6月10日(金)
ポピーに続いて地元秩父の百名山、両神山へ行った。
朝5時半ごろ出発。日向大谷(ひなたおおや)の第2駐車場(無料)に8時ごろ到着。
奥の方に空きスペースがあったので、そこへ駐車した。
▲ 看板地図。
両神山1723mへのコースは複数あるが、この日向大谷のコース(赤線)が最も容易のようだ。
標高差は1070mだが、累積標高差は1539mもある。アップダウンが多いということだ.
来月初に登る北海道の利尻岳は単純標高差で1500mもあり、その事前訓練にはちょうど良い。
しかも、両神山は因縁の山でもある。
登山を始めた10年以上前、地元の山だから登ったのだが、頂上付近の細尾根が怖くて通れず山頂はあきらめた。今回のコースはどうも異なるようだが、カタをつけておきたいのだ(笑)。
▲ 登山口に熊注意のタテカン。
熊注意のタテカンはしょっちゅうあるが、これは5月23日と具体的かつ直近の出没ではないか・・。
鈴はクルマにおいて来た。大声で歌いながら登ろうか。
8時15分ごろ登山開始。
▲ まず石で作られた鳥居をくぐって行く。
そのあとは小さなアップダウンを繰り返しながら、沢沿いに歩いたり、横切ったり。
▲ ほとんどの道が木で覆われていて見通しは良くない。
しかし、今日は狙い通り晴れなので、木漏れ日がきれいだ。
▲ 多いのはブナの木かな。
▲ 弘法乃井戸、という水場があった。
ちょろちょろと水がパイプの先から落ちてきていた。
その上には赤丸の石像が安置されている。
▲ 弘法大師像。
全国を行脚された大師さんだが、ほんとにこんなところまで来たのかい?
▲ 行程の2/3ぐらいのところで、山小屋に到着。
清滝避難小屋だ。湧き水を用いた水洗トイレも併設されている。無料のようだった。
▲ 今は避難小屋となっているが、ちょっと前までは有料の宿泊小屋だったようだ。ボクのガイドブックではそうだ。中に入ってみると寝具がそのまま保存されている。
感じの良い山小屋なのに、もったいない。
両神山そのもの、おそらくこの山小屋も個人の所有物だから、コースの思い切った改廃とか山の管理方法がユニークだ。
▲ 行程中に、鎖場が数箇所出てくる。
▲ 岩場の一部が濡れていて、足が掛けにくいところはあったものの、難易度は低いと思う。
山小屋のあとには、産体尾根(うぶたいおね)と呼ばれる勾配の強い登りが続いて、何度も立ち止まって息を整えた。
▲ 両神神社に到着。
普通の狛犬(こまいぬ)ではなく、グレイハウンドに似たオオカミが守っている。
青梅の御岳山、秩父の三峰神社同様にここは「お犬さま」の山だ。
両神山の名前の由来は色々あるようだが、イザナギとイザナミの両神をまつるとする説が分かりやすい。
神社から更に1時間弱登ると、ようやく頂上の近くにきた。
▲ 頂上の大きな岩塊に登る最後の鎖場15mがあった。
写真では、ロッククライミングみたいだが(笑)、大丈夫たいしたことない。
▲ 頂上には小さな祠(ほこら)があった。12:55着。
▲ 猫額ほどの平らな場所が有り、そこで昼食。
真ん中には小さい岩塊がさらにあって、その上から周囲を見渡した。
本来は360度見えるのだが、樹木の丈が目線より50cmほど高くてグルリと見渡せないのが残念だ。
パノラマ画像;
PC用
スマホ用
富士山ももちろん見えるのだが、この日はその方向は雲に覆われていてまったく見えなかった。
荒船山、妙義山などの西上州の山並みをはじめ、浅間山や八ヶ岳も眺望できるとあるが、区別が付けられない。秩父市内の武甲山だけは、白い削られた山が光っていて分かったが。
2時近くに、登りと同じコースをたどって下山開始。
▲ 白い花の木。
ピンク色のアカヤシオの群落が有名だが、とうに終わっていて花はほとんど無かったな。
ま、いいんだ。訓練のためだから。
戻りの道は、果てしなく長く感じた。
誰にも出会わない。
テクテクとアップダウン。
4時を過ぎたころから、この道本当に帰り路だろうかと不安になっていたが。
ただ長いだけだった。
▲ 駐車場に戻ってきたのは5時ごろ。
ゆっくり慎重に歩いてきたからだろうが、9時間弱の山行になってしまった。
おかげで、どこも痛くならなかったが(^^)。
最終のマイクロバスがまもなく上がってくるであろう。その場合キャンカーでのすれ違いは困難だ。
発着の5時20分まで待って、クルマを発進させた。
今日のネグラは、ふもとの道の駅・両神温泉薬師の湯だ。
平日だから空いていて、いいお湯だった♪
▲ 両神温泉薬師の湯。
翌朝、朝8時に道の駅を出発。
10時過ぎに帰宅。
ちょうど息子夫婦家族も到着。間に合った。
7月初の利尻岳の前に、あと1~2回は似通った負荷の山に登っておきたいな。
梅雨のこの時期で、できるか・・
すべては利尻富士のために(笑)。
ポピーに続いて地元秩父の百名山、両神山へ行った。
朝5時半ごろ出発。日向大谷(ひなたおおや)の第2駐車場(無料)に8時ごろ到着。
奥の方に空きスペースがあったので、そこへ駐車した。
▲ 看板地図。
両神山1723mへのコースは複数あるが、この日向大谷のコース(赤線)が最も容易のようだ。
標高差は1070mだが、累積標高差は1539mもある。アップダウンが多いということだ.
来月初に登る北海道の利尻岳は単純標高差で1500mもあり、その事前訓練にはちょうど良い。
しかも、両神山は因縁の山でもある。
登山を始めた10年以上前、地元の山だから登ったのだが、頂上付近の細尾根が怖くて通れず山頂はあきらめた。今回のコースはどうも異なるようだが、カタをつけておきたいのだ(笑)。
▲ 登山口に熊注意のタテカン。
熊注意のタテカンはしょっちゅうあるが、これは5月23日と具体的かつ直近の出没ではないか・・。
鈴はクルマにおいて来た。大声で歌いながら登ろうか。
8時15分ごろ登山開始。
▲ まず石で作られた鳥居をくぐって行く。
そのあとは小さなアップダウンを繰り返しながら、沢沿いに歩いたり、横切ったり。
▲ ほとんどの道が木で覆われていて見通しは良くない。
しかし、今日は狙い通り晴れなので、木漏れ日がきれいだ。
▲ 多いのはブナの木かな。
▲ 弘法乃井戸、という水場があった。
ちょろちょろと水がパイプの先から落ちてきていた。
その上には赤丸の石像が安置されている。
▲ 弘法大師像。
全国を行脚された大師さんだが、ほんとにこんなところまで来たのかい?
▲ 行程の2/3ぐらいのところで、山小屋に到着。
清滝避難小屋だ。湧き水を用いた水洗トイレも併設されている。無料のようだった。
▲ 今は避難小屋となっているが、ちょっと前までは有料の宿泊小屋だったようだ。ボクのガイドブックではそうだ。中に入ってみると寝具がそのまま保存されている。
感じの良い山小屋なのに、もったいない。
両神山そのもの、おそらくこの山小屋も個人の所有物だから、コースの思い切った改廃とか山の管理方法がユニークだ。
▲ 行程中に、鎖場が数箇所出てくる。
▲ 岩場の一部が濡れていて、足が掛けにくいところはあったものの、難易度は低いと思う。
山小屋のあとには、産体尾根(うぶたいおね)と呼ばれる勾配の強い登りが続いて、何度も立ち止まって息を整えた。
▲ 両神神社に到着。
普通の狛犬(こまいぬ)ではなく、グレイハウンドに似たオオカミが守っている。
青梅の御岳山、秩父の三峰神社同様にここは「お犬さま」の山だ。
両神山の名前の由来は色々あるようだが、イザナギとイザナミの両神をまつるとする説が分かりやすい。
神社から更に1時間弱登ると、ようやく頂上の近くにきた。
▲ 頂上の大きな岩塊に登る最後の鎖場15mがあった。
写真では、ロッククライミングみたいだが(笑)、大丈夫たいしたことない。
▲ 頂上には小さな祠(ほこら)があった。12:55着。
▲ 猫額ほどの平らな場所が有り、そこで昼食。
真ん中には小さい岩塊がさらにあって、その上から周囲を見渡した。
本来は360度見えるのだが、樹木の丈が目線より50cmほど高くてグルリと見渡せないのが残念だ。
パノラマ画像;
PC用
スマホ用
富士山ももちろん見えるのだが、この日はその方向は雲に覆われていてまったく見えなかった。
荒船山、妙義山などの西上州の山並みをはじめ、浅間山や八ヶ岳も眺望できるとあるが、区別が付けられない。秩父市内の武甲山だけは、白い削られた山が光っていて分かったが。
2時近くに、登りと同じコースをたどって下山開始。
▲ 白い花の木。
ピンク色のアカヤシオの群落が有名だが、とうに終わっていて花はほとんど無かったな。
ま、いいんだ。訓練のためだから。
戻りの道は、果てしなく長く感じた。
誰にも出会わない。
テクテクとアップダウン。
4時を過ぎたころから、この道本当に帰り路だろうかと不安になっていたが。
ただ長いだけだった。
▲ 駐車場に戻ってきたのは5時ごろ。
ゆっくり慎重に歩いてきたからだろうが、9時間弱の山行になってしまった。
おかげで、どこも痛くならなかったが(^^)。
最終のマイクロバスがまもなく上がってくるであろう。その場合キャンカーでのすれ違いは困難だ。
発着の5時20分まで待って、クルマを発進させた。
今日のネグラは、ふもとの道の駅・両神温泉薬師の湯だ。
平日だから空いていて、いいお湯だった♪
▲ 両神温泉薬師の湯。
翌朝、朝8時に道の駅を出発。
10時過ぎに帰宅。
ちょうど息子夫婦家族も到着。間に合った。
7月初の利尻岳の前に、あと1~2回は似通った負荷の山に登っておきたいな。
梅雨のこの時期で、できるか・・
すべては利尻富士のために(笑)。
ただ、「正午頃に、山頂付近で」 熊に襲われるなんて、想定外の出来事で怖いです。
利尻岳は楽しみですね。
数年前に行きましたが、お花に励まされたおかげで登ることができました。
Soraさんなら余裕だと思います。
旅のレポを、首を長くして待っていますね。
/hiyo_cry2/}その時の月の明かりや、みんなの顔が浮かんでくるようです。翌朝、歌会はじめで入選した自身の歌を自筆でかいた絵葉書を頂きました。それから数年後新聞に、亡くなった記事が出ていました。有名な管理人さんだったのでしょうね。soraさんの写真を見て思わずあの少し調子の外れたハーモニカの音やみんなの顔が浮かんでくるようです。少し寂しいですけどね。
今から考えるとヤバかったですね。実際に熊が出没しているということですから。登山道も木々に覆われているところが続いていて、いかにもクマさんと遭遇という山道でした。チリンチリンをリュックの中に入れてあったのを忘れていて。都度、手を叩きながら歩いてはいましたが。危ないですね。
>利尻岳は楽しみですね。数年前に行きましたが・・
はなねこさんの、2012年夏の記事を探して読みましたよ。9日間の利尻・礼文だけを旅する登山・花紀行。すごく贅沢な日程ですね。びっくりしました。利尻岳では41種もの花を観察掲載されて・・。10時間40分の山行。私もそれは覚悟していますが
それに礼文島はどうしようかな・・。学生時代に渡ってユースホステルに泊まった思い出の礼文・・。時間はあってもフェリーが高いからなあ(笑)。
登られたことがおありですか。しかもあの清滝小屋に泊まられて。それは懐かしいことでしょう。しかも、管理人さんと一緒に歌ったりしていればね。
>soraさんの写真を見て思わずあの少し調子の外れたハーモニカの音やみんなの顔が浮かんでくるようです
私はあの小屋の内部が広くこざっぱりしていたので、写真を撮っただけですが。思い出とともに、これは胸に来ますね。
山の会では、八丁峠~西岳~東岳のピストンで行ったようです。
〉イザナギとイザナミで両神~
納得しました。
山頂からのパノラマ写真、楽しませて頂きました。伊豆ヶ岳で左膝を痛めてキャンセルした両神山。soraさんと運命のご対面が叶わなかった両神山(笑)
〉9時間弱の山行
本当に健脚ですね。こんなに歩いて、どこも痛くならないなんて。
クマさんに会わなくてよかったですね。秋田では、また、熊に襲われるというニュースを今朝 見ました。具体的かつ間近の熊出没タテカン・・・怖いですよね。ご無事でなによりです。
山の会は、八丁峠から両神山へ行ったのですか。鎖場30箇所、経験者向きと写真の地図にも注意書きがある難しいコースですよ。やめておいて良かったのでは(^^)。
熊の行動も予測がつかないようになってきていますから、あなどらずに注意したいですね(笑)
葉の合間からの木漏れ日の撮影は、下からの樹をも入れたほうが、遠近感が出て良くなると思いますよ。光が少し足りませんでしたが。
両神山は、GWの山行でだったので、家族旅行を優先して行けなかった山でした。
忘却の毎日です
料理していて、タイマーをセットし、スタートボタンを押さないのがマイブームです
>料理していて、タイマーをセットし、スタートボタンを押さない~
そして焦げてから気が付くのですか(^^)。
私はキーをどこに置いたのか忘れてよく探しまわりますよ。旅先でこれが生じると、アウトですよね。
HNをこれからは「白いポピー」(花言葉・忘却)に、私も替えましょうか(笑)。