2014年3月、ベトナム・ハノイに行って来ました。
タビックスさんの、キャセイパシフィック航空ビジネスクラスで行くベトナム・ハノイフリー2泊4日・メリアハノイ利用、空港・ホテル間送迎付きです。
ハノイ到着は夜。
一泊した翌日は、旅の目的の一つ、世界遺産ハロン湾です。
現地ツアーは<海外現地オプショナルツアー専門予約サイトAlan1.net(4月からVELTORA/Alan1.netと名前が変わったみたいですね)>さんで予約しました。
アラワンさん、よく使わせていただいてます。
ハロン湾日帰りツアーはいくつかありましたが、日本人が経営する会社のものにしました。
<世界遺産ハロン湾クルーズツアー昼食付<ハノイ発>>。
今は値上がりして82.35USドルになっているみたいです。
宿泊するメリアハノイまで送迎がありました。
出発。
ベトナムのガイドさんは熱心です。
一生懸命勉強して丁寧な日本語でガイドしてくれます。
「つ」がどうしても言えず「ちゅ」になるのはご愛嬌。
ここはトイレ休憩の場所ですが、大理石の彫刻がたくさん置いてありました。
世界中に輸出され、たとえばあの国のあそこなどへ置かれるものだそうです。
中部都市ダナンは世界有数の大理石産出地だそうですが、ダナンだけでなくベトナム各地で産出されるそうで、ベトナムホワイトと呼ばれる品質の高いものは日本でも高級内外装材として使われているそうです。
真珠貝から真珠を取り出す実演もやってました。
あこや真珠は主に日本で養殖されているものだそうですが、ベトナムでも(中国・韓国でも)少量養殖が行われているそうです。
ハロン湾全景のジオラマ。
1,600もの島や奇岩があるそうです。
入り込むと抜けられなくなるそうで、昔々、海賊が隠れ家にしてたんだそう。
ロマンチック!!
ハロン湾到着。
北は中国の桂林から続く石灰岩の台地が長い年月のうちに沈降を繰り返し、海になった所だそうです。
桂林から続くってすごい。
ぐーぐる地図さんで計ったら、直線で600kmありました。
石灰岩が雨水によって化学的に溶解し(水H2Oに溶けた二酸化炭素CO2から炭酸H2CO3が生じ、炭酸H2CO3と石灰岩の主成分である炭酸カルシウムCaCO3との化学反応H2CO3+CaCO3=Ca(HCO3)2が起きる。Ca(HCO3)2は単体では存在せず水中でイオン化し無色透明になるそう)、溶食が進み、タワーカルストが林立する美しい風景を作ったそうです。
この船です。
早速ランチ。
こんな景色を眺めながら。
水上生活の方が売りにきたマンゴーを買いました。
鍾乳洞到着。
ハロン湾にはこんな鍾乳洞がいくつかあるそうです。
ウィキによれば、鍾乳洞が生成される過程は、まず、石灰岩の割れ目に沿って流れる地下水の作用で溶食が進み(前述のように)洞窟空間(石灰洞)が形成され、次に、多量の二酸化炭素CO2によって多量の石灰分CaCO3を溶かしている地下水Ca(HCO3)2が洞窟内に滲出すると、二酸化炭素CO2が水中から洞内気の方へ逃げていき、溶存していた石灰分CaCO3は二酸化炭素が逃げた分だけ水に溶けていることができなくなり沈殿を始めCa(HCO3)2-CO2-H2O=CaCO3、鍾乳石ができ、洞窟内が装飾されていく、ということだそうです。
えーと石灰岩は近年、地球温暖化の主要因となる二酸化炭素を炭酸カルシウムとして封じ込める役を持つとして関心が高まっているそうです。
石灰岩中の二酸化炭素は、自然界では火山による熱変成作用や鍾乳洞でみられるような溶出により大気中に放出されるが、炭酸水素イオンとして水系に取り込まれやすいため、短期間でカルシウムやマグネシウムなどと難溶性塩を生成し、再び固定されるそうです。
なるほどー。
炭素循環とかいうのですね。
わかったようなわかんないような。
鍾乳洞から見下ろした景色。
鍾乳洞の多くは、地下川による活発な洞窟形成作用が働いているものを除けばその多くは化石カルストといえるそうで、この鍾乳洞も化石カルストのように感じました。
ハロン湾の帰り、ホテルではなく水上人形劇場前でおろしてもらいました。
最終公演の21時15分のチケットがすんなり購入できました。
日本円で500円くらいで最前列でした。
始まるのを待つ間に夕飯。
水上人形劇場の中にカフェがありました。
いよいよ開場。
いろんな人形が飾ってありました。
いよいよ開演。
人形を操る人たちはみんな水の中。大変だー。
鯉が泳ぎまわり跳びはねる動きがぴっちぴっちしててすごく良かった。
ちょっと破損した部分のある人形の破損した部分の動きが面白くて、そんなとこばかりに目が行きました。
おかしかったー。
客席はこんなでした。
劇場のスタッフの方に、これからホテルまで歩いて帰るつもりだが安全だろうか、とたずねると、安全だと思うとの返事をいただき、20分くらい歩いて帰りました。
翌日は夜便で帰るので、夕方まで旧市街を観光しました。
ホアロー収容所。
1896年刑務所として造られたものだそうで、フランス支配に抵抗するベトナム人が収容され、拷問されたりギロチンで死刑にされたりしたそうです。
1945年3月にこの下水道から100人以上の囚人が脱走し、その後の抗日運動に参加したと書かれているそうです。
当時日本の影響下にもあり、日本軍もこの収容所に関わっていたそうです。
1954年のインドシナ戦争勝利後は、今度はベトナム政府がこれを刑務所として再利用し、1964年8月5日から1973年3月31日まで、撃墜されたアメリカ人パイロットを収容したそうです。
収容されていたアメリカ人から皮肉を込め「ハノイ・ヒルトン」と呼ばれていたのは有名です。
何だったかなー。
紙細工。こういうの好き。可愛いー。
ハノイ大教会。
煉瓦とタイルでできたゴシック様式の建築物で、建築後120年ほどたつそうです。
高温多湿な気候なので傷みが早いそう。
内部はとても美しいです。
ステンドグラスはベネチアから運んできたそうです。
洗礼式が行われていました。
ハノイの街。
ドンスアン市場。
昔、トーリック川が流れその近くのハンドゥオン通りのカウドン寺とハンブオム通りに市が集まっていたそうですが、1889年フランス植民地政府によってトーリック川が埋め立てられ、露天商はドンスアン市場の場所に集められたそうです。
1890年市場の建物が建てられ、1994年の火災で正面を残して内部は全焼してしまい、1997年に改修を終え再開されたそうです。
なんかね、衣類や布製のバッグや…、ほとんど中国製だと思うの。
10数年前ホーチミンの市場に行ったときは、いかにもベトナム製のこった刺繍の入った品々などが山のようであったことを懐かしく思い出しました。
可愛いワンちゃん。
ホアンキエム湖を眺めながら歩く。ランチのレストラン目指して。
えーとね、前夜もこの日もタクシーは使わず、歩け歩けでした。
シュールなり。
お楽しみの昼食は、ソフィテル・レジェンド・メトロポール・ハノイ内にある、ベトナム料理レストラン・スパイス ガーデンです。
素敵なホテルの中にある素敵なレストラン。
食事はランチビュッフェにしましたが、美味しかったです。
中でも、ベトナムで食べたいと思っていたソフトシェルクラブを堪能しました。
フォーもね、宿泊したメリアハノイの朝食のフォーが美味しいと評判だったのでそれで十分と思っていましたが、こちらのフォーも美味しかったです。
ソフトシェルクラブの唐揚げ。
フォーコーナー。
全部の写真を撮るのはとても大変なほどの品数でした!
いただきまーす。
ごちそうさまでしたー。
大満足です。
ベトナム国民の平均的な月収は、日本円に換算して2万円ほどだそうです。
これだけのランチで一人5,000円ほどでお得な感じでしたが、一般的な月収の現地の方々がここに来るのは大変なことでしょう。
空港とホテル間の送迎・ハロン湾一日ツアーでお会いしたガイドさん方は国の発展と生活の向上のために、大変熱心に仕事をされていました。
満足して帰ってもらいまた来てほしいとの気持ちを強く感じました。
10数年前ホーチミンを旅したときは、アオザイを着た女性が街にあふれ目を楽しませてくれました。
また漢字もまだ使われており、「注意」という張り紙はそのまま「ちゅうい」と読み日本語と同じ意味でした。
今回のハノイの旅では、アオザイ姿も漢字も見かけませんでした。
変わらないものなんてないのですね…。
自分へのお土産は、南国の果物の干しフルーツ(からっからに干してありチップスみたいですが塩味は付いていません)と、焙煎したカシューナッツ。
干しフルーツも美味しかったですが、カシューナッツはとっても美味しかったです。
「鶏肉とカシューナッツの炒め」を作ろうと思っていたのですが、気がついたら大袋いっぱい食べてしまっていました。
ベトナムの平和と繁栄を祈願して<ベトナム・ハノイ旅行 ダイジェスト>終了。
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