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●街道をゆく:大和・壷坂のみち(高松塚周辺)5

2016年10月14日 | 人生哲学(生命)

 

 鮭の遡上.jpg

                                             サケの遡上 

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・

 「知っていますか」

 と、かれはいった。

 「知っています」

 と私が答えると、わしは彼と知りあいだ、という意味のことをいった。

懐かしかった。その幼な友達は小学生時分に村の路上で遊んでいただけで、私はその後会っていない。

この人は彼の消息を、さっきの講義以上に大きな胴間声で語った。

私にとって、高松塚古墳などよりそのほうがなつかしかった。 

 「失礼しました」

 と、かれは来会者に私語のおわびを言い、

 「この人は、推理小説を書いている人だす」

 と、私を紹介した。

推理小説などとても書く能力がないのだが、どうせ縹渺ひょうびょう)たる上代の幻想が墳丘の前のひとびとの中に出来あがっているのだから、少々厚顔でいてもかまわないとおもった。

 「あなたは、明日香村ですか」

 と、きくと、彼はちがう、といった。

しかし広い意味の飛鳥に住んでいます、といった。

 「広い意味の飛鳥とは、どの辺ですか」

 「あっちです」

 と、益田の石船のある貝吹山の方角を指した。

この日は絶好の飛鳥晴れで、貝吹山の上に真夏のように白い雲がうかんでいた。

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地平線牧場3.jpg 

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