feel clay works*

はーとうぉ~みぃなもの作りを目指して・・・

展覧会で涙 。92歳 藤城清治さん の奈良展へ。

2016年07月04日 | 思うこと

2年前、藤城先生卒寿の記念展覧会を大阪天保山で拝見しました。

感動してサイン会にも参加しお会いすることが出来ました。

 

その時ご病気されてたこと、翌月、入院、手術されることは

その時は知りませんでした。

いや、今回の奈良の展覧会を拝見して初めて知りました。

 

藤城先生の手書きの文字でのコメントが掲示されており、その下に病室からデッサンされた東京の風景も展示されてました。

 

涙がでました。

 

検索しまして他の方がブログ等で書かれてたものを参考にさせていただいたので一字一句正しいかどうかはわかりませんが、

自分のためにも残しておきたいと思います。

 

 

***

ぼくの90歳のときの出会いは病気だった
(背柱菅狭容症)

この出会いは幸か不幸か
わからないが
ぼくは大きなすばらしい
幸せだと思った。

病気との挑戦こそ
乗り越えて生きる喜びだと思った。

1日20分しか
椅子に座っていられないと言う。

手術した1月10日から
20分づつ
1日5回で100分

こんなにゆっくり丁寧に
デッサンした事は無い。

今まで時間が足りなかった。

でも時間がたつのがゆっくり

あの窓にはあのビルには
あの高速道路を走る車の人は
いろんなことを考えて描いた


痛かった!

眠れない!

でも

東京タワーが、東京スカイツリーが
こんなデッサンは
こんな病気でなければ
描けない。

人の手助けがなくても
描けない。




もし
絵がデッサン出来ないようなら
90歳まで
生きていてもしょうがない。


9階の病室の窓から
飛び降りてしまおうかと
思ったこともあった。



しかし




勝つんだ!

挑戦するんだ!


病気に勝ちぬくんだと思った。


病気を乗り越えてこそ

本当の背筋を伸ばした

素敵な絵が描けるんだと思った。




人間はいつかは病気もする
不幸に出会うこともある


それを乗り越えてこそ

生きる喜びが

飛び出してくるんだ!




ぼくは、

これからこそ

本当の良い絵生きる喜びを

描いて行こうと思っている。





みんなも一緒に

この展覧会で

生きる喜びを

味わってください。





藤城清治。

 

 

***

 

2015年、2016年、の新作、奈良各所の風景も素晴らしかったです。(数年前に訪れた際のデッサンからのものなど)

いやもぅ、感想の述べようもないのですが、、、

 

 

また私が訪れた日は偶然にもサイン会で、

時間が合わずお目にかかれないのが残念でしたが、

 

ありがとうございます。

 

沢山 言いたいです。

 

 

一生懸命。

 

 

生きる喜びを。

 

 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿