至福の日々

日々の哲学

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2018-02-07 16:58:18 | 小説
 してもいないのにしたと言われ、その罪によって地獄へ墜ちる。ある場合には、それは致し方のないことであり、ある場合には、それは受け入れられないことである。しかし、いずれにしろ、その二極にあってどちらも存在という観点から見れば善となる。既に述べたように、空を見上げるとそこには青と白のグラデーションが存在する。だから、ある場合には青、ある場合には白の濃淡が現れるのである。
 かなりの確率において存在の在り方そのものが問題視されることによって、その問題が無用になるということはない。従って、その問題が無用でないということについて考察するとき、その問題が有用になるのである。過程が大事にされることが多い社会の中にありながらも、結果を追求する勇気と、そのような過程が大事にされる社会が必要とされているのである。考えうるに、そのような社会は有用なものと言えるだろう。

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