グリーンウッド的あんじゃねぇライフ

四季折々に移ろう泰阜村での生活の中から、元気が出るような日々の出来事をスタッフがお伝えしていきます。

エコ米!?暮らしの中のいただきます。

2016-06-10 11:05:14 | 暮らしのカフェ いただきました

こんにちは、料理研究家のつぅです。

すかっり春から夏へ季節が変わり泰阜村の山々は新緑の色であふれています。

先日暮らしの学校だいだらぼっちで田植えがありました。もちろん一家のお仕事なので私たちも泥んこまみれになりながらこどもたちと田植えを楽しんできました。四枚ある田んぼのうち三枚は手植えで行い、みんなで列を作り一株一株愛情をこめて植えてきました。

やっぱりみんなでやる作業は楽しい!大変なこともみんなで挑めばたくさんのドラマがありそれこそぢだらぼっちの良さだと改めて感じました。しかし、田植えはまだまだ、スタートライン。これから水の管理や草取りなど手間暇かけて面倒を見ていかなければなりません。だからこそ新米、取れたての米が美味しくなるし食べ物にも感謝できると思います。秋の収穫の時期が待ち遠しいです!

 

っと、ここまでは順調に進んだ田植えなのですが、今年は何故か苗がたくさん余ってしまいました。隙間が空きすぎてしまったのか、植えるときの本数が少なかったのか、理由はまだわかりませんがたくさんの苗が余ってしまい、行き場をなくしていました。

 

他の農家さんの田んぼでも余った苗が田んぼのすみにどかんと置かれている光景をよく見ます。植え直しをしたり、しっかり田んぼ前面に苗を植えないと取れ高にも大きく影響してくるので、少し余分に頼んで余ってしまう苗がどうしても出てきてしまうのはしょうがないのですが、この余った苗たちが窮屈に田んぼのすみで育ち切れず、互いに栄養の奪い合いをしていくのはどうにも心苦しい・・・

 最初は自分の家の庭先で植え直ししてもいいかなと思ったのですが、いかんせん泥の中で育つ苗。水の管理や場所なども難しいことばかり、そこで思いついたのがエコ米です!

 

早速ゴミ箱をあさりいいサイズの(みりんや醤油などの)ペットボトルを数本ゲット!

ペットボトルの頭のところを切り取りそこに田んぼの泥を入れ、余った苗を一株サイズにちぎり植えていき、そこにお水を入れる!

これで完成!

これから毎日太陽の光を浴びさせて水を足していけば、きっと秋の収穫時期にはお茶碗一杯分くらいのお米がとれるはずです!

 

あまりものとゴミからできるお米。どれも捨てられてしまうものに利用価値を見出して再利用する。まさにエコ米ですね!

他にも発泡スチロールに無造作に詰められた苗を、しっかり区分けしてやり植え直して

ミニチュア田んぼの完成です!

 

今回ペットボトルの数がそこまで確保できず数本しか作ることはできませんでしたが、ここは大家族のご飯を賄うのできっとすぐに希望の数のペットボトルが集まることでしょう。枯れてしまう前にできるだけたくさんのエコ米を作ってみようと思います。

果たしてこれが成功するかはまだ分かりませんが、チャレンジしていくこと、感謝の気持ちを忘れないことを大切にこの余った苗にも命を吹き込んでいきたいと思います。

 

つぅ


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