月の晩にひらく「アンデルの手帖」

writer みつながかずみ が綴る、今日をもう一度愉しむショートショート!「きょうという奇蹟で一年はできている」

「腹腔鏡下子宮全摘術 」ある女性からの手紙 パート②

2013-08-29 23:55:22 | 腹腔鏡下 子宮全摘術

(「腹腔鏡下子宮全摘術 」 ある女性からの手紙 からの続き)

子宮筋腫のため、腹腔鏡下子宮全摘術 を受けてから14カ月がたった。
ある日。同じ子宮筋腫で悩み、手術を決断できないでいた一人の女性から電話をもらい、何度かメールのやりとりをする。
14カ月前の私と同じように、自分の行く道を照らすあたたかな光、確かなものさしを、誰かに(何かに)求めていらっしゃるようだった。
その日、わたしは当時の思いを回想しながら、淡々と2時間くらい自分の実体験を彼女に話した。
そして、このブログのことも紹介した。

7月、その女性は大阪中央病院にて、腹腔鏡下子宮全摘術 を決意された。
今回、御本人の了解をえて、そのメールを加筆なし、ほぼ消去なしの状態で公開されていただくことになった。
どこかの町の、ある女性たちにとっての(同士たち)、何かの決断するきっかけになったら、という願いをこめてー。
ある女性の勇気ある選択と、その手紙(メール)を公開!


●2013年8月6日 16:57:53

こんにちはメールありがとうございます!
(一部省略)
早いので携帯からメールします!
そうですね。手術は確かに痛みは重くありませんでした。熱と頭痛と吐き気が少し辛かったですが、二日もしたらおさまりました。
お話されていたように内視鏡、万歳です!ちなみに、手術は佐伯先生でした。
退院後、のんびりしています。ただ、すごい便秘でホントにつらい日がありました。それ以降それが原因か膣からか、
多量ではないですが、出血が続いています。明後日内診なので、相談の上、お薬いただこうかと思っています。

体は元気になりつつあるのですが、依然として子宮を取ったことを誰かに話す気にはなれません。
なにか割りきれない思いがあります。
もう使わない臓器だけど、無くなったことに寂しさがあります。
でも、一つの課題に結論を出して、行動し、結果が出たということだと思います。
それを前提に次はどう生きるかということ、つまり次のステージに移ったんだと思います。
悩みから解放されたら、こんなことをしよう!と思っていたことをしていきたいな、と思っています!
気にかけて頂いて、ありがとうございます!そのことが、私への励ましになっています。

毎日蒸し暑いですが、体調に気をつけて下さい!!



●2013年8月7日 14:13:52
こんにちは!暑い…あまりにアツいですねっ

娘がアメリカへの研修旅行から帰り、私はまた、ママモードに戻りました。
これが危険なんです…自分のことをじっくり考えない時間を過ごすことになります。次は何なにの準備をしようとか。
その意味では、この病気は私が一人の人間、女性として久しぶりに自分とじっくり向き合った時間だったのかもしれません。
何だかそういう自分に少し新鮮な気持ちもしたりして。

ブログ、すごいですね!!たくさんの人が読まれていて。私のメールよかったら、使って頂いて構いませんよ。
誰かの参考になったら、嬉しいです。
本当にお会いできる日がきたら、嬉しいです♪
そんなご縁を頂けたこと、それがこの病気がくれたプレゼント。

前より少し強くなった気がします!

(了)




ご退院、おめでとうございます。
少し落ち着かれたら、ぜひぜひお会いしましょう。
まさに同じ傷をもったもの同士、将来の夢とこれからの人生の展望について、
いろいろ聞かせてください。
今回は、快く掲載へのご協力をくださって本当に、ありがとうございました。

「今をいちばん、大切に。」ガンバレ!女性たち







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