Tousei Style

IKEBANAの事や音楽の事、友と酒や海の事

僕は理想主義者だ

2017年04月21日 | 日記
三日前の早朝、
品川の窓口が併設していないATMで一冊の本を拾った。
誰かが置き忘れたのではなく、
誰かが「君、これを読みなさい」と置いた、
そんな置き方がされていた。
表紙には「人生論ノート」と書かれていた。



今に始まった事ではないが何かと僕の周りに揉め事は多い。
揉め事とは意見が相違すると云うことだ。
突き詰めると生き方が相違するという事だ。

僕は建前という発想が無い。
なので日々建前と保身に奔走する人たちとは当然のように衝突をする。
これらは全く浅いのでやり過ごすのは容易だ。

日々建前と保身に奔走する人たちは
心の底で自分を押し殺している自分を理解しているからだ。

僕こそ自分自身を理解できていないとさえ思う。
手ごわいのは自分を理解しない、しようとしないという事だろう。


昨年、疎遠になった長兄と次兄の間を取持ち
妻の法要を機に兄弟三人で寺に行った。
その前日、疎遠になったのは私の所為では無いと義姉から電話があった。
そんな事じゃないんだ、そんな事はもういいじゃないかと言いたいが
1時間ほどの主張の後、電話が切れた。

寺の帰り道、次兄が昨日はごめんねと言った。
そして今日はありがとうと言った。

ごめんねという言葉は優しい。
ありがとうという言葉より美しい言葉はない。

先週姪の結婚披露で義姉に合った。
今になって気づいたが
その日義姉と僕は言葉を一言も交わしていない。
今日はありがとう、この前はどうもね。
この言葉が口から出せない。


先月、僕に花を活ける事の素晴らしさを教えてくれた先代の家元が亡くなった。
その通夜に伺った。
二代目とは長年音楽活動を共にし、共に花を活けた。
韓国に招かれ同行した際は結局現地で揉めて帰りは別の飛行機で帰った。
そんな事を何度か繰り返しこの通夜が10年ぶりの再会になった。

先代の周りの先生方は皆80を越えその数も半減していた。
同期の弟子たちも懐かしかった。皆、懐かしかった、そして皆懐かしがってくれた。

僕は二代目の奥さんと長男(三代目)の事が気がかりだったが
結局言葉を交わす事はなかった。

10年と云う月日の長さを痛感した。

今日はありがとう、こちらこそありがとう。
色々とごめんね、と言葉を交わしたくて来たはずが
じゃまた今度改めてと言う他なくその場を後にした。


何故僕はこれほどまでに行き違えたり対立したりを繰り返すのだろうか。
勿論そうではない関係の人たちの方が圧倒的に多いわけだが。

そして一昨夜、僕は一つの答えにたどり着いた。
それは理想主義だ。
「僕は理想主義者だ」と云う結論がついに見い出せたのだ。
それゆえ折に対立を繰り返す。
理想主義者、それはまた大馬鹿者とも置き換えられる。

なんだか妙に合点がいって晴れ晴れと休めそうな気がした。
横になって眠る前に前日拾った「人生論ノート」のページを何気なくめくってみて
目が覚めた。



表紙をめくった巻頭に「私は理想主義者である」とあった。
人生論ノートも哲学者三木清も全く馴染みがない。
いつも心の奥にあった迷いのようなものがこの瞬間に消え去っていった。

とても不思議でありがたい出会いに思えた。






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少年の海/This Boy's Sea

2017年04月09日 | 
少年の海/This Boy's Sea


The East Ones ヴォーカル、ギター/栁澤瞳生 リードギター/天野貞治
撮影/松浦俊雪 歌詞英訳/田辺幸枝 詞曲/栁澤瞳生
プロデュース/TouseiStyle
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花よりだんご

2017年04月08日 | 
桜花賞の頃、僕らは決まって集まった。

井之頭公園に始まって、飛鳥山、どこだか知らない公園、
上野の山、大岡川、

河岸を変えては、かれこれ40年になる。
メンバーも多いときは30人ほどが集まった。



桜が咲いていようが散っていようが!
そう云う事ではないのだ。
ただ 僕らはみんなと逢いたいだけなのだ。



そんなわけで、早速、中華街へ突入(笑)

まずは今日ここに来ることができない友に献杯!


前菜三種


つけワンタン


ピータン


八宝菜


今日の大新園の料理は今までで一番うまかったな。
以前TVで紹介されて長蛇の列になった時があったが
ほとぼりも冷めて実にありがたい事だ。

関帝廟にてキンヤさんの成仏をみんなで祈る!

なんの縁もゆかりもないけど、そんなことぁ適当で良いのだ(笑)


そして河岸を変える。


こうして永遠に続くのでありました(笑)

都わすれ


こうして今年の花見も過ぎ行くのでした。

じゃんじゃん



   瞳生拝



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直立型/基本 Upright Form/Basic

2017年03月22日 | いけ花
直立型/基本 Upright Form/Basic
雪柳、チューリップ、豆の花

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キンヤさんの七七日

2017年02月12日 | 日記
旅立って7週間
閻魔さんの査定が色々あって人は浄土の住人となるそうな。

キンヤさん行きつけのとり栄で献杯をした。



とり栄のご主人が陰膳を据えてくれた。

娘のナオちゃんとトモちゃん
ナオちゃんとは20数年前に府中競馬場でダービーの時に会った。
トモちゃんとは初めてだ!

歳を聞くと二人とも40を越えていた。

子の歳を知ると自分の歳を実感できる。
そしてキンヤさんとの長い付き合いを改めて感じる。

僕たちは花見や花火やダービーや
事あるごとに集まった。

心の中にはいつもいるけどもう会うことはない。
死は簡単に云うとそう云う事だ。

もう盃を交わす事はない。



帰りは予定外の駅で下車(笑)

夜中にふと目が覚めたら
お返しに持たされた引き物を忘れたことに気がついた!
どこで忘れたかも思い出せない(笑)



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お見舞い

2017年01月29日 | 
友人が怪我で入院をしたので
同級生のヒロコちゃんと待ち合わせてお見舞いに行った!

怪我の大半は不注意、
命に別条はないので本人は痛がっているけど
このマヌケが〜と言ってしまいたくなる(笑)

僕にもその辺の武勇伝は数多くある(笑)

大晦日の北海道で雪で滑って顔面を道路脇のブロックに強打ッ!
鼻と上唇が血だら真っ赤になってすんごく腫れ上がった。
それ以来少し人相が変わった(笑)

階段から転げ落ち肋骨を折って頭を9針縫った!
半年は痛んだ。

目白駅のホームで気持ち悪くなって吐いたら
脱腸になって手術をして2週間入院した!

どれもこれも勿論酔っ払ってのことだ(笑)

本人匿名希望と云う事なので僕の話になってしまったが
まずはともあれ見舞いの帰りに鰻屋で一杯(笑)






この肝焼きは美味かったな
九頭龍も殊の外うまい酒だった!



今頃病院食を食べ終わったであろう友人の話などを肴に
いいこんころもちの私なのでした(笑)

ワリーね、ワリーね、ワリーねデートリッヒ(古すぎる)

そんなわけで暖かく穏やかな一日でした!


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木瓜/直立型

2017年01月15日 | いけ花
木瓜/直立型
木瓜、アンスリウム2種、アルストロメリア、五葉松
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2017 正月の花

2017年01月01日 | 
2017 正月の花
五葉松、ガーベラ、バラ
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キンヤさん

2016年12月18日 | 健康・病気
先々週、家に見舞いに行く約束をしたが「苦しくてダメだから、明日入院する」と電話があった。
昨日ター坊と二人で病院へ見舞った。

昨年の花見の頃
食道癌が見つかった。肺にも転移している事が解った。

放射線、抗がん剤治療を一度した後、一切の治療をやめた。
抗がん剤より酒を選択したと云ったところだ!



今年の花見に我ら万障繰り合わせ盃をあげた。



家に見舞いに行く約束をした時も、「じゃあ酒用意しとくよ」と云っていたが
思えばこれがキンヤさんとの最後の酒になった。

延命治療はしないと決めていたので
モルヒネと酸素吸入の管がつながっているだけだ。
食物はもう喉を通らない。かすかな水で命をつないでいる。



僕らは見舞いの代わりに仏前を渡した。
病室内一同、受けた(笑)
キンヤさんは胸で小さく十字を切ってアーメンと云っておどけて見せた!

前日にミックスダウンした新曲「少年の海」とキンヤさんに捧げた「だから友よ」と
キンヤさんの好きだった「君恋し」をCDにして、持参したCDプレーヤーを枕元に置いた。
プレーボタンを押すと手でリズムをとって一曲終わるごとに胸元で拍手をした。


新年を迎えることはない!

献体を選択している!

どれもこれもが勇気ある決断だ。



キンヤさんがアリガトウとつぶやいた。
僕らもアリガトウと云ってきつく手を握り合った。
そして病室を後にした。


涙が止まらない。


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祥月命日

2016年11月19日 | 日記
女房の祥月命日に長兄と次兄と三人で寺にお参りに行った。



長兄は8年ほど前、くも膜下出血で生死の境を彷徨った!
幸い肉体的後遺症は間逃れたがネジが一本緩んだ(笑)

次兄は小泉、安倍(第一次)、福田、麻生内閣で日本の危機管理の責任者として手腕を振るった。
が、今は打倒安倍政権の日本の先鋒にいる(笑)



父の23回忌に皆、松本に集まった。
そして今思えば些細なことで兄弟喧嘩!

それ以来の今日は10年ぶりの再会だ。

会うなり二人は手を握り合った!
嬉しい涙が少し溢れたよ。



寺の帰りはいつもの鰻屋で一献。

この世にある揉め事のすべては
いつも些細なことだ!

僕の女房は本当に仏様になったんだ、って感じた。
そんなありがたい一日だったよ!

瞳生 拝
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