ファンクラブの比較。
今日はセ・リーグ編です。
まずは、読売ジャイアンツから。
ここ数年、『巨人にあらずばプロ野球に非ず』という言葉は死語となってしまったように、TV視聴率低下に見られるとおり、ファン数の低下が叫ばれる巨人ですが、そこは腐っても何とか。
やはりファンの絶対数では、いまだ球界で1・2位を争う全国区の人気球団です。ワタシは東京ドームの巨人戦も年に3~4回は行くのですが、長い事思っていたことは『巨人の試合には、ファンサービスってやつが、全くないよなあ』ということ。しかしながら、ここ数年の人気の低下にようやく球団も重い腰を上げてファン開拓に取り組むようになってきました。ファンクラブなんてあってないようなものだったのが、クラブG-POを立ち上げてかなり改善されてきましたね。しかし、年間1回ぐらいは、抽選ではなく全員を球場に招待してあげたらいいのにね。まあ、人気球団でいっつも球場が満員だからしょうがないか。招待しようにも、空いている席がないってか。ファンクラブの名称は、クラブG-Po。
【プライム・メンバー】 ¥4,800
・ユニフォーム バッグ クッション タオルマフラーセット 等5アイテムから1点プレゼント。
・チケット先行発売。(ただし、基本的に割引ではない。)
・抽選で毎試合D席にご招待(250組500名)
【ジュニア・メンバー】 ¥3,500 *小学生以下
プライムメンバーと同様の特典。
続いて阪神タイガース。
ここのファンは熱いので、ファンクラブも速攻で締め切られてしまいます。(今年は追加募集やっているみたいですけどね。)ファンとしては、まずこのファンクラブに入会するのはお約束ですね。阪神の場合、球団自体が関西の文化そのものになっている感があるため、すさまじい勢いを感じますね。
チケットの取りにくい超人気球団なので、チケットの先行発売はファンにとっては大きいでしょう。阪神のファンは、もっともチケットを自前で購入して観戦に来ている感じがする球団だからね。巨人の場合、指定席に座ると『ほとんどが招待された人たちなんだろうなあ』というような客層だけど、阪神の場合は『本当に阪神が好きな人なんだな』という客層だからね。その違いは球場で肌に感じることができるだけに、このファンクラブの特典の中では【先行発売】が光っているのでしょう。
【オフィシャルファンクラブ】 ¥3,500
・黄色のメッシュジャージ(ユニフォーム)のプレゼント。
・公式戦入場券の先行発売。
【オフィシャルファンクラブ・キッズ】 ¥2,500 *小学5年生まで
オフィシャルファンクラブと同様
お次は昨年優勝の中日ドラゴンズ。
その存在がいつも一定の鈍い光を放っている中日。その光は、落合監督のもとでますます異彩を放っていますが、正直関東に住んでいるワタシにとっては、心理的距離が一番遠くにある球団です。物理的距離で言うと、遠く広島でも福岡でも北海道でもない、ましてや関西でもなく名古屋の中日が、もっとも気持ちの距離を感じますね。ファンクラブは可もなく不可もなしといったところでしょうか。特筆すべきことはありません。ただ、球場自体はなかなかいいロケーションにありますよね。行きやすいと思っています。都市としての名古屋は好きですが、球団としては・・・・・・・。何とも形容しがたい球団だという気がします。
【シニアファンクラブ】 ¥3,800
・ユニフォーム Tシャツセット ペアチケット から1点プレゼント。
・会員先行チケット販売
・手帳・ピンバッチなど入会時にプレゼント。
【ジュニアファンクラブ】 ¥3,400 *中学生まで
基本的にシニア会員と同様。
6年継続会員には、招待券などの付与あり。また家族会員制度もあり、別の招待券がある。
続いては広島カープ。
ここのファンサービスはいつも涙ぐましいものがありますね。正直、ファンクラブに入っていなくとも、毎試合設定されている企画チケットなどはかなりお安い設定がされており、集客への苦心もうかがえます。新球場特需に沸いた一昨年を経て、今年あたり集客数も踊り場を迎えそうで、さらなる営業努力が望まれますね。”元祖市民球団”の力を見せてほしいところです。北海道、仙台、福岡あたりとは後背人口にも大差ない広島という場所。赤ヘル軍団と言われて強豪だった昭和50~60年代にかけては、スター選手も多数在籍し、人気球団の一つでした。『勝つことで集客』に向けて、マエケンを中心とした若い力の結集に期待大です。それにしても、ファンクラブのお得感はやっぱりセ界一ですね。
【カープファン倶楽部】 ¥3,500
・メッシュジャージ プレゼント
・オリジナルポンチョ プレゼント
・ファンブック プレゼント
【ジュニアカープ】 ¥3,000 *中学生以下
・オリジナルバッグ プレゼント
・オリジナルキャップ プレゼント
・ファンブック プレゼント
・公式戦内野自由席 無料
その他にレディスカープ、シニアカープというのがあって、それぞれ内野自由席で年間20試合まで無料で観戦できます。(これはすごい)
続きましては、東京ヤクルトスワローズです。
なかなか人気球団になり切れないヤクルト。とにかく神宮球場という素晴らしい球場を本拠地に持っているのに、今一つコアなファンというものを開拓できていない気がしますね。神宮球場に行く道すがらに、”スワローズショップ”ではなく”タイガースショップ”があるのはご愛嬌か。ファンクラブは、結構頑張っていることは認めます。5枚も招待券をつけるところは、セの球団とは思えない。しかし、何かもう一工夫ほしいと思うのはワタシだけでしょうか。
【レギュラー会員】 ¥5,000
・ミズノ製ディーバッグ
・応援ミニ傘
・外野自由席招待券 × 5枚
・内野席入場割引券 (各500円引き)
【キッズ会員】 ¥3,500
・キャップ プレゼント
・応援ミニ傘 プレゼント
・外野自由席 全試合無料入場
・内野席入場割引券 (各500円引き)
その他にユニフォームなどがつくプレミアム会員なんていうのもあるけど、指定席チケットのプレゼントはどのカテゴリーでもありません。『枯れ木も山の・・・・』なんて言うじゃないですか。どうせ空いているんなら、内野も招待券で観客埋めちゃえばいいのにね。
最後は、横浜ベイスターズ。
現在の球界にあって、経営、実力、話題性、集客・・・・・・すべての面において【もっとも失敗しているプロ球団】の地位を確固たるものにしている球団です。『このチームは、本当にチームを強くしようと思っているのかな?』ということは長~~く感じていましたが、それとともに近年は、『この球団は、ファンのことをどう思っているのかな?』ということを強く思ってしまいます。強くなくても、せめてファンサービスぐらいはしろよ!!と思ってしまうような内容のファンクラブです。ファンクラブ名はB☆スピリット。
【レギュラー会員】 入会金¥1,000 年会費¥4,000
・ブランケット プレゼント
・内野指定席 ¥500割引
【ジュニア会員】 入会金¥500 年会費¥2,000 *中学生以下
レギュラー会員と同じ
横浜については、ほかのチームと比較して公式戦のチケットも高いんだよね。試合も面白くないから、ほとんどハマスタに足を運ぶことはありません。ハマスタは高校野球のメッカだという意識のほうが高いですね。たま~に仕事で夕方横浜上がりのとき、金券屋で安く券を購入して夕食を食べながらちょっぴり見ることはありますがね。関内から近くて、夏のナイターは涼しい海風が吹いて、球場のロケーションは最高なんだけどね。親会社が代わってテコ入れしてほしいと、切に願っています。
ということで、ファンクラブもいろいろありますね。
もともと頑張っていた広島にヤクルトが若干追随する形でしたが、巨人・阪神もファンクラブに力を入れだしていることがわかりますね。横浜は……ため息なくしては語れません。
ということで、各チームのファンクラブ、どうでしたか?
パ・リーグのファンなんかは、ほかのチームのファンクラブにも入会して、ビジター観戦の時にその特典の入場券を使って楽しむなんていうことをやっているファンも多数います。(西武なんかは、1回球場に行くだけでも定価で指定席買うよりは安く楽しめちゃったりするからね。SBとかロッテとか、ハムのファンなんか結構そういうことやって楽しんでますよ!)
ファンクラブでいろいろゲットして、
楽しんじゃいましょう。
ファンクラブ入会でいろいろもらえるのって、
公式戦試合数の多いプロ野球だけですから・・・・ね。
試合数の少ないJリーグとかVリーグ、トップリーグなんかではなかなかこうはいきませんから、楽しんじゃいましょう。