カフェテラス

テラスの片隅で一人心に呟くように

飛鳥寺花会式・飛鳥大仏開眼1400年法要の日

2008年04月08日 | ☆ ふるさと・大和


飛鳥寺山門

所用で橿原神宮に行った帰り、明日香の方へ回った。
4月8日に、飛鳥寺で花会式が行われることの報道がテレビであったのを思い出したからである。
車を置いたのが飛鳥寺からかなり離れた場所だったので、どのように行けば飛鳥寺に歩いていけるのか分からず、地図を持った人がいたので尋ねると、その人もこれから飛鳥寺に行くとの事で、同行させてもらった。
県内の私が、東京の人に案内してもらうというなんともはや可笑しな事だった。
いろんな事を話しながらの明日香路歩きは、実に楽しかった。


甘茶のお接待私が頂いた甘茶・美味しい!


山門を入ると、甘茶のありがたいお接待を頂く。
歩いてきて渇いた喉を気持ちよく潤されていくのがなんとも言えない美味しさである。
甘茶を頂いたのは初めてだ。
一口含むと思わず「甘い!」と声に出た。
甘さだけでなく上品なほろ苦さがある。


飛鳥大仏・釈迦如来像

慈悲深い優しい面立ちのお釈迦様に手を合わせて心の中でお釈迦様の真言を唱え、今日ここにお参りできたご縁を感謝した。



<
飛鳥寺花会式・飛鳥大仏開眼1400年法要の日
<<<<<<<<<<

飛鳥大仏の開眼から1400年目の法要が、お釈迦様の降誕(このようにいったらいいのか~~)の日を期して今日盛大に午後2時から行われるとの事で、本堂の前はすでに準備が整っていた。
琴と尺八の音が境内に流れ、開け放たれた本堂の前から飛鳥大仏の慈悲に溢れたお姿を拝観し、この上ない幸せな気持ちに浸っていくひと時だった。
「天上天下を指さして、お立ちになったお釈迦様・・・」このような言葉をいつ誰から教わったのか覚えていないが、花飾りの天蓋の下の小さなお釈迦様に、銀色の柄杓で、そっと甘茶をかけさせてもらって、今日、今、ここでお釈迦様のご縁を頂いたことを心から感謝した。

最後の画像は、途中から同行していただいた方に、お願いして撮って頂いた、お釈迦様に甘茶をかける時の記念すべき1枚である。

プロのカメラマンであることは、お話の中で察していたが、快く応じてくださったことに、また感謝である。

時間の都合で2時からの法要に参詣できなかったが、夕方から夜の間に何度かその法要の様子や散華、ご住職のお話などテレビで観ながら、いい日にお参りできたなぁと今も思っている。

 喜連川~佐久山

コメント (10)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ゴルフ場の憩いの場 | トップ | 飛鳥川堤の桜 »
最新の画像もっと見る

10 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
飛鳥寺 (もみじママ)
2008-04-08 23:26:50
お釈迦様に甘茶をかけられたのですね。

写真に残せて良かったですね。

すごい大きな行事です。

さっき、主人があにこべさんは、明日香に行かれてる?って聞いて寝てしまいました。
最近行かれてないよ。と言ったところです。
そして、今拝見したら、今日行かれてましたね。
朝、主人に見せたいと思います。

よく飛鳥寺にも行ってたようですが、この花会式には行ったことがないと思います。
返信する
もみじママさんへ (anikobe)
2008-04-09 07:28:16
テレビで、甘茶をかける場面など見ていましたが、このような日に行ったので、外にいらっしゃるお釈迦様との対面と、お茶をかけてのお参りは、思いがけない幸せも一緒にいただけたような気がしました。

ご主人は、明日香によくいらしたのですね。
いつか、ご夫婦でお訪ね下さいね。
昨日も、散策の人を多く見かけました。
返信する
飛鳥寺のイメージ (tona)
2008-04-09 09:04:31
飛鳥寺を何十年ぶりでじっくり拝見しました。
行ったときのイメージとだいぶ違っています。
テレビでこのことを放映していましたので、anikobeさんのところで詳しく拝見できて嬉しいです。
素晴らしい同行者にお会いになり、記念すべき写真、献茶のシーン、よかったですね。
甘茶はほぼ幻の味です。というのも疎開先で花祭りのお釈迦様の日に1度いただいただけです。甘くてほろ苦いのですね。何時の日かまたいただきたいものと思いました。
返信する
明日香寺いや、飛鳥寺 (東京老人)
2008-04-09 09:14:34
いろいろなことを思いました、

甘茶
日本には季節ごとに専用の飲み物まであるのだ、
しかもうまい。

花祭り
飛鳥寺は日本一かしら、釈尊が誕生して随分たつわけですが、遠く日本で誕生会が書かくも盛大に行われるなんて、想像も出来なかったでしょう。

プロの写真家にとってもらう
すごいです。
返信する
花祭り (ボワシエール)
2008-04-09 09:43:37
お釈迦様の誕生日に飛鳥寺におまいりできて、よかったですね。

家が本願寺に近く、花祭りのお知らせが出ていたので、4月8日がお釈迦様の生まれた日だと知りました。

東京はあいにくの天気で、ものすごい風と雨でした。満開の桜もすっかり散ってしまいました。
返信する
tonaさんへ (anikobe)
2008-04-09 11:57:32
懐かしいお寺だったのですね。

お会いして同行してくださった方は、奈良1300年記念祭で、大きな発表の企画をされているようで、明日香の隅々までに精通されていました。
いい出会いをさせていただきました。

甘茶の味は忘れることの出来ないものです。
古の味というのでしょうね。
返信する
東京老人さんへ (anikobe)
2008-04-09 12:17:35
ふと思いついて出かけたのが飛鳥大仏の建立1400年記念の時だったのは本当にラッキーでした。
今となっては最後までいられなかったのが心残りです。
プロのカメラマンの方が、飛鳥寺に山門で、写真を撮りましょうかとおっしゃってくださったのですが、その時は、お断りしたのです。
でも甘茶をかけるとき、やはりこんな機会がまたあるかどうかと思い、お願いしました。
いつもファインダーを通してのカメラでしか撮っていないのですがと仰って、こんなのは初めてだとのことでした。
返信する
ボワシエールさんへ (anikobe)
2008-04-09 12:24:03
昨日は東京の大風の様子をテレビで見て、大変だなぁと思いました。
ビニルの傘を持った若者が、これで3本目ですとインタビューに答えていたのが印象に残っています。

幸いこちらは、曇り空ながら、古来からの行事に参加でき大感激の日を過ごすことが出来ました。

桜はまだ暫く楽しめそうです。
返信する
花祭り (マオママ)
2008-04-09 22:07:15
マオママは幼稚園に通ってる時に献茶をしてました。不思議ですが「甘茶」を飲んだ記憶はありません~~~

飛鳥大仏の1400年という節目に飛鳥寺へ導かれた縁はいにしえからの仏縁でしょうか。
日頃からの信心深さに頭が下がります
返信する
マオママさんへ (anikobe)
2008-04-09 22:56:16
仏教関係の幼稚園だったのでしょうか。
そうでなくても、幼稚園の情操教育の一つの行事として、花祭りがあったのかもしれませんね。

私の記憶の「天上天下を指差して・・・」は幼稚園の頃の記憶かも~~~。

1400年記念の年のいいご縁嬉しいことでした。
返信する

コメントを投稿

☆ ふるさと・大和」カテゴリの最新記事