杏の独り言

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オバチャンの独り言です。

いつまた、君と 何日君再来

2017年06月27日 | 映画

 今日観たのは、『いつまた、君と 何日君再来』でした。

 向井理さんのお祖母様の手記を映画化されたものです。

 結婚からお祖父様が亡くなられた直後までの事が描かれています。

 あの時代、同じような経験をされた方たち、たくさんいらっしゃったことでしょうが、本当にご苦労されたんですね。

 何日君再来の歌が基底にある物語です。

 若くして亡くなられた夫、残された子供たちを女手一つで育てていった母・・・・

 そんな家族、沢山いることでしょう。

 そうでなくても、あの時代を生き抜いてきた方々皆さんにに対する尊敬と、あの時代を知らない人たちへ、こんな時代があったんだよ、っていうことが込められているような気がします。

 

 引き上げ船で、そばに寄って来た子どもを、大陸に置いてきた自分の子どもだと思ってしまった母親、ほんの短い時間だったけど、あの母親の姿に、連れて帰るより、ここで養子にした方が生きていける確率が高いと思い、泣く泣くおいてきた、沢山の親の姿を見たような気がします。

 あの、大陸に置いて来た子どもたちが、後の残留孤児と言う事なんですよね。

 

 引き上げ船での母親の姿、夫に先立たれ、住み込みで仕事をするため、末娘を実家に預けに行った母の姿・・・・・

 知らず知らずのうちに、涙がこぼれていました。

 最後に流れた、高畑充希の歌う『何日君再来』、あの済んだ歌声が心に響きました。

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