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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

第98回全国高校野球選手権大会 開幕!

2016年08月08日 | 高校野球

≪第98回全国高校野球選手権大会≫ ~甲子園~

【第1日】

第1試合 鳴門(徳島) 3-2 佐久長聖(長野)
第2試合 智弁学園(奈良) 6-1 出雲(島根)
第3試合 盛岡大付(岩手) 8-6 九州国際大付(福岡)


さあ、始まりました。
98回目の夏。

前日にオリンピックの開会式がありましたが、
やっぱりワタシはこの日の高校野球の開会式のほうが、
ドキドキ、ワクワクですね。

あのファンファーレから始まって、
行進に使われるマーチ、
そしてあの一糸乱れぬ姿での行進、
ピシッと次々に進む式次第・・・・・・・

そのあたりすべて、
『やっぱり高校野球の甲子園が、いいなあ』
なんていうことをことさら意識する年となりました。

リオもいいけど、
やっぱり甲子園だなあ。。。。。。

さて、昨日の開幕戦。

鳴門のエース河野が、
さすがに3年連続甲子園のマウンドを踏んでいる経験値が違いました。

まだまだコントロールがままならなかった序盤を実にうまく切り抜け、
相手に点をやらない立ち上がりを見せました。

そんな中でバックも手束の先制2ランなど序盤で3点をリード。
その後佐久長聖の追い上げにあいましたが、
そこでまた河野の経験が生きました。

1点差とされた後の7回2死から、
8回、9回の苦しい場面で、
河野はギアを1段階挙げた感じの投球で、
相手打線に反撃の隙を与えず逃げ切りました。

『やっぱり投手というのは、投球センス+経験が一番の武器だなあ』

というのを意識させてくれた、
彼の見事なピッチングで鳴門は3年ぶりの初戦突破。
森脇監督、ひそかに3年前の8強以上を狙っている感じです。


第2試合は、選抜優勝の智弁学園が登場。

県大会での戦いぶりから、
何か調子が上がっていないのではないかと思われていましたが、
昨日の試合を見ていると、
『やっぱり今年の智弁は違うぞ』
というのを再認識しました。

智弁学園といえば、
『大型チームながら、ありがちなもろさも抱えているチーム』
という感じでとらえられることが多かったのですが、
今年のチームは選抜で実に粘り強い戦いを勝ち抜いて、
『実戦向きの、負けないチーム』
というのが今年のチームの特徴になっていました。

昨日の試合も、
決して派手さは感じさせなかったものの、
自分のチームが相手の力を上回っているとみられていたため、
しっかりと相手に合わせることを決してせずに戦い抜いたという点で、
小坂監督としても合格点を与えられる初戦だったでしょう。

村上投手も無四球で完投。
相手にほとんど反撃の暇を与えない、
安定感抜群の投球でした。

打線も振れてきているようで、
今後の戦いが楽しみです。
ただ、信頼できる投手が村上投手だけなので、
上位の戦いになったときは、
力投型の彼のスタミナが最も心配される面です。

この選抜覇者に敗れたとはいえ、
出雲高校の戦いぶりは、
『甲子園の良さ』
が凝縮されていました。

きびきびとした動き、
笑顔を絶やさず、決してひるむことなく向かっていく潔さ、
そしてそれをサポートする、
OBも満載のアルプスの大応援団。。。。

残念ながら敗れたものの、
『ザ・高校野球』
という感じのさわやかな一陣の風でしたね。

特にアルプスに詰めかけたたくさんのOBの皆さんが、
どの顔もこの大舞台を目いっぱい楽しみ、
その楽しみを与えてくれた『頼もしき後輩たち』に、
ありったけの声で声援を送る姿、
よかったなあ。。。。

たくさんの思い出を胸に、
地元に戻っていくことでしょう。

そして出雲高校の野球部の戦いは、
ここからが本当に始まるのだと思います。

名門から強豪、
そして常連へと、
その”呼び名”が変化していくとき、
出雲の純白のユニフォームも、
もっと甲子園のグラウンドで映えることでしょう。

白いユニフォームつながりではありませんが、
ワタシはこの出雲高校を見て、
山口県の岩国高校を思い出しました。

岩国高校も同じ『中国地方の県立の進学校』で境遇はそっくりですが、
実に8回目の甲子園挑戦の2002年に初めての1勝を挙げ、
あれよあれよという間に8強まで勝ち進んだことが思い出されます。

2回戦で選抜優勝の広陵を破った試合、
今でも甲子園ファンの語り草です。

出雲高校の名前を次に目にするのを、
楽しみにしています。


そしてシーソーゲームとなった第3試合。

打撃に自信のある両チームの序盤からの打ち合い、
面白かったですね。

そして打撃戦にありがちな『大味な試合』ではなく、
両校ともに各回の攻防が駆け引き満点の面白さが満載で、
最後の最後までまったく目が離せませんでした。

3年連続で甲子園の土を踏む九州国際大付の重量打線に、
盛岡大付の切れ味鋭い打線も負けていませんでしたね。

さすがは近年、
花巻東とともに県のレベルを上げ、
全国で実績を残している盛岡大付です。
”ひ弱さ”というものは、
かけらもありませんでしたね。

特に2番手でマウンドに上がった2年生の三浦投手、
ナイスピッチングでした。

8回裏の攻防に、
この試合が凝縮されていたと思います。

九州国際大付が同点に追いつきなお1死満塁のチャンスを迎えた8回裏。
その満塁になった経緯も、
バウンドの高い内野ゴロに1塁手がベースを飛び出してしまってがら空きになり内野安打になってしまったミスでのもの。

球場全体を包む、
何か得体のしれない湧き上がる低い歓声の中、
マウンド上の三浦は九国の3・4番の強打者を迎えます。

内野は1点もやれないとバックホーム態勢。
そこで三浦は見事な低めの切れる速球で3番を1ゴロ、
そして4番には同じ低めのスライダーで3ゴロに打ち取り勝ち越しを許さず、
同点で試合を9回の攻防にもっていきました。

見事なピッチングだったと思います。

そして9回に2番菅原の値千金の決勝アーチで勝ち越し。
最後まで冷静なピッチングをつづけたこの2年生エースがリードを守り切って、
盛岡大付はうれしい『甲子園3勝目』をあげることができました。

前回は一昨年東海大相模を撃破、
そして今回も強豪の九州国際大付属を撃破と、
何かここのところの盛岡大付属、
甲子園に確かな足跡を刻んでいっていますね。

見事です。

まだ達成したことのない2勝目へ、
次の相手は今大会屈指の好投手・高田を擁する創志学園が相手になります。
面白い組み合わせになりましたね。


ということで、
本当に初日から盛り上がった甲子園。

しかし画面から受ける印象は、
なんとも『暑そ~~~~』という感じでしょうか。

98回目の夏も、
始まりましたね。


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