杏子の映画生活

新作映画からTV放送まで、記憶の引き出しへようこそ☆ネタバレ注意。趣旨に合ったTB可、コメント不可。

ロボジー

2012年01月18日 | 映画(劇場鑑賞・新作、試写会)
2012年1月14日公開 111分

家電メーカー木村電器の窓際社員、小林(濱田岳)、太田(川合正悟)、長井(川島潤哉)の3人は、ワンマン社長(小野武彦)から流行の二足歩行ロボット開発を命じられていた。近く行われるロボット博での企業広告が目的だ。しかし、あと1週間というところで、制作途中のロボット“ニュー潮風”が木っ端微塵に大破してしまう。窮地に追い込まれた3人は、ロボットの中に人間を入れてごまかす計画を立てる。ロボットの外装にぴったり収まる人間を探すため、着ぐるみショーのアルバイトと偽り架空のオーディションを行い、仕事をリタイアして久しい独り暮らしの老人、73歳の鈴木重光(五十嵐信次郎)が選ばれる。しかし、この鈴木がとんでもないジジイで…。さらに、“ニュー潮風”に恋をしたロボットオタクの女子学生・葉子(吉高由里子)も巻き込み、事態は思わぬ方向へ転がり出す……。


監督は「ウォーターボーイズ」「スウィングガールズ」「ハッピーフライト」の矢口史靖です。この2作も面白かったので今回も期待して選んだのですが、外しませんでした

木村電器のロボット開発部トリオの能天気な姿から始まるオープニングは、なす術もなくというか「君たち運動神経とか反射神経ってあるの?」的危機感欠如なロボット破壊までの出来事で、「こりゃ、ダメダ〜〜」な3人組をしっかり印象付けます。元はエアコンのIC担当・洗濯機の営業・梱包担当と畑違いの3人がエンジニアとしてロボット設計なんてそもそもありえない〜〜性格もネガ・ポジ取り揃え個性的だけど根は皆真面目な小心者なのね。

ワンマン社長の機嫌を損ねたらクビだと焦る彼らが、苦肉の策で着ぐるみ計画を立て、白羽の矢が立った(というより本命が金属アレルギーで脱落して残ったのがこのじーさんだった)のが鈴木老人というわけです。いやぁ、このじーさん、いかにも世間にいそうなんだよねリタイヤしたとはいえ、まだ体はそこそこ動くし、スケベ心も人並みにあり孫にもいいところを見せたい普通のじーさん。

「ショー」に出ることで宣伝に一役買えばお役御免と思ってた3人組ですが、じーさんの思わぬ行動でロボットが脚光を浴びてしまい、今更「人が入ってる」とも言えず大ピンチ!改めてじーさんに協力を求め、3人組+ロボジーの珍道中が繰り広げられることとなります。
それにしても予告でみるあの1シーンのみの出演だった竹中直人。それでもかなりのインパクトだわ

ホテルでマッサージや豪華なルームサービスをとり、温泉を楽しむじーさんと、質素な食事の3人組の比較が笑えます。孫の前にロボットとして現れヒーロー然としてタクシーで去る姿もコメディだけど、どこかほっこりとさせてもらいました。

この4人にロボットおたくの女子学生・葉子(実は理工学部でロボットにもメチャ詳しい設定)が絡んでいくのですが、彼女に招かれた大学の講演で逆に学生たちから知識をもらい、本業の設計に真剣に取り組んでいく様子が何だか良い感じ。もちろん難しい理論は観ててもさっぱりわからないんだけどね

このままでは葉子に真実がばれると不安になった3人組が葉子を遠ざけようとしたことで、逆に彼女の不信を買い、そこにローカルTVの記者(田畑智子)も加わって記者会見で真相が暴かれる?と見せてどんでん返しの結末もです。

どうみても人間くさい仕草や動きの“ニュー潮風”が会社内でも世間でも最新鋭のロボットとしてもてはやされるという設定は、荒唐無稽なようで実はありえる話なのかも。だって、人型ロボットの最終目的は人としての機能を備えることなのでしょうから・・。

エンドロールで流れるイラストアニメも親しみの持てる楽しいものです。
ジャンル:
映画
キーワード
ワンマン社長 ハッピーフライト 金属アレルギー 人型ロボット スウィング ルームサービス ウォーターボーイズ 二足歩行ロボット 五十嵐信次郎 吉高由里子
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