Annabel's Private Cooking Class あなべるお菓子教室~”豊かな暮らし”

あなべるお菓子教室ではお伝えできなかった”お話し,コツ,それに海外のレシピ”を合わせてご紹介していこうと思っています。

2017年06月29日 | 中世料理書-耳

4. 耳

 

http://cuisine.journaldesfemmes.com/recette/327965-merveilles-ou-oreillettes から

 

耳のお菓子はラングドック語を話すルエルグ(Rouergate)地方のもので、カーニバルやクリスマスの期間に作られるものです。

      

               不思議な耳( Merveilles ou oreillettes )  

材料(10人分)

中力粉               500g

レモンの皮(おろす)        1個分

塩                 1 ts

卵                 4個

グラニュー糖            50g

オリーブオイル又はバター      50g

オレンジフラワーウオーター     1 TBS
粉糖                500g 
ピーナッツオイル           2 L

 

方法;

1. 材料を混ぜてよく練る。ドウが指につかないようにオイル又は粉を入れて調整する。丸く丸める。ふきんを被せて2時間置く。

2. のばしてルーレットで5 x 10 cmの大きさに切る。

3. 粉糖を入れ物に入れる。ピーナッツオイルを170℃に熱する。

4. フライする。

5. 取り出したらすぐに丸めて粉糖の中に入れる。ペーパータオルの上に並べる。 

 

不思議な名前のお菓子ですね。どこが“ 不思議 ”なのでしょう。それは次の絵を見れば合点します。

      

       https://www.meilleurduchef.com/en/recipe/oreillette-carnival-fritters.html から

オリエットカーニバルフリッター( Oreillette Carnival Fritters ) です。耳の形をしています。

Merveillesという訳は間違っているのでは?とお思いかもしれません。「素敵な」あるいは「美味しそうな」の方が適訳なのではと指摘されるかもしれません。

しかし、フリッターを初めて作った料理人はやはり「信じられない」というのが正直な感想だったのではと思います。何故なら、製粉の不十分な小麦粉を使って、これほど口当たりの良いお菓子を作ったことは「神業に近い」出来事だったからです。小麦粉を使った、例えば、スープのような料理を作るには、いったん小麦粉をパンにして、それを挽いて使ったのですから。 このお菓子には、イスラム文化の影響を受けた、当時の最先端技術が導入されています。

オリエットは地方によって形が異なるようです。菱形のもの、四角で真ん中に切れ目が入ったものなどがあります。

 

それでは、loure がorillettesに変わった理由は何でしょうか。次回はいよいよ本題に迫ります。

 

 

ジャンル:
食と健康・美容
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