新しい歌を主に歌え*AngelTree

御言葉と賛美(弾き語り)

安けさは川のごとく*賛美 (歌詞字幕有)

2017-03-11 14:14:00 | 賛美



「安けさは川のごとく」
新聖歌252番(聖歌476番)

安けさは川のごとく 心浸す時
悲しみは波のごとく わが胸満たす時
すべて 安し 御神共にませば

悪しき者 迫りくとも 試みありとも
御子イエスの血のいさおし ただ頼むわが身は
すべて 安し 御神共にませば

見よ わが罪は十字架に 釘づけられたり
この安きこの喜び 誰も損い得じ
すべて 安し 御神共にませば

よし天地 崩れ去り ラッパの音と共に
御子イエス現るるとも などて恐るべしや
すべて 安し 御神共にませば

(*よし=もし)
(*などて恐るべしや=どうして恐れるでしょう)


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この賛美曲の背景にあるゴスペルストーリを
ご存知でしょうか?
ある者が不運に見舞われ財を亡くし、
また愛する子どもたちを病と海で亡くします。
そのような悲しみの中に記した証であるひとつの詩が
賛美歌となり、今も愛され語り継がれて歌われています。


今日、東日本大震災から6年経ちます。
タイトルの「川」からは、直接、震災とリンクしませんが
この曲の背景を知る者として、
この賛美曲(=私の弾き語りで恐縮ですが)と
この曲のゴスペルストーリーをここに記します。

拙い私の弾き語りと、拙い私の文面ですが
天からの平安と慰めがありますよう祈りつつ。。。



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【この曲のゴスペルストーリー】

1860年代、米国シカゴにて
厚い信仰を持つ、実業家である
ホレーショウ・スパフォード(Horatio Spafford)は
妻があり、他、息子1人、娘4人の父親として
幸せな家庭を築いていました。

ある時、この幸せな家庭に悲劇が起こり始めます。
愛する一人息子を病でなくし、
また当時起こったシカゴの大火によって
彼の事業は、大きな損失を負います。
そんな中にも、人々の助けと励ましのため
残る自分の財と時間を捧げ、人々のため労しました。

その後、家族(息子)を失って落ち込む家族のためにと
汽船で向かうヨーロッパでの家族旅行(休暇)を計画しましたが、
自分だけは仕事の都合で、後から合流することになり
別便で向かうことになりました。

先に送り出した妻や子どもたちの乗る航海中の船が
出発して7日後に、大西洋の真ん中で衝突事故に会い、
妻は救助され助かりましたが
愛する4人の娘たちをみな海の中に失ってしまいます。

彼はその悲報を受け、妻を追ってヨーロッパへ向かいますが
その航海中、事故した辺りを通過する際、
愛する娘たちを飲み込んだ大海原を見つめ
彼は、深い悲しみに打ちひしがれます。
一晩中、胸の傷みと悲しみを神に涙し訴え祈りました。

絶望し嘆き悲しむ彼は、突然
主の臨在を感じる不思議な体験をし、
大きな主の平安に包まれ心が満たされます。

「愛する娘たちとは、再び天国で会える…」

その慰めを主から与えられ、
彼はある聖書のみことばを想い浮かべます。

「主はこう仰せられる。
 見よ。わたしは川のように繁栄を彼女に与え・・・」
  ~ イザヤ 66:2 ~

そして、彼はひとつの詩を書き記しました。
後に賛美歌となります。


「It is well with my soul.」(賛美歌タイトル)

* It is well:平安である、健やかである、満たされている等
* My soul:わが魂

* It is well with my soul.
 =わが魂は至って良好である、平安である…
  健やかである、満たされている… という意味になります。



【その原詩と和訳】By Horatio Gates Spafford
    
1. When peace like a river attendeth my way,
when sorrows like sea-billows roll;
whatever my lot You have taught me to say,
‘It is well, it is well with my soul.’

平安が川のように心に流れるときも
悲しみが大波のように押し寄せるときにも
どんな状況に置かれても、
このように言うことをあなたは教えてくださった
「平安であり、わが魂は満たされている」と。

It is well with my soul;
it is well, it is well with my soul.

2. Though Satan should buffet, if trials should come,
let this blessed assurance control,
that Christ has regarded my helpless estate,
and has shed His own blood for my soul.

サタンが襲って来たり、試練にあっても、
この尊い確かな平安が私を治めるように。
つまり、キリストが私のみじめな様をご覧になり、
私の魂のためにご自身の血を流してくださったというゆるぎない事実が、
私の心を治めるように。

3. My sin – O the bliss of this glorious thought –
my sin – not in part – but the whole
is nailed to His cross; and I bear it no more;
Praise the Lord, praise the Lord, O my soul.

我が罪 嗚呼、この輝かしい事実がもたらす無上の喜びよ
我が罪は その一部ではなく、全部の罪が 主の十字架に釘付けられた。
だから私はそれをもはや背負わなくてもよい。
主を賛美せよ。主をほめたたえよ。我が魂よ。

4. For me, be it Christ, be it Christ hence to live:
if Jordan above me shall roll,
no pain shall be mine, for in death as in life
You will whisper Your peace to my soul.

今こそは、私にとって生きることはキリストであるように。
死に臨む時も、私には何の痛みもないだろう。
なぜなら、生きている間と同じように、
死の時にもあなたは、あなたの平安を私の魂にささやいてくださるから。

5. But Lord, it’s for You – for Your coming we wait,
the sky, not the grave, is our goal:
O trump of the angel! O voice of the Lord!
Blessed hope! Blessed rest of my soul.

しかし、主よ。我々はあなたを、あなたの再臨を待ち望みます。
墓ではなく、天が我々の目指すところです。
天使たちのラッパよ!主の御声よ!
確かな希望。恵みあふれる我が魂の安息は。



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震災のことを振り返り、
主の平安がこの地に満ちることを祈りつつ。Angel Tree









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