グランマのつれづれ

日々の思い、感じることを言の葉にのせて~

頼山陽ネットワーク・旅猿ツアー

2017-04-19 18:58:10 | お出かけ

「亨翁の和歌の旅 完結編」

「高角(たかつの)もうで」  石見国(いわみのくに) 亨翁・71歳 随行・頼杏坪(きょうへい)22歳  
                    益田:柿本神社  戸田:柿本神社

「高角 御社に詣で奉らんと とみに思い立て出でける 道すがら こなた かなたの山里を見やりて」

 

4月18日 前日の、警報がでるほどの風雨激しい気象から一変して晴れやかに上がった天気のなか、旅猿一行は
      デラックスバスで石見国高津(高角)柿本神社に詣でる。

******* *******

亨翁(1707~1783)さんの足取り 安永6年酉三月二十二日~ (ちょうど、現在の4月18日に当たる)
                                                                                                              ※人麻呂さんの命日だそうです
3・22(現4・18)杏坪を伴い竹原出発 
      広島多賀庵に寄り
     津和野街道・・・山越え六日市
3・27  津和野
に入る
           途中雨に降られ苦労した話、山道の桜や藤によせる和歌

3・28 高津に着く

 

 

  
                                        いりもやづくりつまいり ひわだぶき
           高津柿本神社は、本殿正面三間、側面三間の入母屋造妻入り、檜皮葺
           唐破造りの向拝(こうはい)を有し、津和野の方角を向いている。
           現在は、内陣の中央後方の須弥壇を置く厨子が向唐破風屋根で檜皮葺のまま、
           前方の唐破風屋根は銅葺きになっていましたが、優雅な様式の神社です。          

3・29 戸田にいく

 戸田の里は今も静かに・・

    
                             戸田・柿本社は森の中にはぐくまれて・・・
 
                                    建造細工師の見事な彫り

4・2  浜田有福温泉に泊

    四日市、可部を経て、西条あずまこの滝に寄る

4.6 竹原に帰着

「春もやゃ 残りすくなきおそ桜 やま地のおくに 今ぞ咲ぬる」

「奥やまに 人もすさめぬ 遅さくら ひとりや咲きて 独りちるらん」

「はるふかき 津和野に茂る 若くさの 草枕をも ここにむすばむ」

廿七日 雨ふりくらしけり 廿八日に 高角へ越ゆるに猶ひねもす晴やらで
「よしやふれ けふあすのみの 春雨と おもへばぬれて 行くもいとはじ」

「暮かかる 春の名残を みなひとの おしむ涙や 雨とふるらん」

程なく高角の里にいたりければ
「名にたかき高角の山に けふつきぬ 二夜も三よも
  やどりとらまし」

廿九日 朝に旅宿のあるじ あないして高角山の 御社に詣で奉りければ やがて 真福寺の社僧来たり
殿の御戸をひらき給いて 神像を拝し奉る よみし 和歌をも奉納し侍ることの うれしさ身にあまりける
春の日 高角社宝前に 侍る 
             詠二首和歌
    花
「けふにあひて さくや高角 山ざくら ふかきいろ香を 神に見るらむ」

    祝
「あふぐさき ちとせの後も さかへゆく この神がきの 松のことの葉」

                              (亨翁さんの感激ぶりが手に取るように伺えます)

高角から二里あまりある戸田の御社にも侍りて かのぬしの 殿の御戸ひらきて ここの 神像をも 拝し奉る
またここをくだりて むかいへわたり 御つかに詣で奉りて
「千とせあまり 五十ふるてふ ふたつかは 道をまもりの しるしなるべし」

この日(6日)古里にぞ かへりける山道の さかしきを経 かわはしのあまたをも渡りて 
年頃のおもひを とげしも 神のめぐみなるべし  惟清
「あずまこの 瀧のしらいと 見まほしき 思ふおもいも けふぞとげつる」

 ******* *******

 

 亨翁さんの足取りを追って、4月18日に私たち旅猿ツアーを企画していただいたことは、
時・季節が重なり、より一層往時の風情に浸ることができまして感謝です。
しかも、戸田の柿本神社(生誕の地として祀られている)では、柿本人麻呂の生誕の大祭が行なわれる日だということで、
国旗、祭ののぼりまで掲げてあり、何かのご縁を感じたことでした。  (※4月18日は期せずして因縁が重なる日だったという由)

バスで通る沿線の山々には山桜がまだ葉と薄いピンクを残し、早くも山つつじは咲きはじめ・・・
亨翁さんたちの旅はどんなにたいへんだっただろうと想像しつつも、快適な旅を楽しみました。

晴天の日本海は、
海の碧さに真っ白な白波がきわだち美しかった!! 

  

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4 コメント

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ご参加に感謝! (頼山陽ネットワーク)
2017-04-19 21:21:36
旅猿ツアーにご参加くださり、ありがとうございました。頼亨翁の旅日記は歌日記でもあり、春水、春風、杏坪、そして山陽につながる頼一族の文才の原点を見るような気がしますね。
Unknown (オッキィ)
2017-04-19 22:20:48
ウッチィさん、元気にご活躍ですねぇ!

広島リビング新聞社の発行している「メテオライフ」を送ってもらって、見ていたら、見延典子さんのインタビューの中に「旅猿ツアー」のことも、ちょっと出ていましたよ。

その会に参加されていたんですね。
お天気にも恵まれて、良かったですね。
いつかまた、お話聞かせてね。
Unknown (Unknown)
2017-04-19 22:34:02
ありがとうございました~
みのり多い旅でした。
いま亨翁さんの感性に改めて感動しています。

石村良さんはじめ皆さまの細やかなご準備に感謝です。
早速見ていただいて・・・恐縮・・ 写真をいれまーす。
Unknown (ウッチィ)
2017-04-19 22:57:04
オッキィさんありがとう~

心配した天気はぬけるような青空に代わり、車窓からは春山ののどかな風景・・・ 山桜も残っていて、あざやかなピンクのつつじも咲き初め、久々のバスツアーを楽しみました。日本海の白波立つ海の美しかったこと~

オッキィさんも泊りがけの旅をされて、また違うあじわい・・景色を拝見しましたよ!

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