日々、あんのん。

からだの育ちの凸凹、学習のスタートラインにつけない人のもっと学びたい、発達したいを応援します。

不思議な療育の世界。

2017-06-26 12:25:32 | 発達応援
長く空きになっていたお隣の部屋。業者さんが入って掃除をしています。広い間取りの我がアパートは、猫飼いに嬉しい「猫を飼ってる人が借りれる」アパートです。逆にいうと、猫いないと借りることができないアパートでもあります。こんな物件、地方では稀有な存在です。住み心地満点です。

お出かけ教室の体験に来てくださったお子さんがいました。そのお子さんとは、もちろん初めて会ったのですが、身体の使い方に凸凹が見られるお子さんでした。ですので、ビーチボールをポーンと自分で放り投げてヘディングするのも、ボールは明後日の方に飛んでいくし、投げた本人は前のめりになっているし、てんやわんやしながらボールと格闘していました。

それで、バランスボールを使って、お子さんが力一杯、でも難しくなくできる、色々な遊びをしました。途中、本気モードになったお子さんは靴下を脱ぎ捨てて、私に全力でぶつかって来ました。
そんな遊びを2、30分して、ふとビーチボールヘディングをすると、ポン、ポンと普通にできてお子さんが「できた!」一緒に来ていらっしゃった親御さんもびっくりしていらっしゃいました。

そして、なんでも療育センターで身体の凸凹の部分は、余り改善の余地がないことを言われたそうで、「そう!こういうのができるようになりたかったのです!」と目が少しうるっとされていました。

その話を聞いて、私もびっくりでした。まだまだ幼いお子さんの身体の使い方が凸凹なのが、改善の余地がないような言い方をする療育機関って、なんだろ〜なーと。少なくとも親御さんは、そういう風に言われた印象を持つ、一体、何やってるのかなぁ、療育って。

その後も親御さんは、ストローで息吹きできなかったのができるようになったり、短時間に色々なことができるようになったお子さんを見て、とても嬉しそうな笑顔でした。

やった遊びはお家でもできることばかりだったので、家でも気がついたらそういう遊びしてくださいね、とお話しして体験は終わりました。

モノは揃って、人も専門の方が揃っているであろうところで、「このままですよ」みたいな不思議なことを療育機関では言っているのでしょうかね。療育よりも頼りになるので、栗本さんの新刊を押し売りしたことでした。



療育で親御さんをめげさせて、子どものできることを削いでどーするんだよ、療育!と腹もたった体験の時間でした。



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