杏子の映画生活

新作映画からTV放送まで、記憶の引き出しへようこそ☆ネタバレ注意。趣旨に合ったTB可、コメント不可。

溺れるナイフ

2017年06月14日 | 映画(DVD・ビデオ・TV)

2016年11月5日公開 111分

東京で雑誌モデルをしていた望月夏芽(小松菜奈)は、急に父親の郷里・浮雲町に引っ越すことになる。都会とはかけ離れた田舎での地味な生活にがっかりする夏芽だったが、地元を取り仕切る神主一族の跡取り息子コウ=長谷川航一朗(菅田将暉)と出会い、彼の持つ不思議な魅力に心奪われる。コウもまた町には異質な夏芽の美しさに惹かれ、二人は付き合い始めるが、火祭りの夜、悲劇が遅い・・・。


ジョージ朝倉の同名少女コミックの実写映画化で、いわゆる青春ストーリーですが・・・これ、たぶんコミックの方が面白いんじゃないかな

田舎町の風景や、火祭りの情景など、場面だけ切り取ればとても情緒的で美しいのですが、登場人物に厚みがないというか、心情を丁寧に追えていないというか、どうも薄っぺらい印象を受けました。

コウと夏芽が惹かれあう過程が一足飛びなのに、そこから先が何だかもどかしいし、事件(無駄に煽ってる描写だし)が起こった後の二人の心の動きについても十分に描かれているようには見えないんだよな~

事件のあと、コウに代わって夏芽を支える大友君(重岡大毅)は、いわゆる「いいやつ」なんだけど、隠しきれない下心もバッチリ描かれちゃってるし、コウの幼馴染で二人を応援するカナちゃん(上白石萌音)の二面性も怖いぞ 

コウに憧れていたカナが夏芽に抱いた感情はけっこう複雑だと推測され、その辺の心情を萌音ちゃんはかなり上手く表現していたと思います。二度目の事件の時、カナはコウと罪の共有をすることで、コウをある意味占有したのではないかしら。

いわゆる当世風のカッコよさで、光の当たる場所に相応しい人物像なのかもしれませんが、夏芽を「遠い場所」に連れ出す役割の広能晶吾(志摩遼平)も好きになれなかったな~

夏芽とコウは事件がなくてもいずれは離れていったような気がします。互いに輝ける場所が異なっていたからね。

神主一族の跡取り息子という設定なので、面を作り、祭りで踊るシーンが登場しますが、白装束で踊るコウ=菅田君は美しかったので、ファンなら観て損はないかも

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