金沢21世紀美術館の展示が気になりつつも行けなかったので、絶対にこちらには伺おうと思っていました。
圧巻でした!
もうこれだけのテクニックと見せ方を持ってる大御所が、こうもさらりと新しい世界を目の前に提示してくれるということにただただ驚きます。
Lightning Fieldsなるタイトルのとおり、稲妻のような葉脈のような光。
A4の2つ折になった杉本氏による解説を読んでさらに驚く。
暗室の中、静電気により生ずるフィルムの傷。
作品にとっては命取りとなるものだから、杉本氏は当初帯電防止装置の製作ももくろむも完成には至らず。
やがて、発想を転換し、むしろ出現させてしまえと。
そして、フィルム上に直接放電させるという手法で試行錯誤した結果が今回の展示だそう。
もうこうなるとカメラさえ使わず、暗室の中での実験です。
まさかここまで大掛かりな手法で製作されていたとは。
作り出されたものですが、自然界のエネルギー。
見た目が植物の葉脈や稲妻に見えてくる。しかも、激しいはずなのにその対極にある静かな感じがするというのも不思議なのです。
今回、一点だけ趣向を凝らした作品がありました。
会場に一番奥にかけられたそれはしばらく待っていないとその姿を見せてくれません。
急にライトが点灯し、その姿が露に。
3点のオブジェクトが縦に並んでる。
どことなくその形は遺伝子のようにも見える。
近づいてみるとそれぞれが放電した塊であり、反転してて本来の光で白くなる部分が黒くなっている。
距離が近くなるとこの塊はそのディティールもあいまって、別の見え方がする。
ヒトデなどの棘皮動物にも見えるし、脳髄そのものにも見える。
非生物なはずの被写体が生命を持つものに見えてくるという不思議。それが反転されたことであわられるのは必然か。
素晴らしい。最上級の作品でした。非の打ち所がありません。
10/10まで。
圧巻でした!
もうこれだけのテクニックと見せ方を持ってる大御所が、こうもさらりと新しい世界を目の前に提示してくれるということにただただ驚きます。
Lightning Fieldsなるタイトルのとおり、稲妻のような葉脈のような光。
A4の2つ折になった杉本氏による解説を読んでさらに驚く。
暗室の中、静電気により生ずるフィルムの傷。
作品にとっては命取りとなるものだから、杉本氏は当初帯電防止装置の製作ももくろむも完成には至らず。
やがて、発想を転換し、むしろ出現させてしまえと。
そして、フィルム上に直接放電させるという手法で試行錯誤した結果が今回の展示だそう。
もうこうなるとカメラさえ使わず、暗室の中での実験です。
まさかここまで大掛かりな手法で製作されていたとは。
作り出されたものですが、自然界のエネルギー。
見た目が植物の葉脈や稲妻に見えてくる。しかも、激しいはずなのにその対極にある静かな感じがするというのも不思議なのです。
今回、一点だけ趣向を凝らした作品がありました。
会場に一番奥にかけられたそれはしばらく待っていないとその姿を見せてくれません。
急にライトが点灯し、その姿が露に。
3点のオブジェクトが縦に並んでる。
どことなくその形は遺伝子のようにも見える。
近づいてみるとそれぞれが放電した塊であり、反転してて本来の光で白くなる部分が黒くなっている。
距離が近くなるとこの塊はそのディティールもあいまって、別の見え方がする。
ヒトデなどの棘皮動物にも見えるし、脳髄そのものにも見える。
非生物なはずの被写体が生命を持つものに見えてくるという不思議。それが反転されたことであわられるのは必然か。
素晴らしい。最上級の作品でした。非の打ち所がありません。
10/10まで。













実験的手法と卓越した構想力が融合した展示でしたね。
新しい表現に遭遇したような感動がありました。
雑誌で初めて放電場を見た時にはまさか、ここまで製作に手間のかかるものだとはつゆ知らず。
大家になっても攻めの姿勢が素晴らしい否と思いました。