『屋根裏部屋の秘密』―直樹とゆう子の物語
松谷みよ子:著 司 修:絵 偕成社 \1200+税
ひとことで言えば、『屋根裏部屋の秘密』は、祖父たちが償おうとしなかった罪を、孫の世代がみずから引き受ける物語ということになろうか。だがそれは、リレーのバトンを受け取るように、スムーズに引きつがれたものではない。
祖父の秘密を知ったとき、エリコは思わず、「じじちゃまはそんな人じゃないわ!」と叫ばずにはいられなかったし、「わたし、ちっとも知りたくなかった。だいいち、じじちゃまがそんなひどいことしたなんて、どうして知らなくちゃいけないの?わたしとは、関係ないじゃない?」と祖母に問いたださずにはいられなかった。その気持ちは直樹にもゆう子にもじゅうぶん理解できる。
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『ふたりのイーダ』『死の国からのバトン』『私のアンネ=フランク』
原爆、公害、アウシュビッツ。<直樹とゆう子の物語>は戦争を見つめ続けた作者の分身のようです。『ふたりのイーダ』その他。作者の作品を知らずに読み始めた私には驚き、エリコと共に、731部隊の悲惨な話を擬似体験して行くようなストーリーは心の震えるような話でした。知っていることと理解することは全く違っていました。
日本の少年少女達がエリコとともにこの事実を受け入れる機会を持てたらいいなと思います。
今更、どうしようもない事柄ばかりですが、目を背けて知らないふりをするには重過ぎる事実です。
松谷みよ子:著 司 修:絵 偕成社 \1200+税
ひとことで言えば、『屋根裏部屋の秘密』は、祖父たちが償おうとしなかった罪を、孫の世代がみずから引き受ける物語ということになろうか。だがそれは、リレーのバトンを受け取るように、スムーズに引きつがれたものではない。
祖父の秘密を知ったとき、エリコは思わず、「じじちゃまはそんな人じゃないわ!」と叫ばずにはいられなかったし、「わたし、ちっとも知りたくなかった。だいいち、じじちゃまがそんなひどいことしたなんて、どうして知らなくちゃいけないの?わたしとは、関係ないじゃない?」と祖母に問いたださずにはいられなかった。その気持ちは直樹にもゆう子にもじゅうぶん理解できる。
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『ふたりのイーダ』『死の国からのバトン』『私のアンネ=フランク』
原爆、公害、アウシュビッツ。<直樹とゆう子の物語>は戦争を見つめ続けた作者の分身のようです。『ふたりのイーダ』その他。作者の作品を知らずに読み始めた私には驚き、エリコと共に、731部隊の悲惨な話を擬似体験して行くようなストーリーは心の震えるような話でした。知っていることと理解することは全く違っていました。
日本の少年少女達がエリコとともにこの事実を受け入れる機会を持てたらいいなと思います。
今更、どうしようもない事柄ばかりですが、目を背けて知らないふりをするには重過ぎる事実です。















