そのテンポで行くんですかー!? …行かねばっ

それで、イロモノオフではアルカンの「ファ」を弾いたほか、鳥目さんとの連弾で夜の女王のアリアを弾いたんですが…

　　　←お指の都合でテンポ決めてちゃダメかね

本番録音: モーツァルト「魔笛」より復讐の火は地獄のように胸に燃え

娘にナイフ渡してさー、ザラストロ(夫)を殺してこなきゃー娘じゃないとか、
どんだけキレてるの、夜の女王。

何があったか知らないけれども(「魔笛」全体、ストーリーとしてはわけがわからない)
テーマ「ピアノバトル」にはばっちりの、夫婦喧嘩ネタ。

そんなに難しい編曲ではないんですが、
(使用楽譜: ピアノ絵本館　魔法の笛)
なにしろ短い曲の中で、テンションマックスにしていかないと合わないので…

鳥目ちゃんと私が弾くと、なーんとなく、「仲良しこよし、ほのぼの」な感じで始めてしまって、
テンション上げが間に合わない。

というか、最初っから、当たり前ですがほのぼのではなくて、
音量がというより、内側ふつふつ煮えたぎってる感じがほしいですよね。

テンションをある程度上げる比較的単純な方法として、テンポ速めってのがあって、それはそれで正しいんですが、
こちらには厳然と「おゆびのつごう」というのがあって、その解決策は困る(鳥目ちゃんは困らないんだが!!)。

そこで、鳥目さんにも、
「テンポは抑えたまま、テンション上げ、内側どろどろぐつぐつでスタートお願いします」といってあった。
曲の最初は2ndだけで出てテンポ決めちゃうからね。

ところが、いざ本番始まってみると私の想定外のテンポで始まってしまって…
いや、曲としては申し分ないんだけど、そのつもりで弾けてなくて…

録音を聞くと、「もうちょっと遅くなってくれないかなー」とややぶらさがり気味に腰が引けて私が弾いてるのがちょっとわかる。でも鳥目さんは頓着せずがーーーっとノリよくテンション上げどろどろぐつぐつーーーと行っちゃって、
途中で私も腹くくって、いいやなんかいい感じだからこれで行こう。

わりきっちゃうと、テンポとテンションが噛み合って、必然性があるような気がしてきました。

そこからは多少のこと(ミスタッチ)は気にせずがんがん行ってます。

途中の、コロラチューラソプラノを聞かせるところは、ピアノじゃなくて歌ってるつもりで、音程ぐいっと上がるのはパワーが必要って気持ちで弾くのが女王気分のコツのような気がします。

女王最強～、特にお気に入りは最後のページの強い音(ド#ド#)と休符が出てくるところね。ここが特に
私の言うことを聞け!!
って感じでいいんだわ。あースカッとした(^o^)/

今回、二回しか合わせができなかったけど、artomr先生(ピアノファイター)も「すごくよかった」といってくれてたそうなので、結果オーライということで、また次もやろう!! ＞鳥目さん

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