今日観たのは、『いつまた、君と 何日君再来』でした。
向井理さんのお祖母様の手記を映画化されたものです。
結婚からお祖父様が亡くなられた直後までの事が描かれています。
あの時代、同じような経験をされた方たち、たくさんいらっしゃったことでしょうが、本当にご苦労されたんですね。
何日君再来の歌が基底にある物語です。
若くして亡くなられた夫、残された子供たちを女手一つで育てていった母・・・・
そんな家族、沢山いることでしょう。
そうでなくても、あの時代を生き抜いてきた方々皆さんにに対する尊敬と、あの時代を知らない人たちへ、こんな時代があったんだよ、っていうことが込められているような気がします。
引き上げ船で、そばに寄って来た子どもを、大陸に置いてきた自分の子どもだと思ってしまった母親、ほんの短い時間だったけど、あの母親の姿に、連れて帰るより、ここで養子にした方が生きていける確率が高いと思い、泣く泣くおいてきた、沢山の親の姿を見たような気がします。
あの、大陸に置いて来た子どもたちが、後の残留孤児と言う事なんですよね。
引き上げ船での母親の姿、夫に先立たれ、住み込みで仕事をするため、末娘を実家に預けに行った母の姿・・・・・
知らず知らずのうちに、涙がこぼれていました。
最後に流れた、高畑充希の歌う『何日君再来』、あの済んだ歌声が心に響きました。