至福の日々

日々の哲学

4

2016-12-31 16:49:17 | 小説
 彼と一緒にお菓子を食べたあと、僕は真っ直ぐモモ子のところへ向かった。その時である、モモ子が居ないことに気づいた。そしてそこには泣きつかれたかのように突っ立っている母の姿があった。僕は何が起きたのかわからなかった。ただ、母がいて、車があり、モモ子の姿がない、それだけのことだ。母に僕は尋ねた。「モモ子は?」母は言った。「もうこの世にはいないのよ。救急車で運ばれるまでもなかったわ。あの車に轢かれたの。そう。あれは私の車で、車を運転していたのは私。モモ子をあの世に送ったのは私なの。」そう言って母は泣き崩れた。

(終り)

この話はフィクションです。
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