日々、あんのん。

からだの育ちの凸凹、学習のスタートラインにつけない人のもっと学びたい、発達したいを応援します。

母の自立生活。

2017-04-08 18:59:43 | 日記
 バターたっぷり塗って、はちみつもたっぷり塗ったトーストは、大好きなのですが、
はちみつバター味のぽたぽた焼きは、イマイチだなぁ…と思いながらも、食べてしまいます。

 以前食べた、甘めのポテトチップスも好きな味ではなかったけれども、
季節によっては、売っているから好きな人も多いのでしょうね。

 味の好みも千差万別ですね。

 私の父は、自分の住んでいる場所が好きで、食べるものも母が作るものが好きで、
お店のお惣菜などは、まったく食べない人でした。

 外食も難しく、食べられる店は、
鹿児島市内のラーメン屋さん一軒と地元の天ぷら屋さんとすし屋さんが一軒ずつ、
計三軒しかないという狭さでした。

 「食の冒険は、意味がないねぇ。お母さんの作るものがおいしいに決まっているから。」が口癖だったので、
母が父と外出した時は、帰ってからバタバタで、
「お父さんが偏屈だから、大変だ〜」と言っていましたが、
父は気にするふうもなく、ニコニコしていました。

 母は「お父さんが居なくなったら、お店のを買う!」と言っていたのですが、
これが、面白いほどにお店のお惣菜を買わずに、自分で作ったご飯を日々、食べています。
母は、「お父さんが乗り移ってる!」と言い、
「めんどくさいなぁ〜。」と言いながらも、日々の献立をあれやこれやと考えているようです。

 近ごろ、母と話していて思うのは、
驚くほど、父に影響を受けていたのだねぇ、ということです。

 私が一緒に生活していた高校生までの間は、
まだ、子どものわがままやら、若い未熟な考え方が侵入もしたのでしょうが、
夫婦ふたりの生活のになってからは、特にたくさん、影響し合っていきてきたのだなぁ、ということ。

 そして、今、母がひとりになって八年目になります。
しっかりしているようでも、色々なヌケがあるようですが、
日々、用心しながら自転車にも乗っているようです。

 私の従姉は私の母に「自転車に乗らない方がいい!」と言うようですが、
心配でも自転車に乗るなとは、私は言いません。
それは、母のテリトリーをせばめることになるから。

 母の自主性を大事にしようと思うので、離れていても、ギリギリまで見守ろう、と思っています。

 母は、母で、自分が健康でいることが娘夫婦がそれぞれの人生を送る上で、
何より大事だと思っていることが、言葉の端々から慮ることができます。

 母の生活に介入して、動けなくして、私の安心を満足させることはするまい。
八十代が見えてきた母と話しながら、そんなことを思うことでした。

 


 
コメント
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