
この間、ワイエスに行ったばかりのBunkamura ザ・ミュージアムへ。
新年開けてどこの美術館へ行こう?
混雑を考えると近場に限ります。ということで渋谷へ。
ここ近年は1/2ともなれば開店しているお店も多くなりましたが、美術館はやはりひとでいっぱいなんだろうかという懸念もあったのです。
ですが、思ってたほどではありませんでした。
おかげでゆっくりと堪能することが出来ました。
今回、展示されている作品はドイツ、デュッセルドルフにあるノルトライン=ヴェストファーレン州立美術館所蔵のもの。
この間もピカソ展と同じく、美術館改装のタイミングによる貸し出しです。
「ピカソとクレーの生きた時代」というタイトルからピカソとクレーが中心かと思っていました。
実際にはピカソの作品は少なめ、これに対しクレーは点数だけでいえば半分くらいを占めていました。
ピカソは↑このチラシの「鏡の前の女」と「二人の座る裸婦」が目立ちました。
やはりサイズの大きな作品ですし、作風が全く対極なのが面白い。
「鏡の前の女」はもう脱力しちゃいますよね。でも、やはり画面構成のバランスはすごく冴えています。
「二人の座る裸婦」は解説に写実的云々とあったものの、彫刻のようなどっしりとした肉体はやはりピカソのテイストが出ています。
指や腕とか丸々としてるんですよね。
ラストのコーナーはクレー大会。
馴染まないかなあと思ってたもののかなり楽しめました。
「ムッシュー・ペルレンシュヴァイン」のスプラーで吹き付けた作風がばっちりでした。
ぼやあとした抜けたトーン。人物の目の四角になってるのが合ってるなあと。
あと、晩年に描かれた鉛筆のドローイングもよかったです。
ほんと子供みたく純粋に描くのを楽しんでる。山の精なんて、タイトルを導けるのは描いた本人だけでしょうね。
あと、個人的にはマグリットの作品を3点も見られたのがお年玉でした。
「とてつもない日々」
裸の女性のシルエットから男が抜け出して、彼女の体に腕を回そうとしてる。女は逃れんとばかり必至の形相。
女のとにかく恐ろしい。美しくないのです。
でも、そうでないと成立しないような気がするんですよね。
「出会い」
西洋剣玉(ビルポケ)もしくは家具の脚とされる棒人形。
頭の部分が眼球になっている。
鏡向かいに3体が向き合ってるが両者の並びは実は異なってる。
こういうマグリットの仕掛けは大好き。
「庶民的なパノラマ」
画面は縦長。上から波の打ち寄せる海岸、森林、家と層を区切って描かれている。
こんなタイトルなのでじーっと見て考えてしまった。
解説にあったように本来横に広がるパノラマを縦にしてしまった面白さっていうところなんでしょうかね。
この他にはふだんあまりお目にかかれない作家の作品を見る事が出来たのが収穫でした。
フランツ・マルク「3匹の猫」
かっちり画面を組んでるのに躍動感があるかのよう。色の揃え方すごく好み。
マックス・ベックマン「夜」
一家惨殺を描いてて、しばし呆然となります。デフォルメされてても凄惨さが伝わってきてついつい見入ってしまう。
イヴ・タンギーの作品は2点とも謎の物体が描かれていて怖かった。彼は何を描きたかったのだろう。
さっと見て終わりかなあと思ってたのですが、気がつくと結構長居しておりました。
3/22まで。













年末年始東京(横浜か)に行き電車に乗る機会があり車内販売のお姉さんのエプロンや自販機の側面にペンギン君を見つける度にあおひーさんを思い出しちゃうのは私だけでしょうか・・・
今年も宜しくでっす♪
マグリットのあの画。恐ろしい冗談?
マルクの猫も良かったです。
西洋剣玉はどうしても目玉オヤジにしか
見えないのです。
あけましておめでとうございます!
>ペンギン君を見つける度にあおひーさんを思い出しちゃうのは私だけでしょうか・・・
いいえ、大丈夫ですよ。
いろんなひとから同様のことを言われておりますので。
Suicaなペンギンくん好き冥利に尽きます。
今年もよろしくお願いいたします。
>とらさん
クレーは昔だったら楽しめなかったように思います。やっぱり嗜好がちょっとずつ変化してるんだなあと実感しちゃいます。
マグリットはいろいろと想像をかきたててくれるのでついつい居座ってみてしまいます。
>一村雨さん
マグリットが描いたのは1926年。鬼太郎が描かれるずっと前なんですよね〜。
しかし、西洋剣玉っていうの初めて聞きました。実物がどんなものかちょっと気になっています。
私もBunkamuraが美術館初めだったのですが、意外と幸先良かったなあと思います。
結構、知らない作家がいるんですよね〜。
あんまり混雑しすぎてるとうーんて感じでしたが、いい感じで見られてラッキーでした。
戦争の暗い影を感じる第1章。
あそこが圧巻でした。
あっ、そういえばダークなトーンでしたね、第1部は。
戦争はやはりあって欲しくないですね〜。
「20世紀のはじまり」というタイトルにふさわしい作品が集まっていて楽しむ事ができました。
戦争で若くして亡くなられた画家の方も何人かいらっしゃって、もし長く生きていたらどんな作品を描いていたのだろう?と考えてしまいました。
内容としては素直に楽しめたので思ってたよりもじっくりと鑑賞することができました。
>戦争で若くして亡くなられた画家の方も何人かいらっしゃって、もし長く生きていたらどんな作品を描いていたのだろう?と考えてしまいました。
戦争に限ったことではないのですが、あの作家さんが生きてたらどんな作品を描いたのかってのは気になりますよね。
マグリット3点、「とてつもない日々」の女性が
美人に書かれていないのには同意です。
残りの2作品の感想は自分では気付かなかった点に
触れられていて参考になりました。
しかし、ビルボケ、あちこちで目玉オヤジとか思われている様で、
そのイメージが離れなくなりそうなのが怖いです・・・。
どうしても、マグリットとなるとスイッチが入ってしまいます。
ビルボケは目玉おやじというにはイメージのトーンがちと違うかなあと。
マグリットは見てるひとのふつうの感覚を揺り動かしてくれるのがよいですね。あの気持ちよさを求めて、また見たいなあと思うんです、きっと。