カプアン通信

腎臓の検査

#犬

わんこと病気の話

2017年10月04日 17時48分08秒

先週末の土曜日に病院で血液検査と尿検査をしました。

お母さんも一緒です。

いままでは「穿刺採尿」といって
病院で、お腹の上から膀胱に針を刺して尿をとっていたのですが
痛いのは可哀想と思い、
病院に行く途中で紙コップで受けて採尿することにしました。

検査に使う尿は、検査30分前までに採尿する必要があると聞きました。
また、なるべくゴミなどが入らないことが望ましいですが
なんとか採尿でき、使ってもらえました。

病院のそばのビルが解体されてました。
ここは、昔、ジュエリーだったか、金工だったかの学校があり
シンボルの「ラクダ」がいたところです。
学校はとっくに無くなりましたが、ラクダだけは最近までいました。

昔撮った写真です。
ラクダたちはどこに行ってしまったのでしょうか。

病院につきました。

アンジェロがさっそく、昔通っていたしつけ教室の先生を見つけて
お化粧がはがれるほど顔を舐めています（汗）
アンジェロが先生に習っていたのは、12年近く前のことです。

病院が大好きなアンジェロは落ち着いてますが・・・

カプアは、ガクガクブルブルです。
後のわんちゃんも病院が苦手だそうで、カプアと同じように震えてました（笑）

主治医の副院長先生がやってきました。
気になることなど、問診をします。

アンジェロは、吐くことがあることを伝えました。
でも、元気で、食欲もあり、体重も落ちていません。

カプアは、尿漏れが見られるようになりました。
1か月くらい前にも1回ありましたが、最近3日連続で
少量（50ccくらい）漏らしています。
我慢できず漏れているのではなくて、気がつかないうちに漏れるのだと思います。

レントゲン検査がいりますが、
もしかしたら、膀胱の位置が後にずれてるのかもしれないとのことでした。
外科的手術で元の位置で治すこともできるし、投薬治療の方法もあるとのこと。
でも、毎日ではないので、尿漏れは様子を見ることにしました。

カプアが検査のために処置室に行ったあと
アンジェロにソックリな子がやってきました。

ノーフォーク・テリアだそうです。
一般に長毛ですが、ショートカットしたそうです。
アンジェロも本当は長毛です。飼い主の好みでショートにしています。

ごあいさつ♡

可愛いですね。目がクリクリのところや上目遣いの様子
毛の色や質がアンジェロにソックリです。
アンジェロは、ノーフォーク・テリアと柴犬のMIXなんでしょうか？
いや、それにしてはデカ過ぎる（汗）

子犬さんかと思ったら、カプアと同じ10歳でした（汗）

と・・・そこにカプアが帰ってきました。
ソファに飛び乗り、大騒ぎです（汗）

ハロウィン柄のバンダナをつけてもらってます。

さきほどまでのどんよりした表情と大違いです。

でも、アンジェロが連れて行かれ、へたれなので
処置室の中から悲鳴が聞こえてくると
カプアが、「兄ちゃん！　兄ちゃん！！」と大騒ぎ（汗）

あんまりうるさいから、小さな診察室にお通しされました（汗）
前にもこんな展開があったような・・・

じきにアンジェロも戻ってきました。

鳴き疲れたのか、アンジェロはどんよりしています。
カプアはアンジェロが無事帰ってきたので大満足。

血液検査の結果は、夜に先生から電話で伝えられました。

アンジェロは、尿素窒素が前回より増えて36でした（前回32、基準値7〜27）
クレアチニンは少しだけ改善されて2.1（前回2.2、基準値0.5〜1.8）
尿比重はいままで基準値ぎりぎりでしたが1.029に下がりました
（前回1.036、前々回1.030、基準値1.030〜1,050）

数値は悪くなってますが、腎臓病は、体重の減少や、元気さ、多飲多尿など
総合的に判断します。アンジェロの場合、あまり変わってないとの診断でした。
ただし、アンジェロの尿素窒素やクレアチニンが増え出したのは2〜5年前で
昨年、SDMAという腎臓マーカーの検査をしてますが18というやや高い値だったので
（基準値0〜14）腎機能がかなり失われているのは間違いありません。

すごく悪くなっていて、投薬治療がはじまることも覚悟してましたが
とりあえず、今回の結果には安心しました。
犬は「人工透析」ができる人間と違い、腎臓が悪くなると治すことができません。
食餌療法というほどおおげさなものではありませんが、食事の注意をしてますので、
いまのところ、コントロールできているようです。

先生から、とにかく痩せないように注意して欲しいと伝えられました。
「痩せる」ということは自分で自分の身体を食べているのと同じことで
急に数値が悪化することがあるようです。

アンジェロがどんなものを食べているのかは、長くなるので
改めて記事にします。

カプアは、幸い、腎臓が悪いという数値は出ませんでした。
ただし、クレアチニンによる検査では
腎機能が75％喪失しないとデータに現れません。
SDMAは40％喪失した時点でデータに現れるとされています。
今回、SDMA検査もしてもらってます。こちらは外部の研究機関に出すので
結果がわかるまで1週間程度かかります。

今回の血液検査で、腎臓以外の臓器の様子も知りたいですが
一番心配だった腎臓の結果を聞くことを優先してしまったので、
来週のシャンプー＆トリミングの際に、他の結果も確認するつもりです。

さっきの子ともお別れ。耳がなくなるとさらにアンジェロにソックリだ（笑）

カプアンたちは検査のために朝から絶飲食で来てますが
われわれも、朝抜きで来たので、病院近くのスタバで朝ご飯にしました。
犬たちには病院で買った「おすわりくん」とパンの端っこをちょっぴりあげました。

お家に戻って、ごはんを食べたら、バタンキュー。
元気なカプアンたちですが
人間でいえば60代くらいの高齢者たちですから、疲れたんでしょうね。

しかし、悪い結果が出なくて本当に良かったです。

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