SPIRITは素晴らしいが悲しい映画







SPIRIT(霍元甲FEARLESS)
昨日、新宿で「SPIRIT」鑑賞してきました。
入場する時に係員から「SPIRITですがいいですか?」と念押しされちゃいました(笑)
韓国映画と間違えた、と思われたのかしら?

さて映画自体は前評判どおりの、素晴らしい作品でした。
STORYは簡潔にして幅広い年代にも理解できるよう工夫されています。
李連杰(ジェット・リー)が「命を大事にして欲しい、若い世代に観て欲しかった」と
インタビューで語っているそのままの気持ちが直球で心に飛び込んでくる
最近にない、まっすぐな映画、そんな印象でした。

【STORY】
霍家の息子として生まれた霍元甲は、病弱ゆえに父親からは学問の道を
薦められ武術を禁じられていた。父親は優れた武術家で人徳もあり、
対戦相手に致命的なダメージを与えるようなことはしなかった。
おとなになった霍元甲はひたすらに強さを追い求め、天津一の名声を得んと、
次々に挑戦者を退けていくうちに心の中に慢心が生まれる。
霍の弟子がある武術家と戦い怪我をしたことで、霍元甲はこの武術家を
対戦で死なせてしまう。
この代償は大きく彼は少年時代からの友人と断絶したばかりでなく
最愛の母と娘の命を引き換えに失ってしまう。
長い放浪の果てにたどり着いたところは心癒される山村だった。
純朴な盲目の少女や子供たちとのふれあいや
自然と向き合い、自然に身をゆだねる生活の中で、
自分を見つめ直した霍元甲の心に、父の心情や
「強さ」の真の意味が何であったのか、
自分の進むべき道筋を悟ってゆく。
天津に戻った霍元甲の眼に、時代に翻弄され疲弊している
中国の姿が焼き付けられる。
霍元甲は精神と肉体の鍛錬をもとに強い愛国心を育てようと
上海に精武體操学校(精武體操會)を設立する。



李連杰のアクションはもう美しくて強くて、感嘆の一語に尽きるのですが、
登場人物それぞれのキャラクター造型もきっちりとできていて
次第にストーリーに惹きこまれます。
李連杰はアクションスターから見事な演技力を持つ真の役者へ。
そして中村獅堂も真摯な日本人武術家を好演。
アクションも初めてとは思えないほど頑張っていました。
原田眞人は敵役ながら当時の日本人の雰囲気を醸し出していました。
その中で特に私がお気に入りだったのは、
子役時代の霍と友人の農勁蓀。演技は上手いし顔がとってもかわいい。
そして霍の父親役の鄒兆龍(コリン・チョウ)、顔が好きです(爆)
また事前の情報を仕入れていなかったので、セットや美術の素晴らしさには
驚きと賞賛を感じえません。
パンフレットの原田眞人氏Textによると上海影視樂園での撮影が主だったようですが
その美術セットにも魅入られてしまいました。
霍元甲の家、最後の異種格闘技戦の会場など中国の1910年代の
イメージを見事に再現しています。
美術担当は麥國強(ケネス・マック)最近ではSPLの美術を担当。
衣装は中国を荘志良(トーマス・チョン)中村獅堂の衣装をワダエミが担当。
これは監督との白髪魔女傳つながりでしょうか?
もうひとり日本の梅林茂が音楽を担当しています。
また撮影もベテランの潘恒生,H.K.S.C.ということで
アクションシーンも農村のシーンも美しい。
監督の于仁泰(ロニー・ユー)は、ハリウッドでの作品が続いていましたが、
中国語映画を撮らせると持ち味が十二分に発揮できるような気がします。
アクション監督は世界の袁和平(ユエン・ウーピン)。
納得のアクション演出で、迫力が違います。

あぁ、それなのに、全てが素晴らしいのに、最後の最後で放心してしまう。
映画を観てジェイの作ったエンディング曲「霍元甲」の意味が
ここでつながってくるのです。
ジェイの曲を流しながら歌詞の意味を字幕で流して欲しかった。
実際エンドロールを見ないで退場するお客さんの多いこと。
びっくりしてしまいました。
いや、どれだけネットの世界の影響があるのかわかりませんが
本当に昨日は多かったですよ、さっさと退場組。
客層は平日にもかかわらず、男性客が圧倒的に多かったです。
客数は少なかったですね。女性は1割もいたかな?

私は日本版主題歌を聴いたことがなかったので
ブログにupするためにもと、最後まで残っていたのですが
居残り組はほとんどいませんでした。

終わってからパンフレットを買い求めた時、
ここで何かアピールをしておかないといけないと思い係員に
「周杰倫(ジェイ・チョウ)の歌うエンディング・テーマが聞きたかったわ。」
と話しかけると、若いお兄さんはいかにもというように苦笑してうなずいてました。
それだけでは気が済まず
「映画はとっても良かったです。それだけに残念。」
と言って、映画館を後にしました。

 映画の精神(SPIRIT)を表現する
 素晴らしい曲です。
 今からでも遅くないので
 映画館でこの曲が聞きたいのです。


コメント ( 2 ) | Trackback ( 2 )
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コメント
 
 
 
私も今日でした (きゃさりん)
2006-03-25 03:16:19
良い映画でしたねぇ。それだけに。。。(ため息)トラバさせていただきました。あっちにもリンクさせていただきますね。トラバはもういいですよね?

父コリン・チョウ好きです、ワタクシは体が好みです(爆)



 
 
 
皆に観てもらいたい (亜美)
2006-03-31 16:16:19
本当に皆に観てもらって、映画の素晴らしさと

主題歌の重要性を感じて欲しいです。

(しつこいようですが・笑)
 
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