リベラルくずれの繰り言

時事問題について日ごろ感じているモヤモヤを投稿していこうと思います.

「PTAは任意加入」では解決にならない

2017-08-09 | 一般
朝日新聞でよくPTAにまつわる悩みが取り上げられる.8月7日の朝刊でも「PTA 続く模索」として1面を割いていた.
この問題になると「PTAは任意加入であることを周知すべき」のような意見が取り上げられることが多い.今回の記事でも入退会の同意を取るようにしたPTAがあると触れられていた.だが本当に入退会を自由にしたら,誰だってやりたくないはずだ.入退会を自由にしたところでちゃんとPTAが成り立っているのかどうか,報道してほしい.もし成り立っているとしたら,結局「子供が人質」と思ってやむを得ず加入している人が大半ではないだろうか.そもそもPTAが「成り立つ」必要があるのか,というのは大いに検討の余地があるが,その議論なしに単に「PTAは任意加入です」と言って非加入を認めればすむ問題ではないだろう.(「(役員は)イヤです」と我を張った人だけが免除されるというのも論外な気がする.)
それに,PTA加入者と非加入者がいた場合,子供の扱いに差が出ないようにする必要がある.記事でも,千葉市PTA連絡協議会の冊子「本当に聞きたかったPTAの悩みごと」では,増えつつある非会員の子どもの扱いが課題になっていることもふまえ,記念品の贈呈について議論しているという.PTAの会費で非会員の子供にも記念品を贈呈するのは不公平ではないかという意見に対し,「PTAの活動は『会員の子どものため』ではなく,『その学校の児童・生徒のため』に行うものであるってことじゃないかな」などの意見が紹介されているという.これが結論というのではなく,あくまでもいろいろな考え方を示すものだというが,持ち回りで役員を負担している人にとっては不公平感は残るだろう.(実はお金はあまり問題ではないと思う.会費の相場がどのくらいなのか知らないが,役員はできないから加入したくないが,会費分の寄付はしてもいいという人は多いのではないか.)
少なくともやるべきであり,やればできることとして,「どの役員がどのような役割があり,どの程度の拘束時間を伴うのか」を周知する必要はある.学校から配布される活動だよりみたいなものに書かれているのかもしれないが,どの役員なら引き受けられそうだという判断に十分な材料は提供されているだろうか?(もちろん,「やればできる」とは言ったが,やるのはしぶしぶ引き受けている現役員であり,みながとりあえず任期が終わるまで我慢しようというスタンスでやっていると,これから役員が回ってくる人のために何とかしようという動きにつながりにくいのが苦しい.)
私も名案はない.本当に必要な仕事を厳選し(たとえば「記念品」など必要だろうか?),一部の人に仕事が集中しないようにする方向に向けて考えたい.


関連記事:PTAの負担を減らすために (9月16日)
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