Annabel's Private Cooking Classあなべるお菓子教室 ~ ” こころ豊かな暮らし ”

あなべるお菓子教室ではお伝えできなかった”お話し,コツ,それに海外のレシピ”を合わせてご紹介していこうと思っています。

ハーブ

2017年05月08日 | フェンネル

フェンネル

                

 

 ポットに植えたフェンネルもこの五月の光を浴びて輝くように、すくすくと若葉を延ばしています。独特の甘みと香りを備えたフェンネルの実を使ったパンはあと数ヶ月待たなければなりませんが、葉を使った料理はすぐにでも食べられます。早速葉を数枚取ってドライにしました。皆様には参考にしていただけるように、「フェンネル」に関する情報を少しとレシピを取り上げておきました。日本ではまだ頻繁に、料理に使うまでには至っていませんが、日本以外の国ではとてもポピュラーなハーブです。参考になさってください。 

フェンネル( Fennel:Foeniculum vulgare、セリ科ウイキョウ属の多年草。和名はウイキョウ、仏名はフヌイユ: fenouil )。地中海沿岸原産。古代エジプト、古代ローマで栽培されており、歴史上もっとも古い作物のひとつです。

 ギリシャ神話では、プロメテウスが人間たちのために太陽神の火を盗んだお話しが出てきます。神話の後日譚であるパンドラの神話では、弟のエピメテウス、その妻(神々によって作られ、人類の災いとして地上に送り込まれた、人類最初の女性パンドラ)の登場によりお話は急展開を迎えます。フェンネルは1-1.5 cmの長さの細い糸くずのような葉が無数に集まって一本の葉の軸に付いています。その軸が少し太い軸に付いています。その軸が又少し太い軸に付いているのです。正確にこのフェンネルを説明するには、この同じフレーズを3回繰り返すことになります。(下は乾燥させたフェンネル)

 


神話の中のフェンネルはオオウイキョウ( Ferula communis;葉は3回羽状複葉 )です。乾燥させるとよく分かりますが、フェンネルは火を盗み取るために作られたかのような形状をしています。(下の絵参照)このオオウイキョウ、われわれが知るフェンネルとは大きさが少し?(大部)異なります。

 

 

http://luirig.altervista.org/flora/taxa/index1.php?scientific-name=ferula+communis から

日本には平安時代に中国から渡来し、長野県、岩手県、富山県などで多く栽培されています。沖縄料理では『いーちょーばー(胃腸葉)』と呼ばれ、やまーす煮などの魚料理の臭い消しとして、時に平焼きなどの薬味としても用いられています。

アニスやスターアニスに似た甘い香りがあり、芳香の主成分はアネトール( t-anethol、C6H4(OCH3)C3H5 )。若い葉および種子は、甘い香りと苦みが特徴で消化促進・消臭に効果があります。

 

フローレンスフェンネルのバルブ

フェンネルの鱗茎( 葉柄基部が肥大したもの )はフィノッキオ ( finocchio ) とも呼ばれ、野菜としてタマネギなどのようにサラダや煮物、スープなどに用いられます。茎・葉は生食されるが、その他にも佃煮、シチュ―など肉料理の香味野菜として使います。( 以上Wiki.から )

一般的なよく知られたフェンネルにはスイートフェンネル(このブログ最初の絵)、フローレンスフェンネル(上図)、ブロンズフェンネルがあります。スイートフェンネルは、よく使う品種で、甘い香りがあるため、薬用だけでなく、食用にも使われています。フローレンスフェンネルは、太いバルブのある品種で、この部分を食用にします。ブロンズフェンネルは、あまりおいしくないので、観賞用として使われています。

フローレンスフェンネルには植物性栄養素、抗酸化物質であるルティン、クェルセチン、アネソールが含まれています。それにビタミンC等の免疫維持に必要なビタミン類がまとまって入っています。

フェンエルの葉はお茶に、花はサラダ、スープ、ソースに、茎はセロリの様にスティック、チョップして料理に入れて、そのほとんどの部位を使います。

 

つづく

 

 



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