あお!ひー

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青い日記帳企画「ザ・ベスト・オブ山種コレクション展」山館長トークショー

2012-01-08 23:20:15 | アート系
1/3からスタートした「ザ・ベスト・オブ山種コレクション展」の後期展示。

前期とは総入替となる内容。

いつもお世話になっている青い日記帳のTakさん( @taktwi )の企画で山館長のトークショーが開催されることになったのです。

というわけで早速行って参りました。

17:15から山館長のトークがスタート。

参加者はおそらく100人程度?相当の人数でなかなかリアルタイムではその作品がしっかりとはみられないくらい。

大盛況でありました。

聞き取れない部分もあったので書き留めることの出来た部分だけチョイス。


小林古径の「静物」は古径が唯一描いた油絵。

佐伯祐三の作品には外でスケッチしててゴミが入ってるのだそう。

川井玉堂の「早乙女」は山崎館長が大好きだとのこと。

奥村土牛は38才で初めて日展に入選。館長の祖父である山種二は無名だった土牛を援助していて、山種美術館には135点が所蔵されている。

土牛の「醍醐」の桜のピンクは「綿臙脂(わたえんじ)」という今ではつくられていないカイガラ虫の死骸をすりつぶした絵の具を使ってるのだそう。

速水御舟「翠苔芝芝」。この絵には謎がいっぱい。紫陽花の花のひび割れた描写は「薬を混ぜた?」「重曹を使った?」「卵白?」などなど諸説あるのだとのこと。また、枇杷についても日本がにはないオレンジなのでこれも謎とされる。

東山魁夷「満ち来る潮」の銀色のはプラチナ。銀だと酸化して黒くなる。岩は絵の具をフライパンで焼いて黒くしてるのだとか。

塩田平八郎「牡丹」は裏箔と裏彩色を施しているのだそう。

加山又造に依頼した陶板のレリーフ(入口入って向かいの階段の上)は設置されるまでは保管されていて、又造にとって初の陶作だったこともあり、歪んでいたのをパズルのように組み立てたのだそう。

平山郁夫は薄く塗って乾かして、薄く塗って乾かしての繰り返しをやってるので剥落しないのだそう。

御舟の「桃花」は大正期、中国の花鳥画がブームだった時期、長女の初節句のために描かれたのだそう。

御舟の「炎舞」の背景の紫(印刷だときちんと出ない)はものすごくうす塗りで絵の具の厚みがほとんどない。御舟をして、二度と出せない色なのだそう。


ざっくりとこんな感じでしょうか。

トークは50分、皆とても熱心に聞き入っておりました。また、メモを取ってるひとが多かったように思います。

「ザ・ベスト・オブ山種コレクション展」の後期展示は2/5まで。

↓これ、おいしかった~。

「ザ・ベスト・オブ山種コレクション」特製和菓子。

こちらは東山魁夷「満ち来る潮」をイメージした和菓子「波しぶき」。初めていただいたのですが、風合いもお味もとてもよかったです。

この他に東山魁夷「年暮る」、川井玉堂「早乙女」、奥村土牛「醍醐」をイメージした和菓子と舞扇なる山種美術館創立45周年を祝う特製のお菓子がありました。

こちらもおすすめです~。

<参考記事>
ザ・ベスト・オブ・山種コレクション【前期展示】(山種美術館)
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