昨日の愛媛県大会。
あの150キロ投手、安楽擁する済美が東温に1-4と敗れ、
甲子園への道を閉ざされてしまいました。
安楽は1年間の雌伏の時を経て甲子園に戻るべく奮闘しましたが、
その望みは残念ながらかないませんでした。
これで昨年甲子園を沸かせた、
選抜優勝の浦和学院・小島投手、
選手権優勝の前橋育英・高橋投手、
選抜準優勝の済美・安楽投手の”ビッグ3”は、
いずれも予選の早い段階で涙を飲んだことになってしまいました。
彼らとの再会を楽しみにしていた多くの高校野球ファンにとっても残念な出来事でしたが、
これが高校野球の過酷な現実というところでしょう。
連続で出場するというのは、
なんとも大変なことです。
『彼らの卓越した力をもってしても・・・・』
と思ってしまいますが、
この3人はいずれも最上級生になった今年1年間、
故障や不調で苦しみ抜きました。
もちろんそういう、
『昨年までのピッチングが戻らない』ジレンマに加えて、
彼らの肩には、
『優勝(準優勝)投手』
という重圧がのしかかっていたことは想像に難くないところで、
そんな”重い1年”を駆け抜け、
最後の大会にたどり着いたことは本当に評価されることだと思います。
『よくやった』
という周囲からの声は昨年より多いことはないでしょうが、
自分の1年に納得し、けりをつけて次のステージに進んでいってほしいと思います。
3人とも、
『日本球界の宝』
なんですから。
お疲れ様でした。
それにしても。。。。
この3人の戦いに思いをはせると、
どうしても『下級生で甲子園で活躍した選手がまた甲子園に戻ってくること』の難しさを、
感じないわけにはいきません。
そういう観点からすると、
東海大相模の原、津末、村中、
早実の荒木、PL学園の桑田、清原などの『凄さ』が、
改めて浮き彫りになってきますね。
いずれの選手たちも1年生の時に甲子園を席巻して、
その後もずっと甲子園で活躍し続けた選手達です。
無論チーム力自体が下級生時よりも上回っていたということもあるかもしれませんが、
様々な”負の要因”を抱えながら、
涼しい顔をして甲子園に【皆勤】してきていた選手たちには、
本当に頭の下がる思いです。
一度沈んでから、
最後の夏で捲土重来を果たして甲子園に帰還し、
全国制覇を成し遂げた横浜の愛甲もすごいですね。
全国的に『過酷な暑さ』が猛威をふるう今週の天候。
そんな中で、
甲子園をかけた最後の胸突き八丁。
どの学校も、
ここまで勝ち抜いてくれば、
もうすぐ手を伸ばせば届くところに【聖地】はあります。
がんばれ!
あと少しだ!!
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