アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

ピアノ弾きとしてのアンサンブル能力

2017年04月04日 | ピアノ
長い長いピアノブランクの間に、やっていたことといったらほとんどアンサンブル能力を磨くことだったといっても過言ではない(合唱クラブ、フルート同好会)のだけれど、大人ピアノ再開後はその能力をいかんなく発揮できたかというと案外そうでもない。

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もちろん合唱やフルートアンサンブルで得たものは大きかったし、それは楽器が変われば無効というようなものではないとも思う。

たとえば、私が「四十(をちょこっとハミ出たけどそれはいいとして)の手習いバイオリン」を始めたとき、早速その半年後くらいから積極的にアンサンブルのオフ会とかに参加したのだけれど、その場での「合わせ」に関してはすぐ大きな信頼をかちえて、バイオリンが一番下手なのにもかかわらずザッツ出しを任されたりしていた(笑)

曲やメンバー状況に合わせて適切なテンポを決め、それをわかるように示し、そのうえで自分もそれに乗って曲を始めるということは、バイオリン技術の高低とはまた別。場数を踏まないとなかなかできない。

そして、アンサンブルで大事なこと…とにかく「落ちない」(^^;; とか、呼吸を合わせるとか、そういうことはごく自然に身についていて、これは楽器がフルートからバイオリンに変わっても別に違和感はなかった。

ではピアノに変わったらどうなるのか…!?

うまい下手でいったら、バイオリンの下手さ加減はそりゃもう、私のピアノの比ではなくヒドイわけだが、それでも問題なく発揮できたアンサンブル能力というもの、これがピアノとなるとからっきしなのだ。

そもそも「落ちない」ということ、これが非常に困難で、弾き直しをしないで先に進むこと自体(コレ鉄則)がたいへん難しい。

一人で弾く時は間違えるとつい弾き直しをしてから先に行く癖がついているのでイケナイという意見もあるけれど、実のところ、フルートであれバイオリンであれ、一人のときは弾き直しをしたり止まってやり直したりという練習癖がついてるのは同じ。でもアンサンブルになると突然(考えなくても)モードチェンジして、音楽の流れを絶対止めないで先に行くことができるんだけどね…

ピアノでなぜこれができてないかといえば、まずひとつの大きな要因が、「そもそもつっかえる頻度が高い」ということ。フルートやバイオリンではミスをしませんなんていう気はさらさらないけれど、それにしてもミスの頻度はピアノのほうがずっと高いような気がする。音が多くて混乱しやすいのか、難易度的に無理をしやすくていつもいっぱいいっぱいなのか…

そして、つっかえたときのリカバリーが難しい。フルートやバイオリンのときは、違う音が出ちゃった(あるいは抜けちゃった)なんてこととは関係なく、頭の中では正しい音が流れているので、自在に速やかに復活できる。ところがピアノだと、つっかえちゃって現実に違う音を出してしまうと、頭の中の音楽も邪魔をされてしまって、復活に手間取る…というか、速やかな復活のためには正しい音で出し直ししたくなってしまう。

というより、弾き直しできないシチュエーションであることは少なくとも頭ではわかっているし、体に染みついた「アンサンブル能力」は強烈に「弾き直しせずに先に行け」と命じるので、実際には流れに逆らって勝手に弾き直ししちゃうわけではない。そのかわり、「弾き直しが封じられているために、素早く復活できずぐちゃぐちゃになる」という事態が起こる。

この傾向は私だけなのだろうか?? どうもそうじゃない気はする。

この事態を避けるために、ひとつの考え方は、ピアノパートの難易度をぐぐっと下げて余裕を作るということである。まぁそれはそれでいいんだけど(たとえば、ベートーベンの「汝を愛す」はたいへん具合よかった)、フルートやバイオリンであればふだん一人でなら弾いている曲の難易度からあえて下げなくてもアンサンブルするのに問題ないのだから、なんとなく釈然としない。

以上は、単純に「落ちる落ちない」というレベルの問題だけど、そのうえに、アンサンブルとして「息が合っている」かどうかという問題もある。おおよそ、アンサンブルとはいってもピアノ連弾であれば、演奏の特性が同じピアノ同士なので合わせやすいが、歌やバイオリンの伴奏となるとがぜん難易度が増す。人は息をしないと死ぬし(歌)、バイオリンは弓の都合もあるので、ピアノと違ってそうきちきちと音を詰めて並べるということもできない。かといって歌やバイオリンの演奏にただぴったり合わせようとするとむしろ「ぶらさがってる」感じになって音楽がダレてくる。

ピアノはもうちょっと、しっかり曲の骨格を支えないといけない。このへんの塩梅がどうも…フルートやバイオリンとも勝手が違うという気がする。

というわけで、一足飛びにピアノでも「アンサンブルの達人」になるということはできなかったのだけれど、アンサンブルの楽しさ(←たぶん中毒性あり)はよく知っているので、あきらめずにせっせとアンサンブルの機会は作っている。当初よりはずいぶんマシになってきたとは思うんだけど…

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2 コメント

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ピアノアンサンブル (CAO)
2017-04-07 13:55:17
 CAOと申します。初めまして。
 ピアノは4歳~6歳まで習っただけでしたが、2003年7月、38年ぶりにレッスン再開。現在まで13年9か月になりますが、まだ初心者に毛の生えたレベルです。なのに、最近なぜかピアノトリオをやりたくなってしまいました。
 といっても大部分のピアノトリオは難易度が高くて自分にはムリなので、やさしいトリオの中から(http://www.kamos.co.jp/sc/easyptrio/)ハイドンのピアノトリオNo11 Hob XV:2 in F というのを選んで、去年の秋からやっています。実際にVn・Vcと合わせたのは今年1月が最初でしたが、そのときは本当にボロボロでした(泣)。
 そのときのメンバーからの指摘「途中で絶対に止まらない」。そこで最近は、途中で分からなくなったら片手だけで弾く・時にはその箇所を飛ばして弾く、という酷い演奏をしておりますが(笑)、完全に止まってしまうということはかなり減ってきました。もちろん完全に弾けるに越したことはないわけですが、なかなかそうは参りません。
 要するに自分程度のレベルでトリオをやること自体が無謀なわけですが、VnさんVcさんの胸を借りるつもりでしばらく続けてみたいと思います。 
> CAOさんへ (アンダンテ)
2017-04-08 21:09:27
おぉ♪ピアノトリオに挑戦していらっしゃるのですね。ピアノトリオほんとに難しい曲ばっかりで、簡単な曲といっても実際に合わせて弾くのはちっとも簡単じゃなくてめっちゃハードル高いですけど、

すばらしく楽しいですよね!!

私はメントリ一番の二楽章という無謀な挑戦で
本番の演奏もあれこれ難アリではありましたが

至福の時でした~かけあいがあったりよりそったり、うまくいくとほんと背筋ぞくぞくモノ(^^)

とにかく止まらないことが大事ですよね…それが難しくてどうも…

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