クローサーを観たぞ☆

ジュリア・ロバーツ、ジュード・ロウが主演の「クローサー」を友人の勤める映画館で鑑賞してきました。
結果…タダでよかったな、という感じです。

　全体的に見知らぬ人との距離感がものすごく近いので日本人には理解できない瞬間が多いと思います。

　監督はマイク・ニコルズ（「卒業」、「愛の狩人」の監督）でわかりやすいけど
どうも時代遅れな演出な気がしました。
最後はナタリー・ポートマンの映画になってるし、完全に。
いいんだけど、別に。
ジュード・ロウはコテコテのダメ男ぶりで、ものすごい顔してて笑っちゃった。
今の日本人でああいう演技できる役者は思い当たらない。
そう思うとなかなかすごいのでは？笑っちゃうけど。

個人的はナタリー・ポートマンが女優さんになったな、という印象が残りました。
まだまだ幼さはあるけど、ペタペタした歩き方とか声とか好感が持てました。
でもストリップクラブで働いているのに、彼女が出てないシーンは皆、オッパイ出して踊っているのに
彼女が出ていると店の女の子たちも、まるでさっきのシーンとは別の店か？と思うくらい衣装をきちんと付けて踊っているのです。（ナタリー・ポートマンがオッパイ出せないのはわかるけどもうちょっと自然にしてほしい。とっても違和感！）

　悪い点で目について仕方なかったのが、エキストラの使い方。
やったら説明的なんだ。
エキストラはちょっとだから、目だとう目立とうとしてて、
そういうの編集でカットしちゃえばいいのにそのまま使っていて目障り。
たとえば、ジュード・ロウがトイレで悩んでいるシーンの直前、
へんなおじさんが後ろでトイレにある手乾かす、熱い風出てくるやつでブオーって
手乾かしてる、それだけのカットが２、３秒あってから、
ジュード・ロウが写るんだ。
はっきり言って、その２、３秒が耐えられなかった！
そのおじさんがいるせいで妙な生活観がそこだけ出てて、
そんなのなくてもトイレだってわかるし、マイナスなのではないかしら？

　それとクラッシックのコンサートロビーでのシーンでここでもエキストラの変なおじさんが
いかにも「私は見ている途中でセキがとまらなくなって出てきました」というような
ゴホンゴホンという激しいセキをしながら会場から出てきたり
（そんなのなくても音楽流れてるしコンサート会場だってのはよくわかる）
周りが説明的だなー、思っちゃいました。

　そんなところに目が行ってしまうのは私くらいかもしれませんが・・・性分なもんで・・・

一緒に観たＥ子も「どうでもいい映画だったね」と申しておりました。
これから見る人はがっかりさせちゃいましたね。
読まないでください。ってもう遅いか。