がっていました。
それでは、Let's go to ミニ白神
(※これ以降、画像をクリックしてみてくださいね。)
ミニ白神の入口には、このような清水が勢いよく流れ出ています
ひんやり冷たくておいしいこの清水は、散策で汚れた靴洗い場にもなっています。
おっと!こちらは、先程のタンポポのわたげ・・・ではなくて、フキノトウのわたげなんですね(・。・)
フキノトウといえば春の風物詩ですが、採らずに放っておくとこうなるんです。
前後しましたが、ミニ白神では「あじがさわ白神山地ガイド倶楽部」の方に案内してもらいました。
このミニ白神は、白神山地の世界遺産地域から20kmほど離れているにも関わらず、そのエリアとほぼ同じような植生が見られるというから不思議ですよね・・・
まさに“ミニ白神”の名前に相応しい場所です。
そして、このミニ白神にはブナやミズナラ、トチノキなどの落葉広葉樹しか存在していないそうです。
さすが自然の宝庫 歩けば様々な植物が顔を見せてくれます。
左は、一見“うるし”のように見えますが、タラの芽として知られている【タラノキ】なのだとか。
見分け方のひとつに、トゲトゲがあるかないかという点があるそうで、確かにかなり痛そうなトゲトゲが見えます
右は、火曜サスペンス劇場などに出てきそうな草です。
ピンと来ました?そうなんです、これは【トリカブト】の葉なのだそうです・・・(@o@;
全体に毒があるとのことなので、間違って食べないでくださいね!
左は、“静御前”にちなんで名づけられたという【ヒトリシズカ】。
一株ではなく複数で咲いている姿を多く見かけましたが、つい視線を向けてしまうような魅力を感じます♪
右は、真っ赤な実をつけ、よく庭木にされる“アオキ”の山バージョンとでも言いましょうか、【ヒメアオキ】です。
アオキと違って、背が高くならないのが特徴なのだそう。
さて、森の説明を聞きながら歩いていると、目の前に大木が現れました(゜o゜!
こちらの樹は、推定樹齢350年くらいの【ミズナラ】だそうです。
ミニ白神エリアでは、一番の御長寿
何百年もの間、ず~っと森を見守ってきたのでしょうね・・・
お次は、“アジサイ”のような白い花・・・ これは、【カメノキ】という植物なのだそうです。
文字通り、葉が亀のように見えるからこのような名前がついたのだとか・・・亀に見えたでしょうか?
右は、秋に黒い実をつける【ツクバネソウ】。
羽根つきの羽子に似ているとのことですが、確かにそのように見えますよね(◎o◎)/
左は、まだ蕾が多い状態の【ユキザサ】。
花びらが雪の結晶、葉が笹のようだから“雪笹(ユキザサ)”
とても覚えやすいですね♪
右の植物は、何かの紋と似ていませんか?
そう、あの徳川家の“葵紋”と似ていませんか??
実は、【ウスバサイシン】というこの植物、“葵紋”のフタバアオイと同じカンアオイ属の植物なのだとか。
というわけで、ちょっぴり似ている(!?)のでした
P.S.≫この花は不思議な場所から生えているので、ぜひ探してみてくださいね
さて、この穴はなんだか分かりますでしょうか?
正解はキツツキのあけた穴です。
解説を聞いている間も、キツツキが木をつつく音が連続して鳴り響いていました
ところで、この穴の向きが計算されているようでして・・・
雨が入ってこないように、カーブした木の内側に巣穴が作られているのだとか!
生物には、生きていくうえで必要な知識や知恵がしっかり備わっているのだということを実感した瞬間でした
(;ーoー)!! こんなところにマムシ・・・
と、つい間違ってしまいそうな左の植物は【マムシグサ】。
右は、名前に「イヌ」と入っていますが、昔の人は役にたたないものに「イヌ(犬)」という名前を入れたのだそうですナゼ?
ちなみに、ブナは漢字で書くと「橅」ですが、水分を多く含んで柔かいブナは家具などの建材には向かないので“無用の木”ということで「橅」という名がついたのだそうです
森にとっては水を蓄えてくれる非常にありがたい木で、その恩恵は人間も受けているはずなのに・・・人間は勝手だと怒られそうです(;一_一)
おっと!これは、エゾハルゼミの抜け殻でしょうか?
着々と夏が近づいてきていることを感じさせてくれますね・・・
ん?UJさん!?いつから樹木医になられたのですか??
実は、途中に設置されている聴診器を使って樹木の心音を聞くことができるんですね
はてさて、どのように聞こえるのでしょうか?
この先、歩を進めるとこのような鏡が姿を現します
鏡ごしにブナ林と青い空を眺めるのも悪くありません。
実に素敵な発想ですよね
この木は、この森のブナの木の中で一番の御長寿だそうです
推定樹齢は300年以上。
そんなブナの木肌には、熊の爪あとが残されていました。
大きな体で、かなり高い場所まで軽々と登ることもあるそうですよw(゜O゜)w
そういえば、最初はミズナラなどの樹木がメインだった森も、気がつけばブナがメインの森に変わっていました
この森では、自然と樹木たちの住み分けが行われているのだそうです。
水源地への分岐点で、2種類の樹木が共存している不思議な木を見つけました
実はこれ、共存しているわけではなく、ブナ(細い木)がホオノキ(太い木)に包みこまれてしまっているのだそう
ホオノキの樹皮がブナのものより柔かいためにこのような状態が保たれているのだとか。
この花を見て、“すみれ”のイメージが覆りました・・・
黄色いすみれ、その名の通り【オオバキスミレ】という花だそうです。
近くに紫のすみれが咲いていましたが、やはりこちらの方がしっくりくるような・・・(^^;
右の可憐な白い花は、【サンカヨウ】といって、漢字にすると「山荷葉」と書くそうです
「荷葉=ハス」とのことですが、山のハスは、なんとも可愛らしい花を咲かせるんですね(^^ゞ
ところで、ミニ白神の入口にあった清水を覚えていますか?
あの清水は、この水源地から引いているのだそうです!
日照りが続いて井戸などが干上がった時でも、ブナの森に囲まれたこの湧水は枯れることがなかったのだとか。
実は、今まで私たちが歩いてきた道は、この地域に昔から住んでいる方々が生活のためにつくった道だそうで・・・
この水源地周辺も、荒れないよう保護するために囲いがされています。
貴重な資源、大切にしていきたいですよね
さて、水源地から折り返していくと、【シラネアオイ】を見つけました。
この周辺では終わりかけているとのことだったので、運がよかったですね
右の白い小粒の花は【マイヅルソウ】といって、葉が鶴の舞う姿に見えるためにそのような名前がついたのだとか。
このマイヅルソウは、葉が1枚の時は花を咲かせないそうで、2枚になってからはじめて、蕾をつけるそうです。
まるで、羽が1枚では羽ばたくことができないと言っているかのようですね。
実は、紹介しきれていない森の動植物たちがまだまだいるのですが、長くなったので今回はここで終わります。
お~っと、忘れちゃいけません・・・くろもり館へ戻ったら、スタンプを!
とりあえずスタンプを1個ゲットして、このあと次の目的地へと向かいましたとさ
気軽に白神山地を味わいたい方は、ぜひ!!
§ミニ白神(くろもり館)§
■住所 青森県西津軽郡鰺ヶ沢町大字深谷町字矢倉山1-26(くろもり館)
■問合せ1 くろもり館 TEL 0173-79-2009
■問合せ2 鰺ヶ沢町産業振興課 TEL 0173-72-2111
■営業期間 4月20日~10月31日
■営業時間 9:00~16:30 (但し10月1日~31日は、9:00~15:30) ※受付は、終了時間30分前まで
■ガイド 9:05~、10:40~(内回りコース/約1時間30分) / 12:40~(外回りコース/約2時間)
※受付は、開始時間30分前まで(初回は5分前まで)、予約は不可
■入山料 一般・高校生¥300 / 小・中学生¥200
■ガイド料 内回りコース・・・大人¥500 / 小人¥300、外回りコース・・・大人¥1,000 / 小人¥500
■休館日 なし
■最寄駅 JR鰺ヶ沢駅(五能線)/ 駅から車で約30分、駅から「ミニ白神行き」のバス(1日1往復)で約30分
■ミニ白神(鰺ヶ沢町)HP http://www.town.ajigasawa.lg.jp/page/shisetu/minishirakami/index.html
■鰺ヶ沢町観光協会HP http://www.ajigasawa.info/
by ヴァ♪
なんだかバタバタと時間が過ぎていく日々の生活の中で、バーチャルでもこんな癒し空間があったのね・・・とまったりしながらブログを拝見しました。
早いとこ、日々そんなまったりした人生をホゲホゲと過ごしたいもんです
自然とは、なんと美しきかな。
ほんと癒されました
毎度コメントありがとうございます!
今回のブログが少しでも癒やしになったようで、嬉しい限りです(^^ゞ
それでも、やはり実物はもっともっといいですよ~
青森の森は、今が最高です!
近々、本当の森で癒やされてみてくださいね
超、マイナスイオンなんだろうな~
マイナスイオン&フィトンチッド全開の森は、身も心もリフレッシュさせてくれますよ
そして森と言えば、青い森の妖精・・・
運が良ければ、森で「いくべぇ」に逢えるかも
妖精はいると信じているゆきんこどす