日々、あんのん。

からだの育ちの凸凹、学習のスタートラインにつけない人のもっと学びたい、発達したいを応援します。

聞くより胸もさわさわと〜。

2017-02-03 15:28:37 | 発達応援
 節分ですね。

 「恵方巻き!」といって、スーパーやコンビニでたくさん売っていますが、
私も実家では、もう、小中学生の頃から節分は毎年海苔巻きを食べていました。

 父と私がたくさん食べるので、
母は「5合で足りるけ?2度炊かんならね。」といって、
木の桶に2度ほど酢飯を作り、せっせと海苔巻きを巻いていたのを覚えています。

 何十本と巻かれた海苔巻きを祖母に持っていったり、
近所の一人暮らしのおばあさんのところに持っていったり、
夕方、数件の家に海苔巻きを持っていくのが、私の仕事でした。

 数十年前なだけなのですが、のどかな時代ですねぇ。

 私の教室での学習の後や体遊びの合間のお話などで、
お子さんに「こんなこと、できるようになってくれたらな」というお話や
「うちの子、こんなことができなくて…」という相談を受けることがあります。

 子どもさんへの思いがあふれてはいるのですが、
どちらもお子さんがいる前で言われると、
言われているお子さんは大丈夫かな、とちょっとドキッと私はします。

 見るともなく、お子さんのほうを眺めていると、
そういうときのお子さんは、たいてい、
「な〜んにも聞こえていませんよ〜」という感じの
知らん顔、ポーカーフェイスな感じにしています。

 子どもが「僕のこと?」などと言って、無邪気なうちは、
私も本人がいても「こんなことしたらどうですか?」とか
提案したり、お話しすることもあまり躊躇なくします。

 「ここにいませんよ。」みたいな顔を子どもがしているときは、
保護者に対して子どもが、「自分のこと心配してくれてる!」と思っているのかなぁ、
それとも、「ペラペラと他人に言いやがって!」と思っているかなぁ、と
子どもの心中、且つ、その後の保護者さんとの関係を慮って、
どう、返答するかなぁ〜と思うことがあります。

 保護者さんにとっては、「このくらい!」な軽微なことは、
軽微であるが故に、本人にとっては他人に知られると恥ずかしいことだったりするのですが、
そこら辺の軽重加減が親子だからか、適当な感じで、
聞いている私の方が「聞いていい話しかな」と内心ドキドキするのです。

 私の教室で、子どものやっていることを見て、
ふと、思い出したことを軽い気持ちで話して、帰りに親子関係がギクシャクしたら大変ですからね。

 思いがあふれるからこそ、なのだけれど、
親子であってもある一線は大事にしながら、面倒でも、
本人のいないときやメールなどのツールを使うことも大切かもしれないですね。

 神経質になりすぎず、かといって、デリカシーに欠けることがないようなさじ加減。
大切にしなくてはなぁ、と思うことです。


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