杏子の映画生活

新作映画からTV放送まで、記憶の引き出しへようこそ☆ネタバレ注意。趣旨に合ったTB可、コメント不可。

ブラザーズ・ブルーム

2010年11月23日 | 映画(DVD・ビデオ・TV)
2008年 アメリカ 劇場未公開 
原題: THE BROTHERS BLOOM

幼い頃から兄スティーブン(マーク・ラファロ)と詐欺師生活を送っていたブルーム(エイドリアン・ブロディ)は、30を過ぎて嘘で塗り固めた人生に嫌気がさして兄と別れ、モンテネグロで新しい生活を始める。だがスティーブンと仲間のバンバン(菊地凛子)に新しい仕事話を持ちかけられ『これを最後に足を洗う』約束で仕事を引き受ける。カモは、ニュージャージーに住む大金持ちのペネロペ(レイチェル・ワイズ)。莫大な遺産を狙って彼女に近づいたブルームだが、彼女に本気で恋してしまい・・・・。

豪華な俳優陣と「バベル」で注目を浴びた菊池凛子が出ているというのに、何故か日本では公開されなかったのね(^^;単館系でイケたと思うのに・・。                                        
でも、このバンバンという女詐欺師、設定では日本人らしいが、名前は全く日本人らしくなく、ちょっとだけ出てくる「東京」もチャイニーズっぽい。彼女が登場する必然性が感じられないのが残念だけれど、独特の存在感はあった。ちょっとコミカルでクールな面白さを持つキャラでした。

兄の指示通りに嘘の人生を生きてきた弟が、「真実」の欠落した生き方に嫌気が差して兄から離れようとする中で、騙す筈の相手に恋をしてしまって・・というお話。

巧妙に仕掛けられた詐欺の手口を観ているうちに、どこまでが嘘か真かわからなくなってくるのが愉快。

けれど、最後の兄の演技は悲しい。結局兄の弟への愛情の強さが際立った結末だった。

エイドリアンって、他の役でもハンサムと思ったことはなかったのだけれど、この物語では内気で優しいハンサムボーイに見えました。

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