S:毎年何回かは確実に渡英してロンドンに滞在していますけど、あんまり撮影するこもなく慌ただしく過ごしています。撮ろうという気が沸き起こらない一因に、赤煉瓦で覆われた町並みに魅力を感じていないからなのかもしれません。これがパリの町並みですと、石造りのアパルトマンが建ち並んでいたり、石造りに見せかけたセメントを塗り上げて仕上げてあって、煉瓦も使われているのでしょうけど、ファサードを煉瓦で仕上げてあることはあまりありませんし、倉庫とか兵舎とかお金を掛けない建物に使われる「三流建材」でしかあり得ません。
だからパリからロンドンに移動するとなんだかとても貧しく、汚らしい町に来たような気になります。実際は石が採れるか採れないかの違いなのかもしれませんし、あくまでもカワムラが感じた印象に過ぎないことですけどね。
最近の丸の内はあろうことか、赤煉瓦が息を吹き返していてロンドンみたいです。