Annabel's Private Cooking Class あなべるお菓子教室~”豊かな暮らし”

あなべるお菓子教室ではお伝えできなかった”お話し,コツ,それに海外のレシピ”を合わせてご紹介していこうと思っています。

ハーブ

2017年07月12日 | ベルガモット

※ハイドロメルは国によって、蜂蜜酒英語: mead、フランス語: hydromel、ドイツ語: Met、ポーランド語: miód、スウェーデン語: mjöd、 イタリア語:idromele 、 ギリシャ語:ydromeli 、スペイン語:aguamiel などと呼ばれています。水と蜂蜜を3:1の割合に混ぜると自然にアルコールになることから、ワインよりも起源は古く、1万年以上前の旧石器時代末にまで遡るといわれています。

※ハチミツ酒に加えるもの(薬草,ハーブ,スパイス,フルーツなど)によって、名称が変わります。主なものを取りあげました。加えた材料を先に、名称をその後ろに書き出しました。

麦芽--------------------------------------------------------braggot

リンゴジュー ス―---------------------------------------cyser

スパイス--------------------------------------------------hippocras

果実------------------------------------------------------ melomel

スパイス、ハーブ、生薬-------------------------------metheglin

桑の実-----------------------------------------------------morat

ベルジュ---------------------------------------------------omphacomel

ビネガー---------------------------------------------------oxymel

バラの花の蒸留物,ローズウオーター-----------------rhodomel

 

上には入っていませんが、ブドウ果汁(又はワイン)と、蜂蜜を混ぜて発酵させたものをムルスム( mulsum ) と言い、古代ローマで使われていました。 “アレキサンドリアソース” を作るときに使います。

 

[437] ALEXANDRINE [1] SAUCE FOR BROILED FISH IUS ALEXANDRINUM IN PISCE ASSO

ペッパー、シャロット、ラベージ( セリ科の多年生植物 )、オリガニィ、セロリシード、種を取ったダマスカスプルーンをビネガー、ブロス、煮詰めたマスト、オイルに入れて火を通す。

 

アレキサンドリアはナイル川の河口、地中海への出口に位置します。BC.200年頃の地図を広げれば、西のカルタゴ、北のローマとアテネが目に入ってきます。ライバルである三都市を目の当たりにして、料理にかけた当時の料理人の思いが伝わってくる“ソース”です。

というのも、ムルスムは食欲増進、消化促進、栄養源目的で飲む、お腹が下った時には治療目的で温めて飲ませる、延命の目的でパンをムルスムに浸して食べさせるなど、ムルスムはローマ人にとって特別のものであったからです。

          

 

古代ローマ時代の壺に描かれた饗宴の絵を最初にご紹介しましたが、この絵と種々の蜂蜜酒を交互に眺めると、数多くの蜂蜜酒が何のための目的で作られたのか一目瞭然です。

 

ヒポクラス、メセグリンなどは特に中世にも盛んに飲まれた主として”媚薬、精力増強“ が目的のお酒です。珍しい、貴族でなければ他に入らないスパイスを入れたお酒は、政治権力の大きさを誇示する目的の飲み物でもありました。少し横道に逸れますが、メセグリンにまつわるお話を一つ、ご紹介しておきましょう。

 

 

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